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ドラマの感想など

【ネタバレ】燕は戻ってこない全10話

あらすじ

(1) 初回放送日:2024年4月30日

派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚、テル(伊藤万理華)から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。アメリカの生殖医療エージェント「プランテ」日本支社で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに二人の子を産んでくれる「代理母」を探していた―。

(2) 初回放送日:2024年5月7日

元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)の子を産む「代理母」の依頼を受けたリキ(石橋静河)。決断できずにいると故郷から叔母の佳子(富田靖子)が危篤との知らせが入る。一方の悠子も悩んでいた。金の力で夫が他の女性との間に子を作る。苦しい胸の内は親友にしか明かせない。母、千味子(黒木瞳)の賛同を受け基は代理出産の計画実現に向けて突き進む。ついに三人は直接顔を合わせるが―

(3) 初回放送日:2024年5月14日

リキ(石橋静河)は基(稲垣吾郎)と悠子(内田有紀)の夫婦とついに顔を合わせる。代理出産は単なるビジネスと自分に言い聞かせるが、悠子の思いも激しく揺れていることを知り混乱していく。一方の基はリキと初めて会い、自分の選択に間違いはないと確信する。自らの遺伝子を受け継ぐ子が生まれることへの期待が高まる。リキは、身体が買われることへの抵抗から、女性向け風俗のセラピスト、ダイキ(森崎ウィン)と会う。

(4) 初回放送日:2024年5月21日

リキ(石橋静河)の自由を契約で縛ろうとする基(稲垣吾郎)に反発を覚える悠子(内田有紀)。しかし、基の自分への思いの深さを知り、計画へのためらいを振り切る。リキもまた、親友のテル(伊藤万理華)が東京を離れることを知り、我が道を行く覚悟を決める。リキへの人工授精を合法にするため、基は悠子と離婚しリキと籍を入れるが、もともと悠子が気に入らない千味子(黒木瞳)はそのことを知り悠子に電話をかける―

(5) 初回放送日:2024年5月28日

法律上、基(稲垣吾郎)と夫婦になったリキ(石橋静河)は6年ぶりに故郷の北海道に帰省する。代理出産の着手金を手に入れ、見違えるように着飾ったリキに驚く家族や地元の面々。リキはかつての職場の同僚たちとの飲み会で、当時不倫していた日高(戸次重幸)と再会する。リキが言い寄ってくる日高に辟易としていると、スマホに基から怒りのメッセージが届く。それは悠子(内田有紀)が止めるのも聞かずに送ったものだった。

(6) 初回放送日:2024年6月4日

北海道から戻ったリキ(石橋静河)は3回目の人工授精を受け、ついに妊娠する。しかしお腹の子の父親が基(稲垣吾郎)であるという確証がない。自分が招いた事態に激しく後悔するリキ。不安に耐え兼ね、すべてを打ち明けようと悠子(内田有紀)とりりこ(中村優子)に会いに行く。妊娠を喜ぶ千味子(黒木瞳)は、リキを自宅に住まわせ目の届くところに置こうとするが、基はリキを追い詰めることを躊躇するようになっていた。

(7) 初回放送日:2024年6月11日

代理出産の「プロジェクト」は破綻しつつあった。リキ(石橋静河)の妊娠が判明したとたん、悠子(内田有紀)が家を出て行ってしまい、基(稲垣吾郎)は不安と孤独に苛まれる。悠子を愛していたからこそ代理出産を望んだはずが、今やその悠子を失おうとしている。リキは双子を妊娠していた。重いつわりに苦しむリキ。誰を頼ることもできず、やむを得ず基に連絡を取る。事態を知った千味子(黒木瞳)が行動を起こす。

(8) 初回放送日:2024年6月18日

つわりに苦しむリキ(石橋静河)は、腹立ちまぎれに日高(戸次重幸)とダイキ(森崎ウィン)に妊娠を伝え、それぞれに父親の可能性があると告げる。悠子(内田有紀)はリキから打ち明けられた秘密を抱えることが耐えられず、基(稲垣吾郎)にすべてを話してしまう。激しく混乱する基。リキに会いに行くが、逆にある決断を迫られてしまう。途方に暮れるリキには、りりこ(中村優子)が救いの手を差し伸べていた。

(9) 初回放送日:2024年6月25日

りりこ(中村優子)の住む広い屋敷で暮らすようになったリキ(石橋静河)。りりこの叔父のタカシ(いとうせいこう)ら同居人たちに支えられ、上京して初めての安らげる生活を手に入れるが、そこへ悠子(内田有紀)が現れ、予想もしない提案を突き付ける。困惑するリキ。やがてリキの腹はいよいよ膨らみ、臨月が近づく頃、今度は基(稲垣吾郎)が屋敷にやってくる。「プロジェクト」はどうなるのか。対峙する二人だったが―

