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【連続テレビ小説】澪つくし(98)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

律子(桜田淳子)は、被害者と認められ、送検を免れた。かをる(沢口靖子)はその身柄を預かり、面倒をみていたが、そこに入兆の職人だった小浜(村田雄浩)が訪ねてきた。小浜は追放された後、律子に言われた通り軍人になり出世するべく、陸軍士官学校に入っていた。何しに来たのか小浜に聞くと、結婚を申し込む、と言うが、律子は断り追い返す。その一方で吉武家では、善吉(安藤一夫)の廓通いがまた別の問題となっていた。

 

屛風ヶ浦の無理心中事件でただ一人生き残った律子は警察の取り調べの結果、被害者と認められ送検をまぬがれた。その身柄を預かったかをるは傷心の律子を慰めたり励ましたりした。

 

「少し表へ出てみませんか」というかをるに「海は見たくない」という律子。そこへ軍人になった小浜が訪ねてきた。

 

小浜敬助は、かをるが佐原の「大茂」の息子と結納の日、大芝居をうって破談にしてしまった男である。その後、広敷を追放されて行方知れずになっていた。

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↑この回を読み返してみると、かをるが笑顔で「見違えるように立派におなりで」と小浜を迎えられるのがすごいな。あれは律子が悪いけど、小浜はみんなに誤解を与えたまま辞めたからね。あの後の回が結構見ていてきつかった。

 

小浜は市ヶ谷の陸軍士官学校の生徒で休暇を利用して4年ぶりに銚子へ。頭を丸め、軍服姿。

旧制中学4年程度の学力を持つ者が受験でき、修業・卒業と言った学歴が必須ではない(wiki)。学歴がなくても試験を受けることができるってのは、小浜みたいな人にはありがたいよねえ。

 

律子に会いたいという小浜に律子は会いたくないといってると伝えるかをる。会ってどうするのか? 卒業して少尉に任官したら結婚を申し込む、と言う小浜。

 

立ち聞きしていた律子が部屋に入ってきて、「私は男を不幸に追い込む女なのよ」。そして小浜に「軍人に向いてる」と言ったのは「戦いに向いてる」って意味で言ったのよ。頑丈で粗暴で上からの命令には絶対に服従するタイプだから。よく似合ってるわ、その制服。と冷たい言葉を浴びせる。

 

小浜は胸ポケットから当座の生活費にと渡されていた律子の指輪を返すと言って差し出し、「どうやら自分が見ていた夢は幻だったようです」と帰って行った。

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律子の言い方に「冷たすぎます。律子さんは本当は優しい人なのに。温かい人なのに」うーん、ズバズバ言う律子は爽快なところもあるけど、そういえばこの縁談をぶち壊した当たりの律子は謝りもしないし、多くの人を巻き込んで嫌だったな。

 

納屋連中は陸者の女が紛れ込んだせいでイワシが獲れないとかうるせーよ! なんでも陸者のせいにするな!

 

弥太郎は三日とあけずに松岸通い。そして善吉も。事務所の金に手を付けてまで通っていることを惣吉にとがめられる。かをるのいる前で「兄さんだって俺ぐらいの時松岸へ行ったじゃないか」と惣吉よりかをるにダメージ与えるのやめてよ。

 

なんとなーくこれまでの流れを考えると善吉が入れあげているという女性は…!?と思うけど、事務所の金に手を付けるのはよくないし、かをるの前で惣吉の松岸通いを言うのもよくない! ポジティブかをるは気にしないかな。