公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
結婚して半月経っても、エイスケ(野村萬斎)が毎日どこに行ってるのか知らないあぐり(田中美里)。エイスケの動向に興味はないあぐりは、望月家の使用人のかよ(青木麻由子)と仲良くなり、学校帰りに一緒にお汁粉を食べる。エイスケは遊郭で下働きをしながら、書き物をしていた。健太郎(里見浩太朗)はそのことを聞き、あぐりと光代(星由里子)には黙ってるように言うが、それぞれ別のルートであぐりにも光代にも伝わる。
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そういえば山本晋也監督演じるいそべは公式HPやwikiでも磯部になってるけど、字幕は磯辺。今朝オープニング見たら磯辺だったので、これからは磯辺と書きます。どっちでもいいっちゃいいのかもしれないけど、気になる。
あぐりは望月家に来て半月になると言うのに、健太郎、光代、勇造より早く起きることができない。そして、エイスケとの間に屏風も立てたまま。起こし方はバケツを叩くに変化していた。
エイスケ「乗ってく?」
あぐり「けっこうです」
歩いて登校するあぐりを自転車で追い抜いていくエイスケ。
エイスケが毎日どこへ行っているのか、あぐりは何も知りませんでした。そして全くその事に興味がなかったのでした。そんな事よりあぐりが気になっている事は親友・民子が依然としてあぐりを許そうとしない事でした。
山神の英語の授業中、「民ちゃん 私の話を聞いて下さい。今日、帰り待ってます」という手紙を丸めて民子に投げた。手紙は机の下へ。その手紙を民子に渡そうとして山神に見つかり、親指を下に下げ「The thumb.」
エイスケは遊郭で下働き。家族は誰も知らないため、健太郎と光代はうるさく言いすぎるから、甘やかすからとお互い言い合っていた。
あぐりは民子待ち? 買い物帰りの女中のかよを見つけて、手をつないで並んで歩きだした。かよは「お嬢様と肩を並べて歩くやこう」と遠慮するが、あぐりは構わず「なあ、ちょっとつきあおうてくれん?」と甘味処へ連れ出した。
かよは勝山出身で母と弟2人家族。父は3年前にスペイン風邪で亡くなり、奉公へ。あぐりは同じ歳で境遇が似ているかよに親近感を持ち「人間はみんな平等なんよ。私は小さい頃からうちで働いている人と遊んだり、ご飯食べたりしとった。かよちゃん、これからとお友達になってくれるよな?」と笑いかけた。
帰ったかよは「たったこれだけのもんを買うんに何時間もかかるわけないじゃろ!」としおに叱られていた。「奥様にお話ししてお暇出してもらいます」と言ったところであぐりが台所に来て、しおに謝る。「かよは家の使用人でございますよ。ご主人様と席を同じにするやこうとんでもねえ! そういうけじめだけはきちんとおつけになってもらわんと困ります!」とあぐりまで叱られてしまった。
あぐりがおごったお汁粉のお金はどこから?とか、あぐりがかよの立場を慮ってあげなくちゃ、とか、ツイッターの感想があぐりに対して厳しいものが増えたな…(-_-;) いや、そもそも再放送が始まってすぐ、あぐりの母にも結構厳しい意見が多かったのも驚いた。リアルタイムの時は他の人の感想を見る機会がなかったけど、美佐に対して悪い母親みたいな意見ってあったのかな?
あぐりはお汁粉2杯も食べたせいで夕食の箸が進まない。そばについていたかよが勇造にご飯をよそって差し出して恥ずかしそうにしている様子を見てほほえましく見ていた。
エイスケは遊郭で文章を書いていた。原稿用紙の字がすごくきれい。しかし、書いていた原稿を丸めて捨てていた。いつもの明るいエイスケさんじゃなく厳しい視線。
そこに、先日あぐりに踊りを教えていた千吉が「お前、俺と約束したじゃねえか! もうほかの客はとらん言うて、俺に…!」と包丁を振り回していた。ついてきた磯辺もオロオロ。
遊女は「遊女の言葉にまことやこうありゃせんわ」「よう覚えとかれ! 四角い卵と遊女のまことはこの世にありゃせんのう!」と言い放った。エイスケは騒ぎを聞きつけて、遊女の名言をメモ。止めるでもなく見ていた。
男が包丁を振り回すというシリアスな展開なのに、どこかコミカルに見えるのは90年代だからなのか? 「澪つくし」で遊郭といったらそりゃ悲壮感があったよ。
ここで磯辺がエイスケと顔を合わせたことで健太郎にエイスケの居場所がバレた。「ボンに口止めされてんですけ。わし、こう見えても口は堅ぇ方じゃけ」普通に見てるけど、山本晋也監督演技うまいよね。ナチュラル。
健太郎は光代にもあぐりにも言うなと言うが…光代は苳子から「佐伯の義母が出入りの植木職人から聞いたんよ」と光代も知る事となり、あぐりもまた話しかけた民子から「中島の遊郭につかっとる」と知らされた。
民子に聞いた「遊亀楼(ゆうきろう)」をこっそり見に行ったあぐりは、遊女たちと親しそうに話をし、店の前を掃いているエイスケを目撃した。
あぐりがかよにしたことはそんなに悪いことかあ? 15歳の女の子だよ。あぐりの家では本当に使用人とも平等だという考えだったんだろうしさ。
そういえば、昨日も橋田壽賀子さんの訃報のニュースをワイドショーで扱っていたけど、「おしん」見たことないでしょ?って人が、記録づくめですごいすごい言ってて、おしんを見習わなくてはいけないとか言ってるのを聞いて、ナンダカナー。おしんは黙って耐える日本人女性じゃないですよ? 子供の頃からはっきりとモノを言うし、行動力もあるから、こりゃ海外で受けるわって思ったもん。
それに何よりハイスペックだから。頭いいし、行動力あるし、商売っ気もあるし、手先も器用だし、何かできないことはないのか?ってくらいなんでもできる人だから。持ってるものが違い過ぎて見習おうなんて思わないよ!
いつも流れる筏のシーンも「おしん」を見た後だと、おしんを抑えているのは光石研さんだよって思ったり、このシーンだけを見て優しい父ちゃんなんだと思っていた伊東四朗さんがめちゃくちゃクズ父だったり、少女編だけじゃなく青年期もめちゃくちゃ面白いのになー!と言いたい。
再放送組にはイマイチだった老年期すら私は面白く見ていました。年取ると誰でも変わるってことじゃなく、おしんが年取ったらああなるだろうなと私は思えました。「おしん」は超有名な作品の割に内容を正しく知られてないのが悔しい、とたった2年前に再放送を見て全貌を知った私が言います。
「おしんナイト 2020」ではこんなアホなことをまとめて、スクリーンに映したりしました……(笑)。#おしん #おしんナイト #おしんチャレンジ #橋田壽賀子先生 pic.twitter.com/r8zYkveZPX
— 成田全 (@tamotsunarita) April 6, 2021
↑おぉ~素晴らしい! 今でも熱心なファンが多い。
橋田壽賀子作品のファンだったので、その想いをブログに綴りました。ご冥福をお祈りします。#橋田壽賀子 #おしん
— jocksandnerds|コンテンツ屋 (@jocks_and_nerds) April 5, 2021
脚本家・橋田壽賀子先生と僕 https://t.co/GHSDGLli25
この方の描かれた文章にすごく共感しました。私がいまいち向田作品にハマれない理由も分かった気もします。