TBS 1978年2月9日
あらすじ
井波(中野誠也)と結婚して半年、美智(松原智恵子)は初めて知る幸せをかみしめた。 新聞社の嘱託となった夫を助けるため美智も印刷会社で働いた。二人は愛と尊敬、信頼で固く結ばれ、しつこい小野木(伊藤孝雄)のいやがらせにも揺るがなかった。やがて二人の間に女の子が生まれ麻子と名づけた。昭和十六年十二月の開戦以来、男たちは次々と戦場に送られていた。
2024.9.24 BS松竹東急録画。
原作:田宮虎彦(角川文庫)
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井波美智:松原智恵子…字幕黄色
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井波謙吾:中野誠也
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吉岡俊子:姫ゆり子
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警官:名川貞郎
給仕:笹川恵三
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医師:高木信夫
警官:今田成美
ナレーター:渡辺富美子
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小野木宗一:伊藤孝雄
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音楽:土田啓四郎
主題歌:島倉千代子
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脚本:中井多津夫
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監督:八木美津雄
<美智の妊娠は既に6か月に入っていた。いつ井波に召集令状が来るかもしれない。そんな恐れにおびえながらも、おなかの赤ちゃんはすくすくと順調に育っていた。やはり、美智にとっては幸せな日々が続いていた>
外で洗濯物を干していた美智に井波が家の中から窓を開けて声をかけた。「美智」
美智「はい」
井波「ちょっと来てごらん」
美智「なあに? なんか用?」
井波「いいから早く来いよ」
玄関に入ってきた美智。「お茶が欲しいんでしょ?」
井波「違うよ。ほら、今、生まれてくる子の名前、考えていたんだ」
美智「やあね。せっかくの日曜なのにお仕事してるから邪魔しちゃいけないって気をつけてたのよ。そんなことしてるなんて」
井波「そんなことって…仕事より赤ちゃんのほうがずっと大事さ。さあ、上がれよ」
美智「生まれるのはね、まだ4か月先よ」
井波「もう生まれてるんだよ、このおなかの中に。男かな? 女かな?」
美智「どっちがいい?」
井波「両方いい」
美智「まあ…」
井波「だから、両方考えといた。ほら」
半紙に書かれた名前。
美智「『誠一郎』『麻子』」
井波「平凡かな?」
美智「井波誠一郎。いい名前ね。井波麻子。ねえ、どうして麻子なの?」
井波「うん? 麻のようにすくすく育ってくれるように。君も考えてくれよ」
美智「あなたが決めたんだもん、賛成よ。あなたの赤ちゃんですもの」
井波「君のと僕の赤ちゃんだろ?」
美智「フフッ、そりゃそうだけど」
井波「どれ? 赤ちゃん少し大きくなったかな?」
美智「時々ね、おなかの赤ちゃん、暴れまわるのよ」
井波「へえ~」
美智「あっ、ほら、動いた」
井波「えっ? アハハハハ」
美智「フフフッ」
井波「おい、丈夫に育ってくれよ。楽しみに待ってるからな。ハハハハッ」
美智「ほんとに双子だといいわね」
井波「よし、そうなってくれるように…あっ、ちょっと鋲取って」半紙を壁に貼る。
美智「はい」紙を押さえて、井波が鋲をさす。
⚟警官「ごめん」
美智「はい!」
警官「井波美智というのは、お前のことか?」
美智「はい、何か?」
警官「うん。小野木という男を知っとるな? 本人の話によると以前、お前の亭主だったそうだな」
美智「あなた」
井波「あっ、どうも」
警官「あっ」
井波「井波ですが、小野木がどうかしたんでしょうか?」