(10) 初回放送日:2024年7月2日

突然に破水したリキ(石橋静河)は帝王切開男児と女児を出産する。新生児集中治療室に運び込まれる双子。ついに生まれた子供たちを前に、ここまでプロジェクトを進めてきた者たちの思惑は変貌していく。産後間もないリキに、悠子(内田有紀)は引き渡しについての誓約書へのサインを要求する。拒否するリキ。基(稲垣吾郎)はリキを訪ね、その真意を問いただす。自ら引き受けたビジネス。リキの出した答えは―

リキ:石橋静河…字幕黄色

草桶基:稲垣吾郎…字幕水色

草桶悠子:内田有紀…字幕緑

 

めちゃくちゃ重い話。まず稲垣吾郎さんと内田有紀さんが夫婦役というところにひかれました。同世代のスターだけど、共演歴はこれまでなかったそう。そういえば、「踊る大捜査線」でそれぞれ別のスペシャルに出演してた。稲垣さんは犯人、内田さんは婦警だけどね。

 

同年代の男女は若いときはクラストメイトや同僚、恋人役などで共演するけど、年齢を重ねると、特に男性の俳優の相手役はどんどん若くなるので、年齢を重ねてから同年代の男女が共演するのが珍しく感じてしまう。

 

リキの閉塞感のある生活が見ていて苦しい。

 

悠子は金銭的には余裕があるけど、それでも基親子みたいなのに責められちゃ辛い。黒木瞳さんと稲垣吾郎さんを親子役にしたキャスティングがすばらしい。

 

しかし、リキって誰にも心を開かなそうに見えて、同僚のテルだったり、セラピストにもペラペラ代理母のことや相手のことまで話しちゃうのにびっくり。まあ、人付き合いが下手で距離感が分からないせいもあるってことかなあ?

 

基がなかなかのクズでひでぇよぉ…でも好きな俳優がクズ役上手なのいいよね。戸次さんもよかったな~。

 

守秘義務があるのにペラペラ相手のことを話しちゃうリキってどうなんだろう?? リキよりイライラしている基の気持ちのほうが分かってしまうよ(^-^; 

 

リキの勝手さに基も悠子も振り回されてる感じ。

 

それにしても、鈴木蘭々さんがキャスティングされてるとは、同時代を生きてきた者としては感慨深いねえ~。1994年の内田有紀主演の「時をかける少女」で共演してたもんね。でも、このドラマでの出演が、この回だけだったとは思わなかった。

 

基「子供は遺伝子の奴隷じゃない」と自ら言って、何かに気付いたっぽい!?

 

ハァ~、それにしてもすごいドラマだ。悪阻で苦しんでいるリキにあんなに優しく接していた千味子なのに(預金通帳見るのはヤバいが)、すごいバッサリ斬ってたし。

 

悠子も悠子で優等生っぽいこと言ってて、リキに絶対誰にも言わないから産んでと言ってたのに基に話しちゃった。リキもまたそれぞれの父親候補にLINEみたいなもので報告。

 

契約破棄、違約金をもらいたいくらいだと怒る基だけど、悠子は基を責める方向でいくのね。悠子は産まれてくる子を幸せにしたいと、基とそのまま夫婦になればいいと言いだす。

 

ハァ~どうなるの!?

 

リキが無事出産。双子の名前は悠人(ゆうじん)と愛磨(えま)。悠子と基は復縁することにし、遺伝子検査もしないことにした。しかし、リキは離婚を拒み、誓約書にもサインしようとしない。リキが退院の日、赤ちゃんと2か月過ごすことを基が提案。

 

正直、りりこの存在がファンタジー過ぎたな。赤ちゃんと2か月過ごすっていっても、世話してくれる人いるもんね。

 

そして、またペラペラと友達に子供の名前バラすか…(^-^;

 

リキは女の赤ちゃん(ぐら)だけ連れて家を出た!…で、終わりぃ!?

 

びっくりしたー! ドラマの感想を見てると悠子にイラついてる人もまあいたけど、私はずーっとリキがなぜか偉そうに見えてしまいダメだった。誰にも感情移入せずとも面白いドラマだったのは不思議。

 

たまーに今のドラマを見るのもイイネ! モヤモヤは残るけど物語としては面白い。