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— シネマサテライト (@CinemaSatellite) April 9, 2021
『サイコ』
5/12(水)13:00~14:50
巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のスリラー映画の最高峰。映画史上の名場面として知られるバスルームでのシーンなど、映画ならではの魅力にあふれる傑作中の傑作。https://t.co/Y3dQOSzJ6j pic.twitter.com/VSPvzlrCeD
1960年 アメリカ
あらすじ
アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンスの古典的名作。不動産会社に勤める女性マリオンは恋人サムとの結婚を望んでいたが、サムは元妻への慰謝料の支払いに追われ再婚を渋っていた。そんな中、会社の金4万ドルを銀行へ運ぶことになった彼女は、出来心からその金を持ち逃げしてしまう。サムの元を目指して車を走らせるマリオンだったが、大雨で視界が悪くなり、偶然見つけた寂れた宿「ベイツ・モーテル」でひと晩を過ごすことに。そこで彼女は、宿を1人で切り盛りする青年ノーマンと出会うが……。アンソニー・パーキンスがノーマン役を怪演。
2021.5.12 BSプレミアム録画。スリラー映画得意じゃないのにヒッチコック監督なので観ることにしました。
アリゾナ州、フェニックス。12月11日 金曜日 午後2時43分。
下着姿の女性と上半身裸の男。男の出張に合わせて昼間に逢瀬する不倫関係!? サムは別れた妻に扶養料を払う男で、マリオンは結婚願望のある女。不倫ではないが、独身のマリオンは結婚に焦っている。
不動産屋で働くマリオンの店に4万ドルを現金払いしたいという客が現れ、社長に銀行の貸金庫に預けるよう指示され、マリオンは銀行に行ってそのまま早退したいと許可をもらい、家に帰りトランクに荷物を詰め、ハンドバッグに無造作に札束を入れ、車で持ち逃げ!
田舎道の道端で休んでいるところを警官に見つかり声をかけられたが、寝過ごしたと言って出発。追って来たパトカーが気になるものの、中古車店で今まで乗って来た車を下取りに出し、すぐにでも交換したいと言った。中古車業者は試乗もせずに購入しようとするマリオンを怪しむ。下取り分の差額700ドルも即決で出した。
事務所で手続きしている間にパトカーが中古車店に入って来たので、すぐに出発。月曜日になり、会社の人にバレ、妹にもバレた。勤続10年のマリオンは信頼も厚かった…というマリオンの想像?
夜にモーテルに着き、受付の青年から事務所のすぐ隣の1号室のキーを渡され、食事に誘われた。隣の家から母と先程の青年がマリオンを誘ったことについてケンカしている声が聞こえた。青年は事務所で一緒に食事をしようと誘い、招き入れた。鳥の剥製作りが趣味だと話す青年は母とモーテルの仕事をして友達がいない。
青年が5歳の時に父が亡くなり、母が女手ひとつで育てた。ある男の助言のまま遺産でモーテルを作ったが、その男も死に、母の精神状態が悪くなった。マリオンはどこか病院にというが、青年は母をかばった。
青年はノーマンと名乗り、もう少し話そうというが、マリオンは早朝にフェニックスに戻るのでもう寝ると出て行った。宿帳に書いた名前とマリオンが名乗った名前が違ったことに気付いたノーマンは、そっと部屋の額縁を外し、隣の部屋のマリオンを覗いた。
マリオンがシャワーを浴びる。シャワーカーテンに人影が! 包丁を持った人間がマリオンをめった切りにした。聞き慣れた音楽!
ありゃ。マリオンが主人公かと思ったのに殺されちゃった! 母さん、血だよと叫んで家から出てきて、マリオンの変わり果てた姿を見てノーマンは驚いた。マリオンの部屋の電気を消し、浴室のシャワーカーテンを浴室入り口に敷くと、そこにマリオンを運び、血の付いた浴槽や浴室を掃除した。
ノーマンはマリオンの遺体と荷物をマリオンが乗ってきた車に乗せ、沼に運んで沈んでいくのを見ていた。
サムの元をマリオンの妹が訪ねた。マリオンが金曜日から行方不明で共謀しているなら事情を話してと迫るが、サムには事情がわからない。2人の会話に私立探偵のアーボガストが加わり、マリオンはサムのいる街にいると断言した。
アーボガストはモーテルを探し、ノーマンのモーテルにたどり着いた。宿帳を見て、マリオンの筆跡と見比べて、“マリー・サミュエルズ”がマリオンの偽名と見抜いた。最初は数週間客かがいないと言っていたノーマンがマリオンは泊まったが、日曜の朝には発ったと言う。しどろもどろになるノーマンに怪しさを感じるアーボガスト。ノーマンの母と話をさせて欲しいと言うが、病気だと言って会わせなかった。
アーボガストがマリオンの妹のライラと電話し、サムの疑いを晴らそうと行動していた。モーテルから見える隣の家に行くアーボガストは玄関に入り、階段を上る。階段の上の部屋から包丁を持った人間が現れ、アーボガストは切りつけられ、階段から転げ落ちた。
戻らないアーボガストを探しに行ったサム。保安官のアルの元で話をする。アルの家からノーマンに電話をした。ノーマンは探偵は来たが帰ったと答えた。
アルの話ではノーマンの母親は10年前、恋人が既婚者と知り毒殺し、自らも同じ毒で自殺した。窓辺にいた老婆は誰なんだ?とサムは不思議がり、アルは墓の下にいるのは誰だ?と幻覚でも見たんだろうと言う。
サムとライラがノーマンのモーテルに行く。宿帳の記名は不要だとノーマンは言うが、サムは夫婦同伴の出張で領収書も欲しいので書かせて欲しいと名前を書いた。散歩のふりをして1号室を調べるサム達。浴室のシャワーカーテンがなくなっていることや数字の書かれたメモが見つかった。
ノーマンに声をかけられ、ライラが一人で隣の家に向かう。ライラは部屋に入って行き、クローゼットも開ける。サムはノーマンと話をする。ライラが自宅に入ったと知り、サムを花瓶で殴りつけて倒し、家に向かってきた。
地下室に座っていた老婆はミイラ! 女装したノーマンがライラに包丁を振り上げたところにサムが突入し、取り押さえた。
10年前、母とその恋人を殺したときからノーマンの半分が母親になった。死体を盗んで地下貯蔵庫で保存した。ノーマンはマリオンに欲情し、母親が嫉妬した。鐘目当ての犯行ではなく、4万ドルは沼の中。
沼から車が引き上げられるところで終わり。
マリオンが話のきっかけでノーマンが主役だったか。あの有名な音楽が聴けた。今後、サムとライラがうまくいきそうに見えるのがちょっと腹立つな。
「サイコ」といえばこの音楽!