警官「うん。あ~、3日ばかり前に酒を食らって、若いチンピラ数人を相手にケンカをしたのはいいが、袋だたきになってな。警察に連行したところが刃物を持っとったもんだから、そのまま留置場に放り込んだんだが、どうしても身元を明かさん。それが、今日になって、やっと自分の名前を言うたらしい。警察でもいつまでも泊めておくわけにいかんので身元引受人はおらんかと問いただしたところが井波美智に来てもらってほしいということらしい。品川署まで行ってくれるかね?」
美智「そんな…私、今、小野木という人とは全然関係ありませんし、筋違いだと思うんです」
警官「断るわけだな?」
美智「はい」
警官「じゃあ、品川署にそう返事をしといてええな?」
美智「はい。よろしくお願いいたします」
警官「うん」
警官役の名川貞郎さんは「たんとんとん」では造園屋の辰つぁん。新築の中西さんちで中西さんと一緒に引っ越しそばを食べていた。
井波「あの男、まだ東京にいたのか」
美智「あなた、すいません。小野木のことでいつまでも心配かけてしまって」
井波「何言ってんだ。そんなこといい。それより…やっぱりこのままほっとくわけにいかんだろう」
美智「あっ、でも…」
井波「これから品川署行ってくるよ」
美智「私たちは、ほんとに関係ないんですもの。身元引受人なんて…」
井波「逆恨みされちゃ、かなわないからね。それに君だって大事な体なんだし、こういうことは、ちゃんと解決しといたほうがいいと思うんだよ。なっ? そうしよう」
美智「すいません」
吉岡家
井波「ごめんください、井波です」
俊子「はい! あっ、いらっしゃい」
井波「すいません。ちょっとお願いしたいことがあって」
俊子「あっ、じゃ、どうぞ」
井波「いえいえ、これから夜勤で会社行くもんですから、ここで」
俊子「何か?」
井波「今、品川署行ってきたんです」
俊子「まあ、どうして?」
井波「ええ…実は小野木が留置場に入れられたっていう連絡がありましてね、引き取りに行ったんですが、釈放されたあとだったんです」
俊子「小野木って人、まだうろうろしてたんですか? まあ…あんなヤツ、裁判にかけて刑務所に閉じ込めてしまえばよかったのに」
井波「まあ、まさかのことはないと思うんですが、奥さんにも聞いといていただいたほうがいいと思って」
俊子「いいわ。あとでお宅に行ってあげる」
井波「ええ、よろしくお願いします」
俊子「ねえ、交番に行って、お巡りさんによく頼んどいたら? またこの辺うろうろしたら、すぐ捕まえてもらうように」
井波「よく事情を話しときますよ」
俊子「前にいたお巡りさんだったら、よく事情を分かっててくれたんだけどね。でも、以前あんなことがあったんだから、この辺、二度と来られないと思うんだけど。ほら、お巡りさんに追っかけられて、すんでのところで捕まるとこだったじゃない」
井波「だといいんですが。美智は今、大事な体ですから、余計心配なんですよ」
俊子「でも、奥さん果報者ね。井波さんみたいな優しい旦那さん持って」
井波「いえ、そういう意味じゃなく、いつ僕に召集令状が来るか分かりませんからね。美智のそばにいてやれるのも今のうちだって思うんですよ」
俊子「そりゃそうかもしれないけど…」
井波「せめて、子供を無事に産んでくれるまではって思うんですけども、正直言って子供の顔が見れるかどうかも危ないくらいなんですからね。僕がいなくなったら、美智は誰一人、身寄りがいないんです。ですから、それだけに…」
<美智は、小野木の名前を聞いたときから不吉な予感に脅かされていた>
小野木に手を引っ張られて、殴られながら公園を歩く美智。
部屋で編み物をしながら不安に襲われる美智のところに俊子が訪ねてきた。「ねえ、今日、千葉の実家から、ほら、ちりめんじゃこが届いたの」どんぶりの蓋を開ける。
美智「あら」
俊子「召し上がっていただこうと思って」
美智「すいません、わざわざ」
俊子「こういう物食べるとね、おなかの赤ちゃんにすごくいいのよ。たんぱく質とカルシウム。フフフッ」
美智「フフッ、じゃ、いっぱい食べます」
俊子「はい」どんぶりを渡す。
美智は家に上がるように言い、名前を書いた半紙を見せた。
美智「主人が書いたんです」
