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【ネタバレ】大地の子　1話

テレビ テレビ-NHK

1995年11月11日から12月23日　NHK

 

あらすじ

(1)「父二人」

文化大革命のさなか、中国残留孤児・陸一心（上川隆也）は、日本のスパイ容疑で労働改造所に送られる。そんな彼の脳裏に浮んできたのは、満州での少年時代の記憶であった。父・松本耕次（仲代達矢）は兵隊にとられ、祖父、母（田中好子）、妹との厳しい生活。日本の敗戦で、家族は日本を目指すが、祖父、母が亡くなり妹とも生き別れになる。逃亡生活の末、病気で生死の境をさまよう彼の前に現れたのは養父・陸徳志（朱旭）だった。

大地の子 [ 仲代達矢 ]

大地の子 [ 仲代達矢 ]

大地の子 一 （文春文庫） [ 山崎 豊子 ]

大地の子 一 （文春文庫） [ 山崎 豊子 ]

知っていたけど見たことないドラマ。11話あるので少しずつ見ていこうと思います。

 

悲惨な戦争を生きぬいた

人々の苦しみと

戦火の中でも消えなかった

大地の人々の思愛を

永く心に刻み

日中友好の証しとして

捧げます　山崎豊子

 

子供の頃、中国人に追いかけられた記憶と妹のあつ子の姿。夢でうなされていた陸一心(松本勝男)が雑魚寝していた男に起こされた。時は1966年。文化大革命の頃。

 

松本耕次は空港で会った柿田潔(宇津井健さん)とタクシーで語る。耕次は7年前に再婚した妻をくも膜下出血で亡くした。

 

昭和20年8月　満州

ソ連軍が攻め込んで来たので、みんなで一度集まって逃げた。信濃郷開拓団のリーダー的な山田が寺田農さんで、勝男の祖父・耕平が牟田悌三さん。わー、「澪つくし」の清治と頭だ。勝男の母・タキエは田中好子さん。みんなで移動を始めた。川で溺れる女性、タキエがおぶっていたみつ子も亡くなり、軍人は女子供は足手まといだと言った。

 

歩を進めると、草原に老人たちが座り込んでいた。他の開拓団で置いていかれた人達だった。耕平もかなり弱っており、ここに残ると言ったが、タキエが背負って歩き出した。夜、耕平は倒れて、息子の耕次やタキエを満州に連れて来たことを謝り、亡くなった。

 

山田の指示で佐渡開拓団に入った。久しぶりに煮炊きができると喜ぶが、ソ連の飛行機が「日本が戦争に敗けた」というビラをまいた。同行した軍人がデマだとビラの内容を信じず、飛行機を撃った。必ず報復が来ると山田が恐れた通り、ソ連軍の襲撃に遭い、山田は撃たれた。女性たちは軍人に殺して欲しいと頼んだ。軍人は女性を2人撃ち、「天皇陛下万歳」と叫んで自殺。目の当たりにした勝男は気を失った。

 

目を覚ますと同じ開拓団の大沢咲子という勝男より少し年上の女の子に起こされ、タキエが亡くなったと知らされた。咲子の家族も全滅したが、勝男の妹のあつ子は右腕を火傷していたものの助かった。

 

開拓団に中国人が来て、死んだふりをしてやり過ごすつもりだったが、あつ子が声を出して気付かれた。七台屯で日本人の遺品を売った男たちは、1人は咲子をお嫁さんにすると言って連れて行き、あつ子、勝男もバラバラになった。

 

勝男はもらわれた家でこき使われ、暴力を受け、その家から逃げ出した。汽車に乗り込み、街へ着いた。10日もトウモロコシや野菜しか食べておらず、市場の食堂で人が食べているものを盗んだ。ハルピン行きの汽車になんとか乗り込み、奉公先から田舎に帰るという袁力本という少年と知り合いになった。勝男は丁大福と名乗った。中国語が変だから朝鮮人だろうと指摘されたが、中国人だと言い張った。

 

汽車が止まった。大きな駅で、ゴミ箱を漁って拾ったものを食べた。「坊やどっから来たの？」と中国人に日本語で優しく話しかけられた。しかし、男は人さらいで、態度も急変。陸徳志という小学校の先生が新しい綿入を人さらいに渡し、徳志はリヤカーで勝男を運んだ。

 

徳志の妻・淑琴との間に子供はおらず、勝男を看病してくれた。勝男の口や耳から黒い血が出た。黒腋病だろうという診断で高い薬を使わなければ助からないだろうと言われ、お金もなく、日本人街で日本人に拾ってもらおうとしたが、日本人街に人の姿はなかった。

 

徳志が置いていこうとしたが、置いていけなかった。勝男は徳志と淑琴夫婦の子供となり、陸一心と名付けられた。初めて学校にも通えた。学校帰りなど妹のあつ子も探したが見つからなかった。

 

八路軍が来るので、徳志たちと逃げることになったが、道端で亡くなっていた兵士の首にかかっていたのは、あつ子が持っていた焼け焦げのある信濃神社のお守りだった。しかし、あつ子は見つからなかった。

 

淑琴は自分たちを「お父さん、お母さん」と呼んでくれないことを気にしていた。一心は家族の記憶をなくしていた。

 

人民解放軍の関所を通る時、軍人に実の子か？　日本人か？と問われ、徳志は「私の本当の子です」と涙ながらに訴え、通してもらえ、一心も初めて「お父さん」と言えた。徳志の地元・范家屯で徳志の兄の子・秀蘭は、あつ子と同じ歳の女の子で仲良くなった。汽車で一緒になった袁力本とは偶然にも地元で出会い、その後、進学先も一緒。今は一心が大学、袁力本は解放軍へ。袁力本は秀蘭が好きらしい。

 

徳志が捕まった！？というところで続き。

 

はー、すごいわ、これは。なんで当時見てなかったんだか。やっぱりNHKだよ。