TBS 1976年6月4日
あらすじ
記憶を取り戻した由美子(岸田今日子)は信人(宇津井健)と17年振りに夫婦として再会したが、「世津子」と呼ぶ信人に「大竹由美子でございます」と答え立ち去った。
2024.6.26 BS-TBS録画。
脚本:佐々木守
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吉野信人:宇津井健
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島崎直子(若杉京子):山口百恵
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吉野いづみ(青山圭子):秋野暢子
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大竹修三:前田吟
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吉野俊介:南條豊
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下条秋子:木内みどり
大和田先生:大石悟郎
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尾崎:犬塚弘
クニ:星美智子
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ジュン:伊藤透
ススム:山本伸吾
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島崎栄次:三国連太郎
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大竹カツミ:真夏竜
広田正光
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大竹ハルヒコ:小沢雅裕
大竹ヒロミ:中立奈美
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吉野剛造:志村喬
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山村美矢子:有馬稲子
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ナレーター:若山弦蔵
信人の前に現れた世津子は「あなた」と呼びかけた。しかし、信人が「世津子」と近付くと「大竹由美子です」と背を向け、「許してください」と頭を下げ、去って行った。
ぼんやりしていた大竹は現場で事故に遭いそうになる。
いづみは剛造にしつこく母のことを聞いた。学校で母を招いてお茶会があるのに母親がいないのは私だけと言い、信人にもどんな人なのかしつこく尋ねる。俊介もお母さんを亡くしていて、いづみを贅沢だと言う。新しくレコードを買ったから部屋で聴こうと誘う。
剛造は信人に世津子のことを聞く。私に任せてくださいと言う信人。
大竹家
由美子のいないところでママが突然いなくなったらどうする?と不安を煽るようなことを子供たちに聞く大竹。由美子は、ママはどこへも行かないわよ〜と子供達を抱き寄せた。
その後、そーっと直子の様子を見にいく由美子。
公園
信人は世津子に「あなた」と言われたことを美矢子に報告した。このときの美矢子はチューリップハットにジーンズ姿。どうした!?
白百合園・仮宿泊所
秋子から給料とボーナスを受け取る直子。
大竹家の家の前を直子と白百合園の子供たちが通りかかると、ハルヒコとヒロミも直子について行った。
みんなで歌いながら歩いて行く。
大竹家を訪ねた美矢子が「世津子さん」と声をかけた。信人と世津子の結婚式でテーブルスピーチをやらされた思い出話をする美矢子。世津子は信人にはっきり話すと言う。
真夏竜さんは大竹の弟か。
いつも思い出すのは「キッズ・ウォー」。茜のおじいちゃん…じゃなくて伯父だっけ。
美矢子は信人に電話をして、世津子の記憶が戻っていること、信人と直接話したいと言っていることを伝えた。ピエロの役はこれでおしまいと自虐し、同僚に慰められる。
信人と世津子が待ち合わせて再会した。ホテルのロビーかな? 向かい合わせじゃなく隣に座ってる。信人は大竹由美子さんが無事でいてくれたことに満足で、僕を忘れて、大竹さんと幸せになってほしいと言う。
いづみは…と言いかけた世津子だが、信人は、いづみを呼んでいた。信人は、いづみには母親としてではなくても大竹のおばさまとして会ってほしいと考え、呼んでいた。「あなたの娘はその子ではない」と言えずに立ち去った世津子。
面会に行った直子はボーナスがもらえたことを島崎に話した。直子が千羽鶴を折る、千羽折るのとお父さんと釈放と競争だと言うので泣き出す。島崎は面会の度に泣いてるな。
いづみはたくさん買い物をして信人と帰ってきた。信人は世津子はもういない。幼い子供がいて大竹という立派な伴侶がいると剛造に話した。
自室に戻り、唯一残していた世津子の写真を破く信人。
大竹家
由美子に記憶が戻ったのか聞くカツミ。私は大竹由美子よ、と言うのが答え。
定時制高校
ススムが直子に告白しようとしていた。しかし、ジュンは殺人犯の娘であることを気にしている。そんな話を立ち聞きしてしまった直子は先生が止めても走り去り、歩いてきた俊介に抱きついた。
島崎の面会に行った由美子。島崎は直子の赤ん坊の頃は刑務所にいて、直子の存在は2歳を過ぎて初めて知ったと話す。
白百合園・仮宿泊所
秋子に直子といづみの持ち物について尋ね、全てを知った由美子は、直子と話そうとしたが、直子は、いづみに呼び出されて行ってしまった。
公園
いづみは直子にお兄様に会ったんでしょう?と言い、私とお兄様はフィアンセなのよと繰り返し伝えて去って行った。涙を流す直子。
信人の職場まで来て、一緒に帰りたいと言ういづみ。俊介が眠る頃に帰りたいと言う。
島崎が信人の元に来た。いづみとすれ違い、直子の話をする。そこからまたもう一度、錦濠事件の話をする。
また由美子が信人に会いにきて、信人に島崎直子がいづみだと伝えた。
おお! もう分かっちゃうんだ!
信人はしばらく由美子の心の中にしまっておいてくださいと頼んだ。由美子は、いづみを殺人犯の娘のままにしておくの?と聞くが、時期を待ってくれと答えた。
白百合園・仮宿泊所
由美子は子供たちも連れてきて遊ばせていた。直子に私たちも入れてもらいましょうと手を取られ、ドキッ! かごめかごめで遊ぶ。直子と接していて目が潤む由美子を木の影から見ている信人。(つづく)
この脚本、どんどん進んですごいなぁ。これ以上、何があるっての!?
どうやら「赤い運命」の次は、そのまま「赤い衝撃」が始まるらしい。また百恵&友和、そして原知佐子。脚本は「赤い疑惑」の5話以降を担当した方々か…でも、続く限り見てみようかな。