俊子「『誠一郎』『麻子』。あっ、赤ちゃんが生まれるまでにまだ間があるっていうのに随分気の早い話ね」
美智「そうなんですよ。毎日一人であれこれ考えてて、今日、やっと決まったんです。男の子は誠実が一番大切だから誠一郎。女の子は麻のようにすくすく伸びてほしいんですって」
俊子「ふ~ん、やっぱり親ね。初めての赤ちゃんだから。それにいつ召集が来るか分かったもんじゃないしね。あっ…ごめんなさい」
美智「すぐお茶入れます」
俊子「うん、いいの。かまわないで、すぐおいとまするから。それより、ご飯まだなんでしょ?」
美智「ええ」
俊子「だったら、うちに食べに来ない? 今日は主人の誕生日なの」
美智「あっ…」
俊子「2年間、なんの便りもなくて、今頃、どこで戦争してるか分かんないけど、今日ぐらいお祝いしてあげなきゃと思って。それから、ご主人から聞いたわよ。小野木のこと。でも、心配しなくても大丈夫。ご主人が交番のお巡りさんによく頼んだはずだから。今度変なことしたら刑務所行きだわよ。ねっ? あっ、純子が待ってるから行きましょ」
美智「ええ」
うっかりスルーしそうになったけど、戦前って、お正月になったらみんな一斉に歳を取る数え年が主であんまり誕生日祝いとかしなかったんじゃないの?
井波の働く出版社…社名が見えそうで見えない。着信音が鳴り、給仕の男性が出た。給仕、というと少年のイメージだけど夜勤だから年配の人なのかな。
給仕「はい、もしもし」
小野木「あの…ちょっとお尋ねしたいんですけど、確かそちらに井波さんちゅう人がおいでになると思いますけど…えっ? 今、来ておられる? ほう、食事にお出かけ中。あっ、いやいやそれなら結構です。どうもありがとう」
まだ出るのか、小野木は。「今、来ておられる?」で目を輝かせ、受話器を置いてニマニマ。
×明出版という字は見えるんだけどなあ。
給仕「あっ、井波さん。さっき電話がありましたよ」
井波「電話? 女房かな」
給仕「いえ、男の声でしたから」
井波「男?」
給仕「ええ」
井波「名前は?」
給仕「なんにもおっしゃいませんでした。井波さんは今でもお勤めかねとお尋ねになったんで、今食事で外出中ですとご返事したら、そうかねって言って、お切りになったもんですから。じゃ」
井波「あっ…」
給仕「えっ?」
井波「もしかしたら京都弁の人じゃなかったですか?」
給仕「いいえ」
給仕役の笹川恵三さんはwikiによれば1906年生まれで没年不詳。ドラマに出てたのは1978年の日本の戦後というNHKのドラマくらいまでで、このドラマの記述なし。パタッと芸能活動を辞めた人って没年不詳の人が多いね。
吉岡家
俊子「フフフ…そうなのよ、そう。あっ、ごめんなさい、お茶」
美智「あっ、いえ、もう結構です」
俊子「あら…あっ、じゃあ、これどう? ねえ。はい、食べて」
美智「いえ、十分いただきましたから。ほんとにすっかりごちそうになってしまって」
俊子「だって、たまにじゃありませんか。ゆっくりしてよ」
美智「ええ。でももう9時過ぎましたから、そろそろ…」
俊子「あら、もうそんな時間?」
美智「ええ。あら、純子ちゃん、居眠りしちゃって。じゃ、奥さん、おやすみなさい」
俊子「そう? ああ、じゃ、お送りするわ」
美智「あっ、どうぞ、ご心配なく。それより純子ちゃんを早く寝かせてあげてください」
俊子「愚痴ばっかり聞かしちゃって迷惑だったでしょ?」
美智「いいえ」
俊子「フフッ。でも、おなかにたまったもの吐き出してすっきりした」
美智「私でよかったらいつでもどうぞ。お勤め辞めて暇なんですから」
俊子「ありがとう」
美智「じゃ」
玄関
美智「でも奥さん、どうしてご主人からお便りがないんでしょうか。せめてどこにいるかぐらい教えてくれたって…」
俊子「戦争中だから、やっぱり軍の秘密なんじゃないかしら」
美智「だからって…」
俊子「便りがなくても、どっかで生きていてさえくれたらいいのよ。戦死して帰られたんじゃたまったもんじゃないものねえ。お宅は羨ましいわ。毎日帰ってらっしゃる旦那様がいて」
美智「じゃあ、おやすみなさい」
俊子「あっ、気をつけて」
美智もさ…俊子の夫のことは、あまりふってやるなよと思ってしまう。
井波家
玄関の鍵を開けていた美智に物陰から「美智」と呼びかけた小野木!!
