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【ネタバレ】アーニャは、きっと来る

2019年 イギリス・ベルギー

 

あらすじ

1942年、第二次世界大戦最中のフランス。ピレネー山脈の麓の小さな村で、平和に暮らす羊飼いの少年ジョー。ある日、ジョーはナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人・ベンジャミンと出会い、ユダヤ人の子供たちを山向こうのスペインに逃すという彼の計画を手伝うことになる。

2022.8.9 ムービープラス録画。

peachredrum.hateblo.jp

これ見てから最近の戦争映画は、やめといた方がいいことを学んだ。

 

1942年 夏 世界大戦のさなか

ヒトラーの軍隊がフランスを二分。パリや北部はドイツ軍の支配下に置かれユダヤ人の強制退去が始まった…

 

ユダヤ人達が列車に乗せられる中を歩いていた父娘。幼い女の子を連れていた男性はバスの乗客に女の子・アーニャを託した。

 

ナチスもまだ南仏には来ていない。ピレネー山脈のレスカン村では時が止まっていた。

 

ジョー・ラランドという羊飼いの少年は森で少し居眠りをしていると犬のルーフがけたたましく吠えた。ジョーのすぐ近くには熊! ジョーはルーフをそのままに森から村へ降り、熊が来たことを知らせた。

 

男たちは猟銃を担いで森へ。少しして熊は殺され、村の広場に運ばれた。ルーフが戻ってこないので一人で森に探しに行ったジョー。ケガをしたルーフを見つけ、近くに男性も座っていた。男性は殺されたのは母グマで子グマを守るために囮になったのだと言う。男性は名乗らず、子グマを連れて帰った。

 

子グマが気になったジョーは男性の後をつけた。男性はある家に入って行った。男はベンジャミンと言い、冒頭に出てきたアーニャを連れた男性。アーニャとおばあさんの家で待ち合わせしていたと言い、ユダヤ人のレアという子供もその家にいた。

 

村にもドイツ軍がやってきた。ジョーはすぐおばあさんに知らせに行き、ベンジャミンはレアとスペインに逃げようとして、ロライユ峠ルートを行ったというおばあさんの話を聞き、ベンジャミンたちを連れ戻しに行った。

 

ジョーの祖父・アンリ(ジャン・レノ)は、ドイツ軍に銃を供出する時、新しい銃を墓に隠して古い銃だけを出した。ジャン・レノっぽい人だけど太ってるな〜と思ったけど、ジャン・レノだった。

 

ジョーは、おばあさんに食料の買い出しを頼まれていた。食料品店で買い物をしているとドイツ軍の伍長が荷物を運ぶのを手伝ってくれた。

 

おばあさんの納屋に子供は6人増えていた。食料品が足りず、アンリに豚を売りたいというジョー。アンリはおばあさんから豚を買った。

 

村に滞在しているドイツ軍は親切で子供たちとも遊んでくれた。

 

ある日、ジョーの家にドイツ軍が捜索に入った。ジョーはおばあさんの家に行くと、アンリがいた。アンリも事情を知って協力しているという。アンリを帰らせ、ジョーは、おばあさんと食事するふりをした。中尉たちは、おばあさんの家を調べ上げたが何も出てこなかった。捜索の理由はドイツ軍の武器が盗まれたのだという。

 

ベンジャミンと子供たちはアンリ所有のブランデー貯蔵庫に隠れていた。

 

私服の伍長はジョーの友人ユベールとワシを見に行こうと誘った。ドイツ軍ということで嫌悪していたジョーは誘いに乗らず、ユベールと伍長の2人で出かけた。村に戻ると、伍長に手紙が届いていて、娘がベルリンの空襲で亡くなったという。

 

次の週、伍長とワシを見に出かけたジョー。伍長はユダヤ人を逃さないということに葛藤していた。

 

食料品店の品物をドイツ軍がトラックにどんどん運び出していた。

 

ベンジャミンに会いに行ったジョーはユダヤ人がなぜそんなに嫌われているのか聞いた。理由なんかないと答えるベンジャミン。

 

ジョーの父親ジョルジュが左手を怪我して4年間の収容所暮らしから帰還してきた。事情を知らないジョーの母はジョルジュにアンリがおばあさんに求愛しているとチクった。

 

夏。酔っ払ったジョルジュが飲み屋に来た伍長に絡んだ。喧嘩腰のジョルジュに伍長は店を出て行った。

 

家に帰ったジョルジュはジョーが伍長と山に行ったことを気に入らず殴った。怒ったアンリはジョーがおばあさんの家に食料品を届けていることを話した。ジョーの母も事情を知ることになった。

 

アンリとジョルジュはおばあさんの家に行き、子供たちを羊飼いにし、スペインに逃そうと提案するが、おばあさんは反対した。

 

しかし、村の人たちもユダヤ人のことは知られ、村の人たちも協力し始めた。羊の大移動の日、ジョーたちは子供たちと一緒に羊と移動を始めた。ドイツ軍も見ていたが、何も気付かず。子供たちに羊飼いの格好させてるのかわいい。

 

山小屋にたどり着くと、伍長はじめ数人のドイツ兵がついてきた。伍長は山育ちで女の子の羊飼いがいることを不審がるが、そのまま帰った。

 

翌日、ベンジャミンとレアがドイツ軍に捕らえられた。レアがベンジャミンと離れたくないと泣き喚いてしまい気付かれてしまった。他の子供たちは無事。

 

夏の3ヶ月、一人で羊たちと山小屋で過ごしたジョー。村の人たちはドイツ軍に一切協力を止めた。

 

村は戦争が終わり?賑わっていた。ドイツ軍が村から去る時、ユベールはアンリが隠していた銃をドイツ軍に向け、中尉はユベールを撃ち殺した。ユベールは知的障害の子?で最初から危なっかしい感じに描かれていて、ジョーは、ふざけていただけと泣いたけど普通に怖かった。

 

1年後。アンリはおばあさんの家にいた。もう敬語はいいのよってアンリと再婚した!? おばあさんの元に電報が届き、ジョーが外に出ると女性が歩いてきた。アーニャなの? ジョーより大きくてびっくり。

 

ドイツ占領下の南仏で何百人もの市民がスペインへの逃避行を手助けした。その献身により7500名以上のユダヤ人の命が救われた。(終)

 

原作付きの話だから結構感動した…と思ったら、原作は1943年生まれのイギリス人が1990年に書いたと知り、正直な〜んだと思ってしまった。フランスが舞台なのに制作がイギリスとベルギーだし。ファンタジー、おとぎ話なんだよねえ。ジョー役のノア・シュナップは、とてもキレイな顔したアメリカ人。やっぱりここ2000年代で第二次世界大戦を描くのは無理あるのかもねえ。

 


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