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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】澪つくし(92)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

ハマ(根岸季衣)がるい(加賀まりこ)を訪ねたのは、るいに後妻に入ってほしいからだったが、るいは、ハマが後妻に入りたがってるのだと誤解していた、と謝る。るいはかをる(沢口靖子)に自由に会えなくなるから後妻に入らないのだと告白し、それを聞いたかをると3人で泣く。ハマからそのことを聞いた律子(桜田淳子)と英一郎(鷲生功)は、久兵衛津川雅彦)にるいを後妻に迎えろと訴え、ついに久兵衛はるいと結婚する。

 

メロドラマってこういう感じ?

 

昨日の続きから。ハマの「私は誰にでも嫌われる女やよって…」に対し、「今日のあなたいつもとずいぶん違いますね」とるいは言う。るいは、子供を呼び寄せてハマが後妻に入るつもりなんだろうと聞いた。

 

ハマは大慌てで否定し、「子供の時からみじめな思いして結婚してもいじめられて子供と別れ別れに暮らしてきたよって、いつの間にか心が石みたいに冷えてもうて…強情な人を人とも思わんような人間になってしもたんやして。そやけど息子がやって来て皆さんのお世話になってかわいがってもろてんの見てたら、もうありがたてありがたて…」そしてるいに「ホントにすみませんでした」と玄関で土下座をした。

 

ハマの心が柔らかくなったからと言って、セクハラを容認するようなキャラにして欲しくはないぞー、ジェームス―! 頼む!! 早苗ちゃんは最初のセクハラでは泣いてたけど、次は笑ってかわしてた。きっと昭和の時代(放送当時の昭和60年代さえ)はそれが正解とされてたんだろうけど、そういう場面が出てきませんように。

 

以前、早苗へのセクハラを毅然と注意したハマは今の時代の人間が見るとかっこいい上司だけど、多分脚本家の意図は”人を人とも思わないような人間”の描写の一つとして書いてたような気がするんだよな(-_-;)

peachredrum.hateblo.jp

 

るいはハマのせいで後妻に入らないのではなく、かをるがいつでも帰って来られるように、外川へも出かけられるように、「入兆」に入ったらそんな勝手はできないからとハマに本音を話した。かをるも駆け寄り、3人で泣いた。

 

ハマはそれを久兵衛、英一郎、律子に報告。律子は「親子は会いたいときに会えばいい」、久兵衛は規律を軽々しく見ると信用をなくすと話す。親子で食事のシーンが多いね。英一郎が親の言うとおりに、久兵衛の決めた相手と結婚して入兆を継ぐ、と言えば「お前、男やぞ。親の言いなりでいいんか」だもんな~。

 

そこへ早苗達女中に追いかけられた紀之が乱入してきた。早苗の襟元に梅干しを入れると言ういたずらをした。「やいと(お灸)すえる」と言うハマに対し「子供はやんちゃな方がええのんや」と気にしない久兵衛に英一郎が紀之が久兵衛の子供だと言う噂が広敷内で広まっていることを話した。「けしからんやないか」と2回も言う久兵衛

 

母の思いを知ったかをるは惣吉に報告。いざとなれば吉武で引き取ってもいいと言ってくれた。

 

人力車でるいの家にやって来た久兵衛は「よう聞け。わしこの家売っ払うた。お前今日限り荷物まとめてこの家出て行け。多分行くところはないやろ。「入兆」へ来い。わしの女房にしたる。つべこべ言うな! わしの言うとおりにせえ! 分からんのか!? わしはお前に惚れとるんじゃ! かをるのことは心配するな。折を見て勘当は解いたる」おぉー! るいさんの戸惑いをよそに一気に言った。

 

るいは幸せ過ぎて…と泣き出したけど、対久兵衛だとなんでこんなに仰々しいというか大げさな感じになるのかな。るいは久兵衛の申し出をついに受け入れた。

 

電光石火の早業であった。強引ともいえるやり方であった。

 

英一郎、律子の前でるいを紹介する久兵衛。律子がるいが久兵衛の配偶者になることは賛成だけど、母はひとりだけなので、るいを「お母さん」と呼ぶことはできないとはっきり言った。それでいいと思うよ~。もう成人した大人だしね。

 

昭和6年早春 るいは正式に坂東家に入ることになった。

 

流行性感冒は銚子でははやらなかったみたいだね。めでたしめでたし。