小野木「来てほしい言うたのに、お前、警察に来てくれへんかったな」
美智「当たり前です。もう何の関係もありませんから」
小野木「俺がそれほど嫌いか」←嫌われてないと思ってるならすごい。
美智「もう忘れました。帰ってください」
小野木「俺はお前が好きや。どないしても忘れられへん」
美智「お願いです。忘れてください」
小野木「冷たい女やな。久しぶりやないか。話ししよう。なっ?」
首を横に振る美智。
小野木「ああ…こんなとこじゃ話せんやろ。さあ、中へ入って」
美智「入れるわけにはいきません。ここで伺います」
強引に玄関の戸を開け、家に入る小野木。
美智「ハァ、ハァ、ハァ…誰か…」
ちょっ…ここのシーン、小野木の右手は美智の口、左手は美智の左胸の上…おいっ! わしづかみみたいな持ち方じゃないけどさ!
小野木「乱暴しに来たわけやない。話が済んだら、すぐ帰るさかい。おとなしゅう聞いてくれるか?」
なんとかうなずく美智。
小野木「ほんまやな?」
うなずく美智に手を離した小野木は家の灯りをつけた。「酒ないか?」
首を横に振る美智。
小野木「水でええわ」
コップに注いだ水を小野木に渡す美智。「はい」
水を一気飲みした小野木はコップを返した。
美智「話って、なんですか?」
小野木「えらいつっけんどんやな。一つ布団で寝た仲やないか」←やめろぉ!
美智「まだそんなことを…早く言ってください」
家の中をウロウロする小野木。
美智「あ…あの…」
小野木「一緒に死のう。そうでもせな、気が済まんよって。ええな?」
美智「脅かすんですか?」
小野木「本気や。お前なしには生きてられん」
美智「むちゃ言わないでください。私は井波の妻です」
小野木「なっ、死のう」←全く話を聞いてないね!
首を横に振る美智。
小野木「命が惜しいんか?」
美智「当たり前です。死ぬわけにはいきません。赤ちゃんがいるんですから」
小野木「なんやて?」
美智「妊娠してるんです」
ショックを受けて座り込んでしまう小野木。
美智「分かったら帰ってください」
小野木「俺の子供はできずになんで井波の子供なんか…」
だけど、美智を籍に入れてなかったし、できたらどうするつもりだったの?
美智「お願いです。私のことは忘れて出直してください。お願いします」
小野木「分かった。その子は俺の子として育てる。かわいがるさかい、一緒に行こう」←おいっっっ!
