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【連続テレビ小説】あぐり (111)「淳之介の初恋」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

諒子(大路恵美)は淳之介(山田純大)に頼み、子どものころから憧れていたあぐり田中美里)に髪を整えてもらう。店の様子をうかがう淳之介の前に、同級生の尚久(関口知宏)と南(池内万作)が現れるが、淳之介は偶然諒子に会ったことを言いだせない。そこへ、大工の修行をしているはずの安吉(小磯勝弥)も現れる。淳之介が小説を書いているのを知ったあぐりが、そのことを燐太郎(野村宏伸)に相談すると、燐太郎は…。

片桐のもとで再会した淳之介と諒子。諒子は片桐の妹の孫だった。諒子が鎌倉に転校した後、淳之介たちが会いに行こうとしたが、海で遊んで大雨になり、遭難しかけたことを諒子は安吉の手紙で知っていた。

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諒子はあれから手紙をくれなかったと言い、淳之介が手紙が苦手だというと、ラブレターを書いてくれたことを片桐に話した。淳之介…生田斗真くんが演じてた時は、他の男子たちが諒子をめぐって争ってる時も独りクールだったのに、今はアワアワしてる。

 

淳之介が帰ろうとすると、「お母様、美容院続けていらっしゃるの?」と聞いてきた。諒子は昔からあぐりに憧れていて、あぐりの店で髪を整えてもらいたいと思っていた。店の外で待ちながら子供の頃を思い出す淳之介。

 

「な~ににやけてるんだ淳之介?」と、そこに登場したのは、南と尚久。南が池内万作さんで、尚久が関口知宏さん。諒子を見られたくない淳之介は南たちをいつもの書斎に連れていく。みんな大物二世俳優で、でも、そんなに演技仕事はしてないせいか、ちょっと見ていて気恥ずかしい感じがする。

 

どんなに面白い朝ドラも子供がヒロイン役の女優さんの実年齢くらい大きくなると別のドラマが展開されたみたいで戸惑うよねー。「カーネーション」や「ゲゲゲの女房」もそうだった。「おしん」みたいに役者がみんな変わるのならともかく「澪つくし」や「はね駒」みたいにせいぜい子供たちが10代で終わるくらいでいいのかもなー…。

 

子供の頃からしっかりお土産を持参するタイプの尚久は一升瓶を持参し、部屋飲み。淳之介は具合が悪いと言って二人を追い出そうとしたが、家から出たところでちょうど諒子の帰り際にかち合った。

 

もう一度部屋に戻る3人。尚久「いいか! 今後一切抜け駆けは許さないからな! この先何があっても正々堂々と勝負すること!」と言い、安吉を入れるべきだという淳之介に、「バカ! 安吉は新潟だろ? あいつは宮大工の修業でそれどころじゃねえだろ! あいつは関係ねえよ」さらに「あのね、安吉が諒子の用心棒気取ってたのはガキの頃の話なの。今は時代はとっくに変わったんだから。あっ分かった! あいつが何か言ってきたら俺がバシッと言ってやるよ」と大口叩いてると突然安吉が遊びに来た。

 

安吉は「たけしくんハイ!」でたけしの少年時代を演じた小磯勝弥さんでした。安吉の家が庶民的なのをたまたまだろうけど、ツイッターで「たけしくんハイ!」の世界みたいと感想を見かけました。 大きくなってもやっぱりビートたけしさんに似てるかも。

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他の3人が学生服の中、安吉は一人国民服で、宮大工の仕事がなく棟梁に暇を出されていて、もうすぐ赤紙が来る覚悟もしていた。「こうなったら戦争行って暴れ回ってやるつもりだ。いよいよ俺様の出番ってわけだな!」子供の頃は一番体の大きかった安吉がいつの間にか一番小さい。

 

実年齢も山田さん、関口さん、小磯さんが同学年(1972年)で、池内さんが早生まれで一つ上。二世俳優で歳もほぼ同じってなんだかすごい。ついでに若林豪さんの息子である勇造役の若林久弥さんも山田さんたちと同じ学年。

 

安吉は池田諒子が東京に戻ってきて音楽学校に行っていることを知っているか?と聞いてきた。「やっぱりな。あいつ俺にだけ教えてきたんだ。やっぱり俺を頼りにしてるんだよな。ガキこの頃と同じだな」と喜ぶ安吉とさっきの態度とは打って変わって安吉をよいしょする尚久。今日は4人集まったしマージャンをしようと提案。

 

夜、提灯を持ってあぐり美容院の前を通りかかった大徳寺が麻雀に興じる声を聞いていて、翌朝、あぐりに「この非常時に徹夜でマージャンするというのは何事ですか!」と説教。淳之介が学校を辞めてブラブラしていることも知っていて「学生は勉学に勤しみ、お国のために役に立つ! そうじゃありません? 以後十分気を付けるように! よろしい?」。正義感の強い人だけど、こういう人って匿名じゃないからなー。面倒な人だが、まだいいような気がする。角替和枝さん、まだまだドラマで見たかった。

 

尚久が世良美に諒子を呼び出していた。みんな都合が悪くなったといって、真っ先に抜け駆け! 

 

淳之介が何か書いてるところにとめが安吉からの電話を取り次いだ。淳之介が部屋から出た後、何か原稿を書いてることを見たとめは「カエルの子はカエルね…」とつぶやく。あぐりに淳之介が小説を書いていることを報告。

 

尚久と諒子は会話も弾まず、諒子は帰ろうとするが、たまたま淳之介たちが来店。俺、今日おごりだからと言ったものの、抜け駆けがバレた。

 

あぐりは淳之介が小説を書いていることを燐太郎に相談。あぐりはエイスケが苦しんでいる姿を見てきたから淳之介には小説を書いて欲しくないと言った。

 

「まるで命を削るように書いていたでしょ。親としてはあんな思い淳にはしてほしくないのよ。燐太郎さんなら分かってくれるわよね」とあぐりは続けるが、燐太郎は「淳之介には書く才能があるよ。誰であろうと淳之介の筆を止められる人間はいないと思うな。それはねあいつの中にエイスケが生きているからなんだよ」と淳之介の原稿を見せてくれた。

 

淳之介が書いたのは、幼い主人公が父親とその恋人と旅行に行く話で父親への思いがいっぱい詰まってる。 

少年時代の思い出が綴られている短編集で燐太郎が話していたのは、この中の「夏の休暇」という作品だと思われます。感想を書いてた人がいたので読んだけど、決してほっこりするような話じゃなかった。愛人の描写が結構多い。

 

淳之介たちは世良美でトランプ遊びに興じ、あぐりは淳之介の小説を読み、「あなたのことがたくさん書いてありますよ、エイスケさん」とエイスケの写真を抱きしめた。

 

メガネの燐太郎さんの記憶があんまりないし、淳之介の友達は誰が出てたかは覚えてたけど、やり取りを覚えていないので(再放送を見るまで関口さんが大人になった南と思ってたくらい)、月曜日くらいはちゃんと見たんだろうけど、あとはもう流し見だったんだろうな。11年前の再放送も同様。