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ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場 #38 流氷の原(脚本/長谷部慶次)

1970年6月7日 TBS

 

あらすじ

5月の千歳空港は霧に包まれやすい。 父の百箇日を済ませて東京へ帰るため千歳空港に来た律子(池内淳子)は、十年ぶりに岡富(木村功)に再会した。岡富は東京から帰ってくる妻を迎えに来ていたのだが、飛行機は遅れていた。岡富がまだ大学院の学生だった頃、二人は密かな愛をよせあっていた。しかし律子が友人の裕子(夏圭子)を彼に紹介して以来、岡富の心は自分から離れて行くようにしか思えてならなかった。 そんな十年前の二月。オホーツク海沿岸が流氷に覆われた頃、網走の律子の家へ、裕子は妹の幸子(夏圭子・二役)を連れて遊びに来た。 三人で流氷の原を渡り歩いていた時、突然、裕子が足を滑らせて流氷の亀裂にのまれてしまった。足をくじいていた幸子にあとを頼んで、律子は助けを求めに走った。だが助けの人達が駆けつけるまで裕子はもたなかった。幸子は律子がわざと歩いて助けを遅れさせたと疑っている。律子はその時確かに走っていた。だが、律子の中にはもう1人別の律子も…。 律子が岡富のプロポーズを断って商事会社の事務である夫のもとに嫁いだのも、自分自身をさいなむ気持ちの表れだったのかもしれない。 そして裕子の妹・幸子は今、岡富の妻になっているのだ。律子は裕子の事件で自ら身を引いたのだが、決して岡富を忘れ去ったわけではなかった。 律子に断られ、幸子と一緒になった岡富にしても、律子の面影を抱き続けてきたのだ。 十年ぶりの再会に揺れ動く二人の心を乳白色の霧はすっぽりと包み、幸子の乗った飛行機は着陸できず東京へ引き返して行った。人影の無くなった空港で、岡富は宿を案内しようと律子に言う…。

www.tbs.co.jp

↑詳しいあらすじ発見。

www.nihon-eiga.com

 

peachredrum.hateblo.jp

↑ こちらで夫婦役だった木村功さんと池内淳子さんがまた共演してたのね。今回の話はサスペンス調。

 

うーん、これだけ詳しくあらすじがあるのにわかりづらい話だった。

 

冒頭でポエムみたいなのから始まり、大きな雪像、突然トド?が撃たれるシーンが映る。実際に血も流れていて見たくなかった。今でもトドの大群が網にかかった魚を食べてしまうため、銃で駆除することが許されているというが、事情を知らないと、いたいけな動物をただ殺害してるみたいに見える。それがまた象徴的に何回も映る。

 

網走の流氷まつりで再会した律子と友人の妹・幸子。幸子は律子が姉の裕子を見殺しにしたと今でも思っていた。

 

律子には岡富という恋人がいたが、友人の裕子も岡富に好意を持っていた。10年前、律子と裕子で流氷を見に行ったとき、裕子が流氷に落ちて亡くなった。助けに行ったのが遅かったとか幸子に責められていた。

 

上のあらすじには幸子は足をくじいて〜みたいな記述があるけど、ドラマでは、律子と裕子の2人だったし、幸子にも目撃者がいないんだから、どうにでもできるよねとか言われてる。

 

間違ってるかもしれないけど、時系列は2月の流氷まつりの頃に父が亡くなり、東京から網走に帰った律子が幸子と再会。

 

5月まで滞在してたのか百箇日のために再び網走に来て、また東京に戻るのか、とにかく律子は千歳空港で岡富と10年ぶりに再会。岡富は東京から帰ってくる妻子を迎えに来ていた。

 

お互い別の人と家庭を持った。裕子が亡くなって、律子から一方的にフラれた岡富は幸子と結婚していた。

 

霧が深く、飛行機は予定通り飛ばず、2時間遅れから結局その日は飛ばないことに…。

 

律子と岡富は同じホテル?に泊まる。律子になぜフラれたのか納得いかない岡富は律子を問い詰める。律子は、裕子を助けられなかったことがトラウマになり、今でも流氷が割れる音が聞こえると岡富に抱きつく。ズガーン!という効果音と共にまたトドが銃に撃たれ、流血しながら海に逃げる映像が映る。やめてくれ、関係ないだろ!

 

一晩過ごし、翌朝、律子は飛行機に乗り、幸子は子供を連れて飛行機から降りてきた。手を振って迎える岡富。

 

律子は飛行機の座席で岡富の会話を思い出す。「また東京で会えるかな?」「元々約束してなかったんだから」みたいな。(終)

 

池内淳子さんがしっとり美人なので10年前っていくつよ?!と思ったんだけど、ドラマ放送時の昭和45年は37歳。ドラマの設定的には10年前に大学生くらいの年齢なのかな。幸子はその時18歳とか言ってたかな。

 

ということは昨日見たべっこうメガネの古書店店主はもっと若かったのか。小学生の娘がいるにはわりと年取った両親だと思ってた^^; あまりにも大人っぽいんだもん。

 

岡富さんモテモテですね。私の嫌いなおっさんドリーム。

 

網走から空港までめちゃくちゃ遠かったのか! 距離感が分かってなかった。岡富は今は札幌?だったと思う。