美智「なんてことを…」
小野木「好きなんや、美智…」
美智「イヤ…誰か! 誰か! んっ、誰…」小野木にまた口をふさがれた。美智を軽々持ち上げ、畳の上で押し倒す。「イヤ!」
キスしようとしてるぅ…いやぁ…逃げる美智。
小野木「ちくしょう!」まだキスを迫る。「美智、好きや! 美智は俺のもんや。美智…美智…」
美智は手元にあった花瓶を手にし、腰のあたりに抱きついている小野木に振りおろした。
小野木「うっ! あっ…ああ…くう…うう…」
2時間ドラマなら死んでるけど、小野木は額から流血しながら逃げる美智をすぐさま追いかけ、美智をビンタする。そして、首を絞めた。美智は気を失い、倒れた。
小野木「美智…美智。美智! 美智!」何度も名前を叫びながら、頬をぺちぺち。
井波「ただいま」
小野木はびっくりして立ち上がる。
井波「美智…(小野木に)貴様! この野郎!」小野木の胸ぐらをつかんでぶん投げた。「美智! 美智! 美智! しっかりしろ、美智。美智、俺だ、俺だよ。美智! 美智!」
殴られてるからあんまり頬をぺちぺちしないで~。
井波「美智、美智、しっかりしろ、美智!」
逃げていく小野木。
美智「ん~」
井波「美智、美智、俺だ、分かるか?」
ようやく目を開けた美智だが、再び目を閉じた。
ふすまが開く。
医師「もういいですよ」
井波「どうぞ」洗面器を渡す。
医師「ああ」
井波「本当に大丈夫でしょうか? 鎮静剤打っときましたから間もなく眠ると思います。2~3日、安静にしてれば大丈夫ですよ」
警官「ひどいヤツだ。きっと捕まえてやりますよ」
井波「はあ。あの…赤ん坊のほうは…」
医師「心音がしっかりしてますから大丈夫です」
井波「ありがとうございました」
目を開けていた美智だったが、安心したように目を閉じた。(つづく)
小野木で引っ張るね~。最後に出てきたお医者さん役の高木信夫さんもまた木下恵介アワーで見かけました。
「たんとんとん」では朝子の父で歯科医。
「太陽の涙」では矢場さんと一緒になって小川さんをいじめてた同じ病室の林さん。いずれも病院関係ばっかりだね。
小野木の行動パターンが今、ストーカーをドラマで描いてもあんなふうじゃない? しまいにゃ死のうって言っちゃうところとかも。大昔からいたんだね。
それにしても、次の再放送作が「花衣夢衣」と知り、正直残念…愛の劇場視聴率1位「岸壁の母」、2位「別れて生きる時も」ときて、3位の「白衣の姉妹」が来るのかなーとも思ったけど、上位2作がこれまでも幾度か再放送されたのに対し、「白衣の姉妹」で検索しても今まで再放送された形跡がないので、こっちより再放送されたことのある市原悦子主演「わが母は聖母なりき」という1980年の愛の劇場を予想したのですが大外れ。
「花衣夢衣」は2008年の東海テレビの昼ドラ。津雲むつみ原作。全65話。
舞台は昭和…だけど、そういうこっちゃないのよ。見たことないけど、実況向けのドラマっぽい気はする。あー、昼ドラが続くのか。元々、木下恵介アワーの前も東海テレビの昼ドラを続けて放送してたみたいですね。東海テレビの昼ドラといっても、70年代の「あかんたれ」とか「ぬかるみの女」なら見たかったよ。
夕方の楽しみがなくなってしまった。しかも、全65話って…来年の1月中旬まで、この枠とは、お別れです。平日朝の再放送は「太陽の涙」→「幸福相談」。土日は「わが子は他人」となると思うのですが、さすがにその後、「岸壁の母」を平日、「別れて生きる時も」が土日ってこたぁないと思うので、土日の再放送枠で何か別のドラマをやってほしいんだよなあ。どこかでなにか昭和ドラマやってくれたら嬉しい!
これからは同郷の大スター・伊藤孝雄さんの作品を探して見てみよう。