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【連続テレビ小説】あぐり (129)「夢ふたたび」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

淳之介(山田純大)はチェリー山岡(名取裕子)に頼まれ、あぐり田中美里)が東京に戻らない訳を聞く。あぐりはがんである光代(星由里子)を最期まで看病したいと言うが、自分の病気を知る光代はあぐりを思い健太郎里見浩太朗)に手紙を出す。そして迎えに来た健太郎あぐりは、最期まで光代の世話をしたい、と言うが、光代はあぐりに、日本一の美容師になる、という自分の夢をあきらめるな、と言い残し、健太郎と岡山へ…。

光代の世話をするあぐり。チェリーからの誘いは断った。光代には「先生のお気持ちはうれしいんですけど、何だか田舎暮らしに慣れると東京は面倒で…」と説明した。

 

沢田さん、久々~。まだ仕事のパートナーだったんだね。そして、チェリー先生の夫はずーっとアメリカ? あぐりが東京に戻らないことを残念がる。

 

あぐりのもとにチェリーに頼まれて淳之介が訪ねてきた。

 淳之介「あのさ、住む所心配してるんだったら大丈夫だよ。焼け跡に建てたバラックをさ、今度増築することにしたんだ」というが、あぐりはこのままでいいという。

 

東京で美容院をやるのが夢だったのに、どうして今度はそんなに消極的なのか?と淳之介はあぐりの行動が理解できない。「一歩店に入ると、あの髪の焼けるにおいと石鹸のにおいが混ざり合って甘酸っぱいにおいのした、あのにおいが僕にとっては家庭のにおいなんだよ。それって僕の独りよがりなのかな?」

 

しかし、光代が肝臓がんですでに手遅れ。あぐりは最後まで看病してあげたいと思っていたことを話す。15で望月の家に来てから、ずっと助けてもらってきた。まだ何も恩返ししていない。あぐりの話に納得した淳之介は東京へ帰っていった。

 

あぐり健太郎に遊びに来るよう手紙を書いたことを光代に知らせた。

 

岡山から健太郎がやって来たのは、それから1週間後のことでした。

 

健太郎は光代を岡山に連れ帰るつもりだった。あぐりは「私はお義母様とずっと一緒に暮らしたいんです…」と引き止めるが、健太郎から「あぐり。お前は今まで実の親以上にわしらを大切にしてくれた…。ああ十分尽くしてくれた。じゃからのう…これからは自分のことを考えなさい。ああ、いや…自分のことだけを考えて生きりゃええんじゃ」と言われた。

 

だったら和子と理恵を連れて岡山に行くというあぐりに「あんたの夢はどうするん? 『日本一の美容師になる』言うたあんたの夢はどうするん?」と光代がビシッと言った。今まで弱った感じだったのに毅然とした声が出せるのがすてき。

 

光代「あぐり、お芝居は終わりにしましょ」。光代は自分の病気のことを全て知っていたと健太郎から聞かされた。「私は…もう長うは生きられん。自分のことじゃからよう分かるんよ…」。「私…東京なんか行きたくありません」と光代に抱きついて泣くあぐりだった。ツイッター上で泣くべきところで涙が出ないと言われてるから、別に私は鼻水流すほどの大熱演は見たくないのでいいんだけど、なんとなく気になるようになっちゃったじゃないか! 

 

夜。月を眺めながらあぐりがこれまでの思い出話をする。今日は回想シーンが全くなかったなー。今日こそ回想シーンバンバン入れる回じゃないのか? 演出の人の違いなんだろうか?

 

あぐりが結婚相手を勇造だと思っていたこと。

peachredrum.hateblo.jp

 

初めて光代に会った子供の頃「可愛いお嬢さんじゃな」と言われたこと。それまでは「カラス」か「黒塗りのお盆」とか言われいた。

peachredrum.hateblo.jp

リアルタイムも再放送も1週目を見逃していたので、まさか子供の頃に望月の両親に会ったことがあるとは思わなかった。

 

光代「あぐりはほんまにかわいかった。私にはキラキラ輝いて見えたんよ。お願いじゃ…いつまでもあの時のあぐりでおってえな…」

 

数日後、光代が健太郎とともに岡山へ発つ日がやって来ました。

 

見送りに来たとめや冨士夫にお礼を言い、和子、理恵、あぐりに別れを言って健太郎とともにトラックの荷台に乗って行った。

 

その年の秋、光代は岡山の人たちに看取られ、その生涯を閉じたのでした。

 

夢をあきらめかけたあぐりがもう一度東京行きを決意するために光代は延命されたのかなあ? あぐりにとっては義両親だけど、子供の頃から知ってる人なので思い入れも違うだろうな。再放送が始まる前に、あぐりの他に思い出すのは、エイスケとその両親だった。寂しくなるねえ。