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【ネタバレ】若草物語

1949年 アメリ

 

あらすじ

当時10代だったエリザベス・テイラーをはじめ人気女優が共演。南北戦争時代を背景に4姉妹の成長を描き、映画・ドラマと、今も映像化されるルイザ・メイ・オルコットの小説が原作の感動の名作。19世紀半ばのアメリカ北東部の町コンコード。南北戦争に出征した父に代わって家を守るマーチ家の母と4人の娘たち。作家志望で活発な次女ジョーを中心に、4姉妹の葛藤と成長、家族の強い絆を描く。アカデミー美術賞受賞。

2021.3.15 BSプレミアムシネマ録画。

 

若草物語」が出版されたのは1868年から1869年。日本だと1869年11月19日からが明治元年だそうです。

 

クリスマスシーズン。男っぽい次女のジョーはすぐ分かるけど、他の姉妹がわかりにくいな〜。末っ子のエイミーがなぜか大きくて、三女のベスが幼いんだよな。長女のメグはおとなしい。

 

隣にローレンス家が最近引っ越してきた。窓から孫息子がじっと見ていたので、ジョーが手を振ると振り返してきた。

 

母が帰ってきて、従軍している父からの手紙を読もうとしたところにマーチ伯母さんが四姉妹に封筒を渡した。日本のお年玉的なもの? お金をもらったので、姉妹で買い物にでかけた。メグは羽根飾りのついた帽子、ジョーは小説、ベスは楽譜、エイミーはデッサン用の鉛筆をそれぞれ購入し、帰りに店主にねじり飴?をもらって帰った。

 

飾り付けられたツリー。暖炉。ドレスの女の子達。絵画の世界みたい。母が改めて父の手紙を読んで聞かせた。母はクリスマスの夜も慈善活動で出かけて行った。先に寝ててと言って出かけた母のためにそれぞれプレゼントを買い、ツリーの前に置いた。手袋、オーデコロン、など。母はそれぞれの部屋を見回るが、子供達はそれぞれの部屋で寝ていた。

 

翌朝、母は既に出かけていた。産婆さん?

 

クリスマスの朝。豪華な朝食が出たが、母が貧しくて子沢山のフンメル家に自分の朝食を持って行ったと知ると、ベスは食べるのをやめ、みんなで食べ物を持って出かけることにした。

 

外に出たところで隣のセオドア・ローレンスと出会う。ジョン・ブルックという家庭教師と一緒だった。ジョーは自己紹介と姉妹を紹介するが、メグには知らない男の人と立ち話なんて!とたしなめた。フンメル家で子供達に食事を分け、家に帰るとジョーは家の周りを雪かきした。

 

また外を見ていたローレンスを見つけて、ジョーが声をかけた。ローレンスに家に誘われたジョーはマシンガントークを繰り広げる。ローレンスはローリーと呼んでくれと言い、ブルックがメグに一目惚れしたとして恋人の有無を聞いた。ジョーはメグにはまだ早いと、ブルックに家にはこないように言った。話に夢中で暖炉でドレスのお尻が燃えた!

 

エイミーは授業中に落書きしたとして立たされていた。顔を真っ白く塗り、メイクも濃く、大人が子供のふりをしてるみたいな違和感。

 

四姉妹はドレスに着替えて隣のローレンス家に行った。ジョーはドレスが継ぎはぎなのでダンスも踊らず見ていた。手袋はレモネードで汚したのでしないと言うと、手袋しないなんて!と驚かれた。素手でダンスはいけないことなんだね。

 

ベスとエイミーは階段に隠れてダンスを見ていたが、ローリーの祖父にピアノを弾く人がいないから弾いてくれないかと言うと、ベスは自分からピアノを弾くと言った。

 

そのまま、階段のところにいたベスとエイミー。ジョーは継ぎはぎを気にしてダンスをしないので、ローリーが人気のいない階段前に連れ出してダンスを始めた。ジョーとローリーの元に母に伴われた娘が挨拶に来たが、ローリーはそっけなく応じたため、ジョー達が去るとその母娘は四姉妹の母親がうまくたらしこんだと悪口を言い始めて、繊細なベスはショックを受け、泣き出してしまった。

 

途中退席した四姉妹はこのことは母の耳には入れないと誓い合った。ジョーは母親に娘たちのことを尋ねた。美しく教養のある娘に育ってほしい。人に尊敬されて愛される娘になってほしい。幸せで有意義な人生を送ってほしい。悲しみも知ってほしい。野心もあり、金持ちと結婚してほしいと世間の母親と同じことも思うが貧乏人の妻でも構わない。自尊心を失った哀れな女王様になって欲しくないと言い、母の思いを知り、ジョーは私は結婚しないと母に抱きついて泣いた。

 

ローリーが遊びにきたことをベスが知らせに来たが、ジョーは窓から逃げ出した。しかし、出かけたジョーについてきたローリーと仲良く話した。追いかけっこして帰ってきたジョーは家の前でメグとブルックが親しげに話すのを見てしまい、ショックを受け、ブルックやローリーを無視した。ジョーは姉妹愛が強くて離れて欲しくないのかな。

