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【連続テレビ小説】あぐり (21)「親の心」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

エイスケを探しに、健太郎里見浩太朗)が上京する。民子(笹峰愛)と仲直りしたあぐり田中美里)は、学校帰りにお汁粉を食べながら、明るくエイスケの帰りを待つ、と話す。望月組のトラブルで出かける光代(星由里子)の代わりにあぐりに届け物をするように、苳子(磯野貴理子)に伝えて外出すると、苳子はあぐりへの嫌がらせで伝えず、逆に光代は苳子の嫌がらせを詫びる。健太郎は世津子(草笛光子)にエイスケの消息を聞く。

リアルタイム放送では、エイスケさんにめちゃくちゃハマってたせいなのか、闇夜のカラスちゃんとか学校に乗り込んできたシーンとか覚えてるけど、こんなにしつこく苳子の意地悪のシーンがあったことは忘れていた。あと、しおさんが苳子と結託してたのも記憶なし。

 

東京へ行こうとする健太郎に勇造はエイスケとあぐりの結婚写真を差し出した。写真あった方がいいよね。

 

関東大震災から20日近くが経ち、ようやく鉄道の一部が復旧したので健太郎はエイスケを捜しに東京へ向かうことになりました。妊娠したことで一度は退学が決まったあぐりでしたが、民子と同級生たちのおかげで当面通学が許されることになったのでした。

 

あぐりと民子はお寺でお参りして、お汁粉屋へ。あぐりはつわりもなくお汁粉を何杯も平らげた。改めてあぐりは民子にお礼を言った。民子は駆け落ちして相手に裏切られて「女も自立して強く生きていかなきゃ」「自分の意見をちゃんと言えるようになろう」と思ったことをあぐりに言い、それはあぐりが最初に教えてくれたことだと笑った。

 

エイスケのことは絶対大丈夫、きっとどこかで生きてると信じてると明るく民子に話した。あぐりの前向きさだと本当に大丈夫と思える。

 

また実家に来た苳子。光代が子供の着物を広げているのを見て、気が早いというが、これは県会議員の丹羽先生のお孫さんのお祝いで、これから届けに行くという。

 

しかし、妻五郎から明日までの駅前の道路工事が間に合いそうもなく、山村組に人手を借りたい。本来なら御大自ら出向くのが筋だが、東京行きで不在のため、光代にあいさつを頼みたいと言ってきた。

 

苳子は「私がお届け物するわ」と言ったが、光代が「あなたは佐伯の人間なんですからね。うちの用を言いつけたなんて知れたら佐伯のお義母様に何言われるか…」とあぐりに使いを頼もうとした。しかし、あぐりはまだ帰って来ず、苳子からあぐりに伝えてもらうことにした。ここで、しおにでも言っておけば…。

 

暗くなって、光代が出かけようとしていた。お供は妻五郎。あぐりは「私、本当に何も聞いてないんです」と弁解するが、光代は出かけてしまった。

 

翌日、苳子とあぐりが光代の前にいて、事情を聞かれていた。苳子はあぐりに伝えたとし、あぐりが反論すると「私が嘘ついたって言うん?」と怒り出した。あぐりの部屋の行李を開けていくと、着物の下に丹羽先生への届け物が入っていた。

 

光代はあぐりだけを部屋に呼び出し「苳子が…あなたに意地悪したんじゃなあ…」と苳子の仕業だと気付いていた。あぐりに苳子が佐伯の家に嫁いで6年、子宝に恵まれず、義母に散々いびられている事を話した。そして、「本当に嫌な思いをさせてごめんなさいね、あぐりさん。私に免じて…許してやってちょうだい」と頭を下げた。苳子さんってその後、子供ができたのか、記憶にないなー。

 

岡山でそんな小さな出来事があった2日後…。汽車を乗り継いで健太郎がようやく東京の上原世津子の所へたどりつきました。

 

世津子からエイスケの下宿の跡形もなくなっていたことや、行方が分からないのはエイスケと森潤だけだと分かった。文士仲間が東京じゅうの病院やお寺を歩き回って捜しているけど、さっぱり行方は分からない。

 

健太郎は「なに…あいつはのう、きっとどこかで生きとる!」と言うが、世津子から「でも御大…。ここへ来るまでの間、見たんでしょ。あれが…現実ですよ」。

 

そこへやって来たのはエイスケの友達の辻村燐太郎だった。ネット調べによると特にモデルはいないように書かれているものもあれば、武田麟太郎と書かれているところもあった。

ja.wikipedia.org

エイスケさんと同世代だけど、大正15年に帝大入学で上京したらしいので、知り合いだったのかどうかは…?? 参考程度にはしたのかも。

 

エイスケの親友として登場した燐太郎は、小岩の病院に記憶を失った青年が収容されているという情報を持って世津子の店に来たので、健太郎も同行して一緒に病院に行く事になった。

 

病院の廊下にまでけがをした人であふれ、病室の奥に赤いスカーフをした包帯でぐるぐる巻きの青年がいた。健太郎が確認するが別人。

 

東京での惨状を目の当たりにした健太郎はこの時初めてエイスケは死んでいるのではないか…と実感したのでした。

 

そうだよなー、あぐりと言えばエイスケさんの印象が強いけど、案外エイスケさんの出番は少ないのよ。