TBS 1970年5月14日
あらすじ
「豆せん」の比奈子(長山藍子)は青森から上京した伯父と伯母が持ってきた縁談をもてあましていた。伯父夫婦の狙いは比奈子を遠くに嫁にやった後、香子(和泉雅子)の面倒を看る事を口実に、「豆せん」の店を乗っ取る事であった。それを知ってさらに困惑した比奈子は急いで恩師の玉造(伊志井寛)のところへ相談に行った。
2024.7.4 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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鶴田清子:奈良岡朋子
鶴田衛:有川博
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正司良二:岡本信人
つね子:大鹿次代
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比奈子の伯父:浮田左武郎
比奈子の伯母:本間文子
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スリ係刑事:高木均
今井時子:藤夏子
渡部展子
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堀江比奈子(ほりえひなこ):長山藍子
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杉本公一:児玉清
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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松木聖
高橋福子
落合敏文
泉よし子
芳川京子
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劇団いろは
エースプロ
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
今回からフリガナがなくなった。キャストの渡部展子さんは5、6話では渡辺展子表記だった。どっちが正しい? そして、比奈子の叔父、叔母表記になってたけど、比奈子の母のお姉さんなので伯父伯母表記にしました。
前回の続きから。勝から厳しく叱責されて泣き出す光。
静香は史代の夫が亡くなったという知らせを受けていた。
朝、布団をたたみながら大きな声で光が「めだかの学校」を歌い、勝に注意された。
園長先生の部屋で掃除機をかけていた光に「おはよう」と何度も言う進矢。光は「絶交中!」と叫ぶ。進矢のほうが絶交だと言ったのに、昨日のことは言い過ぎた、反省してると言うが、光は怒っている。掃除機を止めた進矢は「女ってのはもっと素直にならなくちゃ」と言い、男が素直なのは主体性がないと言い出す。
九保育園を掃除していたのは勝。良二が出勤してきて、史代の家に寄ってきたと言う。今日の夜、バンコックから遺骨が帰ってくる。ギスギスした四方親子とご飯を一緒に食べようと誘う良二。
堀江家
青森から来た伯父たちの朝食は比奈子たちと同じトーストとコーヒー。ほんっとにこの時代、パン率高い。
比奈子は青森にお嫁に行くのは〜と、お見合いを断るが、比奈子と香子はそのことで言い合いになる。香子は比奈子がお嫁に行ったら下宿すると言う。下宿代は月に8000〜10000円かかる。しかし、寮に入れば2000円。
比奈子の母親のお姉さんだっけ? 元々、東京の人間で疎開して青森に住んでいたが、上京してくると言い、この店を譲ってほしいと伯父が言う。
上野警察署
次代が着替えていると光が出勤してきた。遅刻気味で先輩婦警に叱られる。
九保育園炊事場
園長夫婦が史代の様子を見に行っていた。今は気丈にしている。
先輩とパトロールしている光。
香子はデパートの催事場で鶴長さんを待っていた。
上野警察署
鶴長さんはこの春、九州から集団就職で上京したが、家出した少年を保護して、進矢に引き渡した。
デパート
11時過ぎても鶴長さんが来ない。怪しげな男を追いかける香子だが、スリ係の刑事だった。出勤してきた鶴長さんに止めてと言われて捕まえた女性も財布を落としただけで失敗続きの香子。
九保育園
比奈子が伯父夫婦のことを園長に相談に来た。店を譲れと言っても、まとまった金もない。青森で事務仕事をしていたが定年を迎える。子供たちとは別居していて、比奈子の両親にもお金を借りていたが亡くなったから返そうともしない。比奈子を青森に嫁に出し、香子の世話をするため上京するつもりでいるので、話をつけてほしいとお願いした。
控室で休憩する鶴長さんと香子。スリのことはタロウさんと呼ぶ。先ほどスリと間違えた刑事も入ってきて、香子は改めて謝った。1年や2年で出てこれるのでベテランのスリほど大人しく捕まる。暴れて傷害罪がプラスされないようにしているらしい。
喫茶店
昼間からたむろしている高校生に声をかける光。
上野警察署
酔っ払いっぽい男が乱入してきて次代に絡む。ああ! 奥村公延さんかあ! 若い! 白髪になった頃しか知らないから黒髪に驚き。それにすごく怖い絡み方してる。
豆せん
伯父夫婦の説得をしにきた園長。比奈子には意中の男性がいて、結婚して夫婦で店をやるつもりでいるから大丈夫だと言う。
店には、つね子が買い物に来ていた。買い物を終えたが、園長の説教に聞きいる。
2話にも客として登場してたけどノンクレジットだった。
園長は結婚相手を気にする伯母に今まで堀江姉妹にどんな思いやりをかけましたか?と問い、それでもしつこく名前だけでもと聞いてくるので、結婚相手の名は段進矢。私の甥で引き合わせることもできると話した。
上野警察署
進矢はデスクワークしていて、光も先輩と戻ってきた。光は先輩婦警と進矢にお茶を出し、進矢に謝った。光に謝られて進矢はニヤニヤ。
園長の部屋
静香は園長が出まかせを言ったことを責めた。比奈子は、これから買い物に行くと言うので静香も買い物を頼んだ。
比奈子は26歳。進矢は27歳。瓢箪から駒ではないかと静香は言う。
香子と帰ってきた次代。次代は先輩の香子にタメ口なのね。
豆せん
香子が帰ってくると、つね子が留守番していた。公一も比奈子の顔を見にきていたが、つね子から比奈子と進矢が結婚すると聞かされ、香子も公一も動揺した。公一は帰って行き、香子は公一が本命だと思っていたと驚く。
光と進矢が公園デート。進矢に女らしくないと言われていたことを気にしていた光だが、進矢はそんな君が好きと言い、いい雰囲気。しかし、園長が進矢に縁談がある、相手は比奈子だと連れて行った。
炊事場
勝と良二が史代の話をしていた。真っ青な顔をして何も食べていない。元気なく帰宅する光。
豆せん
衛と帰ってきた比奈子。次代と香子は「同期の桜」を歌って酔っ払っていた。
帰ってきた比奈子に結婚することを黙っていたことをキレ、香子は家を飛び出した。
光の部屋
仰向けに寝そべってテーブルに足をあげる光を叱る勝。女らしくないという叱り方に女じゃないもん!と不貞腐れる。しまいには勝に「くるさい!」とキレる。
酔っ払った香子が九保育園に乱入。
♪姉ちゃんは太郎の嫁になる〜って香子が歌ってたのは本歌があったのか!
香子は光にも歌うよう強要する。光も一緒に歌う。香子も光も荒れる。光の耳を引っ張って歌をやめさせる勝。(つづく)
香子も比奈子もすごいシスコン!? よく分からない荒れ方。