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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第22話「幸せになりたい」

TBS 1979年4月5日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.18 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。29歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き?

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。高校教師。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。歌手を目指している。

長谷部定子(大森暁美)…克利の母。

長谷部壮司(滝田裕介)…克利の父。

 

ダイニング

順に健のところに行ったことを聞き出そうとするわかだったが、順はどこにも行ってないもん!と部屋から逃げていった。ギプスが取れた洋と初めてレコードを吹き込む克利のために赤飯を炊いていたわかは、ダイニングに来た時枝にいくら孫を可愛がっても嫁の肩を持つし、所詮亜紀は他人と愚痴る。時枝は同調して亜紀の悪口を言うでもなく、嫁と娘は同じではないと優しく諭す。

 

亜紀が洋を連れて帰ってきた。吾郎も茶の間に顔を出し、帰ってきた周子と仲睦まじい様子にわかは嬉しそう。吾郎と周子は構わず教育論を語り合う。

 

スタジオ

高子が見守る中、克利のレコーディングが始まる。透明感のある声〜。しかし、高子は調子が悪いとダメ出し。さらにハートがないと怒る。すぐに泣いちゃうんだよな、克利は。克利を落ち着かせて再びレコーディング。

 

福太郎が家裁調査官として克利の父・壮司(滝田裕介)を訪ねた。

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滝田裕介さんはこのドラマでは女子高生の父親役。

 

壮司は職場を訪ねられては困るとし、家内とは何もかも違うと家に帰ることを拒否。一応、生活費等は送ってるらしい。家を出ている克利にもあんな母親と一緒にいたんじゃという態度だし、家内が反省しないと帰らないという態度。元は壮司の浮気じゃないの? 定子の性格が嫌ならとっとと別れてからやれ。

 

克利のレコーディングはまだ続く。

 

長谷部家

定子はなんでも人のせいにする夫の態度に呆れていた。克利はちゃんと勉強しているか福太郎に聞くが曖昧な返事しかできない。

 

スタジオ

克利の歌にようやくOKが出た。スタ誕デビューでドラマ出演して、しかも歌手の役で…ドラマ内の克利と同じようにすごい力を入れて売り出されてたんだろうな。1話にチラッと山本譲二さんが歌手役で出てたけど、「みちのくひとり旅」がヒットしたのは1980年。誰が売れるかなんてわからないものだね。

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茶の間

わかが克利のためにお赤飯を炊いていたことを知り、涙を隠して部屋を飛び出した克利。高子もわかの行動に感動する。

 

亜紀は廊下にいた克利を従業員たちのいるダイニングに連れて行く。打ち込めるものがなかったら、シンナーしてたか飛び込んでいたかも…と物騒なことを言う克利。従業員たちは克利を温かく祝う。

 

茶の間

克利の今後についてわかと高子たちで話し合い。福太郎は夫婦はお互いを責め、修復に時間がかかるだろうと言う。福太郎は定子から克利の服を預かってきたと言うと、勝手なことしてもらいたくないなあと不満を漏らした高子を怒る。

 

福太郎たちの部屋に克利を呼び出し、お母さんが心配していると話す福太郎。

 

茶の間

順と哲也の入学式。哲也は福太郎に買ってもらったランドセルを見せにやって来た。入学式に行くのは亜紀と福太郎。わかは洋装の亜紀が気に入らない。時枝は訪問着なのに、作った訪問着があるでしょう?と言うが、福太郎はこのままでいいと言うと、もう何にも言いませんとすっかりへそを曲げてしまった。

 

朋子は何であんなこと言ったの?とわかを責めるが、周子は、わかをかばう。わかは福太郎が嫁の肩を持ったのが気に食わない。みんなして母さんのことバカにしたらいいでしょという京塚さんの言い方が面白くて笑った。

 

わかは自分が我慢すれば丸くおさまるんだからとわかはわかなりに気を遣ってるんだろうけど、あんまりかわいそうとは思えない。

 

周子に吾郎のことを聞くと、最初は友達と言い張るが、結婚の話が出ていると知り、ニコニコ。

 

朋子には市郎から手紙が届いていた。焦ることはないという市郎。

 

福太郎は亜紀が店に出ていることに驚く。わかは周子と吾郎のことを知ったので機嫌がいい。みんなには内緒にしとくという割にすぐ福太郎に話すんだよな〜。福太郎はそろそろ真剣に部屋を探した方がいいと亜紀に話した。(つづく)

 

入学式に和服のお母さんは私の時代もまだそうだったな。いちいちうるせーぞとは思うし、こういうことがあるたびにみーんなお母さんが悪いのと言っちゃうわかがヤダ。