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【連続テレビ小説】あぐり (8)「エイスケの秘密」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あぐり田中美里)とエイスケ(野村萬斎)は二人の間に屏風を立てて別々に寝ていた。あぐりは今日から学校だが、帰ったら稽古事があるので真っ直ぐ帰ってくるように、と光代(星由里子)から言われ、エイスケは健太郎里見浩太朗)から、跡取りなのだから事務所を手伝え、と言われる。学校では、結婚したことをクラスメートたちに根掘り葉掘り聞かれ、民子(笹峰愛)は相手がエイスケということに腹を立て、口を聞いてくれない。

レストランマルホシで美佐、あぐり、五喜、正彦が食事をしていた。あぐりの元に大きなオムレツが来て、「はい、オムレツのお代わり、お待ち遠さん」と持って来たシェフが突然エイスケに代わり「いやあカラスちゃん、おいしい?」 と聞いた…これはもちろん夢(「澪つくし」からの伝統芸? 次の年の「はね駒」にはなかったけどね)。あぐりとエイスケの間には屏風があり、エイスケはいびきをかいて寝ていた。

 

そういえば、あるところであぐりさんの自伝を読んだという人が、あぐりさんは四女で、三女は赤ちゃんの頃に亡くなっていて、五喜は五女というのを見て、やっぱりなと。ツイッターで5番目こそ男の子で喜べるようにという由来なら酷いなというのを見て、そういう考え方もあるのかと思う反面、私はドラマでは描かれないものの亡くなった兄弟がいるのでは思っていたので、その予想が当たりました。

 

あぐりが望月家に嫁いで2度目の朝がやって来ました。望月家の朝食は家族の食卓はもちろんのこと何十人もいる従業員たちの食事も用意しなくてはならず、毎朝、それは戦争のような忙しさです。

 

あぐりは台所に行ったが、しおに「皆さんもう揃うとられますよ」と言われて、慌てて義両親、義弟のいる部屋へ。「澪つくし」のときにかをるとるいがいる家ではこたつ、「入兆」でも今の食卓のような大きなテーブルで食べてたけど、この家では一人一人お膳。

 

光代は「食卓でみんなを待たせるいうのはようないな。必ず私たちより早く席に着くこと」「お父様より先に箸をつけるなんて言語道断です」と注意される。

 

そして、寝ているエイスケを起こすことになった。リアルタイムだとこの辺りから見始めたのかも!? 箒でツンツンして「朝ですよ、起きて下さい!」とか言ってるの覚えているような…。

 

エイスケを起こして、食事中に光代から帰ったらお稽古事があると言われた。エイスケも健太郎から事務所を手伝うように言われたが、僕も勉強がありますからと断っていた。「家の仕事は勇造に任せて下さい」と家業を継ぐ気はない様子。

 

月組の事務所に入ってきた磯部は嬉しそうにコロッケの唄を歌いながら入ってきた。昨日、橋田壽賀子さんの訃報を聞いたばかりでコロッケの唄。この歌は「おしん」で源じいが子守しながらよく歌っていた曲だったのです。

www.worldfolksong.com

↑アハハハ アハハハ こりゃ可笑しが繰り返されるけど、歌詞自体は結構物悲しい。

 

健太郎は磯部(字幕では”磯辺”)にエイスケに経理を仕組みを教えてやってくれと言うが、磯部に舶来物の酒を渡してとっくに出かけていた。

 

自転車で「ヤッホ~!」と近付いてきたエイスケは、歩いていたあぐりに自分のかぶっていた帽子をかぶせ「学校行くんだろ? 同じ方向だから乗せてってやるよ」と話しかけてくるが、あぐりは断った。エイスケさんの自然な距離の詰め方、キャ~(^^♪

 

学校に着いたあぐりはクラスメイトから結婚生活についてあれこれ聞かれた。すごい熱烈恋愛だった、将来約束されてた、朝に夕にエイスケと会ってたと事実ではないことまで噂されていた。親友の民子の憧れの人と陰でこっそり付き合っていたということになっていて、教室に入ってきた民子はあぐりに向かって「裏切り者!」

 

結局その日一日、民子はあぐりと目を合わすこともなく口を利くこともなかったのでした。

 

学校から帰ると、お花、お茶、日舞の稽古。あぐりは失敗続きで事務所の男たちが楽しそういにしているのを見て、一緒に踊っていた。それを目撃したのは義姉の苳子(ふきこ…なぜか「ふき、トウ」でも変換されなかった)の磯野貴理子さん。磯野貴理子さんもまた「ゲゲゲの女房」で布美枝に裁縫の先生にならないかと誘ってくれた先生でちょっと出てた。

 

岡山市内に嫁いでいるエイスケの姉・苳子は時々暇を持て余しては望月の家にやって来たのでした。

 

苳子は光代に「この家の嫁が使用人とはしゃいで困ったもんじゃが。厳しくしつけんといけんよ、お母様」と告げ口していた。

 

夕食の席。エイスケは帰って来ておらず、あぐりはあしたは三味線とお習字の稽古があると光代に言われていた。そして「今日のお稽古を見てると相当あなたには厳しく教えていただかんと駄目みたいじゃなあ。川村の家ではろくに稽古事はしてなかったみたいじゃのう。お花もお茶も踊りもみ~んなでたらめで先生たちもあきれとられたんよ」と言われてしまった。

 

踊りが苦手というあぐりに、組の使用人たちと踊っていたこと、使用人たちに軽々しく思われないようにと注意した。その日の夕食のシジミ汁を見つめていたあぐりは病床の父の姿を思い浮かべ美佐の注意も聞かず…寝ていた。健太郎も勇造も思わず笑う。

 

ツイッターの感想を見ていたら、チラホラ天真爛漫系のヒロインが苦手という感想を見かけだした。「はね駒」の時と同じだなー。おりんちゃんのときはもっと早かったかもしれない。

 

私自身はそういうヒロインに抵抗がない、というかむしろ好きなので、またかと。おしんみたいな何でもできるハイスペックタイプ、あるいは空気を読みまくって家族のために尽くすかをるタイプが受けるのも分かるんだけど、こりゃまたキツイ半年になりそうだ。

山田邦子さんは「おしん」「はね駒」「澪つくし」も見てたらしいです。そして「あぐり」も。出演者から当時の話を聞けるのは嬉しい。「ノンちゃんの夢」にも出てたのか。 

 

橋田壽賀子さんが亡くなりました。一昨年から1年「おしん」を楽しんだのがきっかけで、CSやBSで放送される昔のドラマに興味を持つようになりました。 

peachredrum.hateblo.jp↑不倫や殺人は書かないポリシーの橋田さんが書いた火曜サスペンス劇場。 peachredrum.hateblo.jp

大河や朝ドラなど長編ドラマもだれずに描き切る方ですが、単発の短い時間でもきっちりまとめるので単発ドラマも面白かったです。橋田壽賀子さんの書かれた大河ドラマ観たいなー。 大河ドラマは「新選組!」と「いだてん」のみ完走なので、近代大河の「いのち」が見てみたいです。