 

ベスはローリーの祖父にスリッパを作ってプレゼントすると、ローリーの祖父が亡き孫娘のピアノを家まで届けてくれた。ベスは一人でローリーの祖父に会いに行き、お礼を言った。

 

四姉妹の父親が入院したと聞き、母がすぐにでも病院に行かなければならなかったが、旅費がなく、ジョーがマーチ伯母さんに借りに行ったが高圧的な態度の伯母さんと喧嘩になり、そのまま帰った。

 

伯母さんは自らお金を届けてくれ、四姉妹の母はブルックが同行して出発することになったが、そこにジョーがお金を持って現れた。自らの髪を切って、お金を作ったのだった。

 

母が出発した後、ベスがフンメル家から帰ってきたが、顔色が悪い。赤ちゃんが死んで、ベスも感染した!? 倒れたベスをみんなで看病し、ローリーが母を呼び戻してくれた。ベスは泣きながらお礼を言い、目覚めたベスを部屋のベッドからリビングのソファに運んだ。ローリーは四姉妹の父も呼んでくれて感動の再会。

 

ブルックはこの機会に父に挨拶したいと訪問し、メグに愛を告白。伯母さんには金持ちと結婚して家を助けるものだと嫌味を言われたもののトントン拍子に結婚! ジョーはなんとなく面白くない。こういう感じ、すぐ男絡みで嫉妬してると勘違いする人がいるんだけど違うんだよなあ。家族から離れていくのが寂しいというかそんな感じなのにな〜。

 

結婚式から抜け出したジョーにローリーがプロポーズしたが、ジョーは断った。ジョーは結婚しないと決めていた。

 

寂しげなジョーに母はジョーはしっかりしてるから今まで他の姉妹より心配してなかったけど、今は一番気がかりだと言った。ジョーは自分の力を試したいと単身ニューヨークに行き、家庭教師をしながら、作家修行をすることになった。

 

そこでベア教授と二人の子供達と出会った。ベアがピアノで弾き語りしているところを見て、ジョーは聴き入った。ジョーはベアに歌劇に連れて行ってもらい感激。ベアは今にも愛の告白しそうな勢いだったのに、子供に呼ばれた。下宿先で子供達とベア教授はそれぞれ別の家?

 

ニューヨークに伯母さんとエイミーが来た。伯母さんはエイミーを伴ってヨーロッパ旅行に行くところだった。以前からヨーロッパに行くのが夢だったジョーは内心ガックリ。家族の近況は、メグ妊娠、ベス具合悪い。ローリーはおじいさまと3週間前ヨーロッパへ。ニューヨークに立ち寄ったはずなのに会ってくれなかったことにもショック。

 

ベアはジョーの小説を批判し、ジョーは涙。ローリーが会いに来てくれなかったこと、伯母さんがヨーロッパ旅行にエイミーを連れて行ったことなどが重なっての涙だった。

 

ジョーはベスの看病に帰郷することにした。ベアは最初は引き止めたものの、いつか君の実家を訪れたいと送り出した。

 

ベスは手の施しようがない、ベスの前では泣くなと父に言われたジョー。泣いてるところをベスに見られたが、ベスは全て分かっていた。

 

亡きベスに向けて作品を書き終えたジョー。メグと再会した。メグは双子を出産し、ジョーは完成した小説をベア教授に送り届けようとしていた。ローリーはエイミーと恋仲になったとメグに聞かされた。

 

ローリーはエイミー、伯母さんとヨーロッパから戻ってきた。ジョーはわだかまりもなく二人を祝福した。ベア教授がジョーの家を訪れたが、応対したのはローリーでジョーが書いた小説を製本したものを渡して帰ったが、ジョーが追いかけ、家族に紹介すると家に連れ帰った。(終)

 

最初からローリーとエイミーをカップルにするのが決まってたせいか、末っ子のはずのエイミーが大人っぽすぎて不自然だった。

 

メグ 1927年生まれ(当時22歳)

ジョー 1917年生まれ(当時32歳)

ベス 1937年生まれ(当時12歳)

エイミー 1932年生まれ(当時17歳)

こんなにも年齢がバラけてるとは思わなかったな。今なら原作冒涜!と叩かれるレベルじゃない?

 

世界名作劇場愛の若草物語を見てたせいか大体話は分かってたけど、あのアニメだと最終回までエイミーは幼い女の子(7歳)で、最後までジョー(15歳)とローリーは仲良しで、ナレーションでローリーと結婚するのは私(エイミー)なんですけどね、みたいなのを聞いて当時ショックだったんだよな。

ベスは「若草の頃」では四女のトゥーティ。

peachredrum.hateblo.jp

 

メグは「サイコ」のマリオンかあ〜。へえ〜。

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もうちょっと年齢合わせてくれたらなあ〜。