TBS 1979年2月22日
あらすじ
舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…
2023.7.6 BS11(イレブン)録画。
主な登場人物
伊和田(いわた)家
わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。
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亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。
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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。
周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。
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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。
小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。
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従業員
古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き?
三浦太平/たへい(岡本信人)
中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き?
松島時枝(茅島成美)
泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。
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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。
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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。
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藤原市郎(中村勘九郎)…小型犬・モンタの飼い主。
丸山敏之(赤塚真人)…市郎の居候。
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森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。
健(田島真吾)…亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。
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長谷部克利(豊田清)…周子の生徒。
長谷部定子(大森暁美)…克利の母
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大坊(たいぼう)吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。
朝、ダイニング
長子がダイニングテーブルに突っ伏して寝ていた。わかは長子を心配する。太平、国夫、夏子も朝早く来たが、警察に行った福太郎からの連絡もない。
わかは洋(よう)が無事に見つかったら福太郎に何と言われようとも今度こそ亜紀に引き渡すと朋子に話す。
警察署
福太郎が洋のことを問い合わせる。
スナック葵
亜紀もまた一睡もできなかった。亜紀は健のことでね。健はまだ未成年? 伊和田に帰ろうかしらと言う亜紀に前より肩身の狭い思いをすることになるとママが止める。ほんとにその通り!
伊和田家玄関
電話が鳴るが、周子あて。おそらく吾郎だね。そういや昨日の回で連休と言ってたっけ。1978年2月11日が土曜日だった。だから日曜日?
そこに定子が訪れ、手土産や下宿代などを持って来た。周子は下宿代を受け取らない。克利に定子と会うように言うと高子はこれからレッスンがあると周子と言い合いになる。
克利は玄関に行き、定子と話をする。定子も克利も今日は落ち着いてお互いを思いやるような会話ができた。
そこに福太郎帰宅。洋は交通事故に遭っていた。
朋子は詳しい事情を言わずに病院へ行くように亜紀に電話をかけた。「まさか順か洋が…!?」と察しのいい亜紀。
病院のロビー
朋子と亜紀が再会。
病室
洋は頭を打って意識を失っていて、今朝になって意識を取り戻し「母さんの所に行く!」と言い出した。頭を5針縫い、左脚骨折していたが、記憶はしっかりしている。わかは洋の世話を亜紀に頼む。
伊和田家に戻ったわかと長子。長子はすこぶる機嫌が悪い。
茶の間
わか、郁、周子、朋子が集まる。わかは「しみじみおばあさんなんて役に立たないとつくづく骨身に沁みました」と語る。“骨身に沁みる”もよく出てくるフレーズだね。わかは福太郎たちを別居させて家族4人で暮らさせると話す。
跡継ぎ問題は高子は一番脈がないと噂し合うが、音楽プロデューサーなんて一生できる仕事じゃない、挫折したら継ぐんじゃないと勝手なことを言いあう。なんか失礼な話だね。
ダイニング
お茶漬けを雑にかっこむ長子。ほかの従業員たちの前でもう辞めてやると鼻息が荒い。順のいる前で亜紀の悪口言うんじゃないよ。
病室
福太郎は亜紀と洋の姿を見て、やっぱり母親は違うんだなあと洋が亜紀に見せる顔は俺も見たことがないと感心する。洋は伊和田が好きで伊和田に帰りたいと泣く。
スナック葵
伊勢の伊、平和の和、田んぼの田と伊和田の説明を電話でするママ。病院に電話して亜紀を呼び出そうとしていた。そこに福太郎が来た。健が覚醒剤の密売容疑で捕まったことをママが話す。健が犯罪を犯したのも結局は福太郎のせいと責めるのも分かる。
伊和田家
福太郎は100万円の定期預金を解約する手続きする時間がないから、100万円を貸して欲しいとわかに言う。福太郎は使い途を話そうとしないが、結局明日までに100万円を用意するというわか。ほんと、現金のある家なんだね。
玄関
周子から吾郎、吾郎から洋が入院したことを聞いた栄二が伊和田家を訪れた。栄二は洋の見舞いに行きたいが、病院を聞いてなかったと聞きに来た。わかはこれから病院に行くから一緒に行こうと誘うが、今度は郁が行かないと言い出す。
病室
健が訪れた。福太郎が健の身元引受人となり、釈放された。福太郎が保釈金も払ってくれたが、そのことを健は許せない。
見舞いに来た順、わか、郁、栄二。栄二は、今度自分でやるおもちゃ屋のぬいぐるみを洋に渡した。それを取り上げて床に叩きつけた健は洋を怪我させたことにわかたち伊和田の人間に怒りをぶつける。健をビンタして諌める亜紀。
健が出ていくと、亜紀は伊和田の家に戻らせてくださいと頭を下げた。めでたしめでたしと言う栄二だが、わかは返事をしなかった。
茶の間
郁は生まれた家だから出て行かない、亜紀と離婚させれば?と言うが、わかは福太郎をこの家から出すと言う。(つづく)
おお〜!? ここにきてわかさんが一番まともなこと言ってる! 郁さんが結構厄介。
今日は23話。
明日は24話。もうすぐ終わっちゃう。「三人家族」で共演経験もあるせいか三島雅夫さんと竹脇無我さんのシーンがほんと好き。だからこそ「三人家族」そのままの設定で2年後が見たかったというのもある。