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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第36話「嫁の覚悟」

TBS 1979年7月12日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.8.10 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。元・レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。元・男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学部3年生。

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。定年退職後、おもちゃ屋を開く。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。国夫と結婚する。

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝に告白するも店は辞めた。

中田国夫(尾藤イサオ)…長子と結婚する。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。来春大学卒業予定。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の結婚相手。元・高校教師。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。

長谷部定子(大森暁美)…克利の母。

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高野(長谷川哲夫)…高子の見合い相手。

 

伊和田家にやって来た福太郎。玄関は閉まっていてインターホンを押すと朋子が出た。亜紀が手伝いに来ているはずだと思っていたのに、亜紀は帰っていた。

 

茶の間

わかはかえって気を使うと亜紀を帰したと話すと福太郎はちょっと複雑な顔。嬉しくもありがたくも何ともない。わかはせっかく福太郎や郁たちも来てるので周子や高子を集めて話があると言う。

 

高子は部屋で寝ていた。あいつ=高野とのデートは疲れると愚痴をこぼす。ビーフシチューを作ってくれたが、作っている横に立たされ講釈を垂れ、食べる頃にはお腹いっぱい。そこまで嫌な人じゃ無理っぽいねえ。

 

わかは国夫を養子にすると話す。高子は出戻ったら帰る実家がなくなると言うものの、高子以外はみんな笑顔で賛成する。ここにきて周子が一番まともっぽく見える。朋子は健気ないい子っぽく見えてたけど自分勝手なところがある。

 

ダイニング

国夫と長子は福太郎夫婦に継いでもらうのが筋だと思っている。これだけの店を継ぐなんて多大な財産を注ぐことになるとか、他人が大きな顔して~と大坊の悪口言いまくってたのに、いざ自分に跡継ぎ話が出てくると自由がなくなる~とビビる長子。

 

周子がビールを取りに来て、長子にお礼を言う。

 

茶の間

高子の結納が決まる。高野さんはマシな方だし、自分では相手も見つけられないしとヤケになってる感じ。大丈夫かな? 周子は簡単な仮祝言だけ済ませてハワイへ行く。郁が吾郎の店が軌道に乗ってからハワイに行ったら?と言うが、一番苦しい時についていてやりたいとノロケる。

 

福太郎のマンション

帰ってたんなら電話しろよという福太郎に泣き出す亜紀。まあ、わかが亜紀を許さん!という気持ちになるのも分かるんだよなあ。長子に協力してもらった方がいいかもね。

 

茶店

朋子は市郎を待っていた。朝の7時に電話して学校に行く前に呼び出した。朋子は結婚取り止めを取り止めることを話した。市郎はわかを信じていて両親には何も話していなかった。朋子はプレゼント選びを手伝って欲しいと言う。

 

厨房にいた国夫を呼び出した朋子は裏庭でこの前のお詫びと婚約祝いを渡した。国夫は複雑な表情!? 朋子から長子への心変わりはちょっとあやしい。

 

わかは国夫を探していたが、国夫はいない。

 

福太郎のマンション

国夫は亜紀に伊和田に戻って欲しいとお願いに来た。なんていい奴! 亜紀の気持ちはわかも分かってくれるとし、国夫は使用人として自由でいたい、気兼ねなく年寄りを引き取りたいと言うが、亜紀に断られた。

 

わかは郁に国夫が養子になってくれたことを電話で話している。

 

高野のマンション

ピンクのフリフリエプロンで料理をしている高野。ツイッター(あ、X…ってめんどくさい)で亡き妻のエプロンではないかと書いてる人がいてなるほどー! そうかも! スープ皿は温めておくんですよと高子に皿を渡したが、高子はテレビで克利が歌っているのを見て皿を落として割ってしまう。高野はこれは死んだ女房とドイツ旅行に行って買って高かったのに〜と文句を言う。

 

しかし、高子はテレビの克利に釘付けで「あんちくしょう〜」と部屋を出て行った。

 

その足で克利の家に行き、勝手にカムバックした理由を言いなさい!とインターホン越しに克利の母を責めた。今日は大森暁美さんは声だけの出演。多分、キャストクレジットには載ってなかった気がする。

 

高野から高子との結婚を考えさせて欲しいと怒りの電話があり、高子も結婚したくないと思っていて、壊れても仕方ないと思っていた。

 

福太郎のマンション

亜紀はこじれたままじゃ嫌だからと手伝いに行こうとする。福太郎は面倒ごとに巻き込まれたくない感じ。実は別居して楽になったのは福太郎の方かも?

 

伊和田家玄関

克利が訪ねて来て高子先生に会わせて欲しいという。わかはここには来ないでと言ったでしょと渋い顔。しかし、高子が起きて来て喫茶店で待ち合わせた。

 

わんこそば「伊和田」

今日から亜紀が手伝うと明るく言い、長子も朋子も加勢する。お昼のメニューに悩んでいた周子も亜紀を歓迎。わかはいい顔をしないが、みんなでゴリ押し。

 

茶の間

郁が高野の怒りが解けたと言いに来た。説得に応じたのだが、朋子は小さい男だの散々悪口を言う。そこに高子が来て、克利の父が仕事で失敗し、克利は大学へ行けなくなり、お金を稼ぐためにも別のプロダクションに入ったこと、克利のマネージャーにはなれないが、別の人を育てる! 仕事に生きる!と高らかに宣言した。高子はそれでいいよ。

 

わんこそば「伊和田」

酔っ払ってが暴れていて亜紀が毅然とした態度を取るが、それでもしつこく絡むので夏子が椅子で客を殴った。すぐに救急車を呼んだが、客は入院することになってしまった。

 

茶の間

高子は笑っていたが、わかは亜紀が手伝いに来たから〜と文句タラタラ。(つづく)

 

さすがにあれは亜紀のせいではないぞ。とことん亜紀が嫌いなわか。酔っ払い客は桐原文雄さん。「おしん」の禎の旦那さん。ドラマによって全然違うんだよね。

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岸辺のアルバム」だと若い警官役。

 

これで警察で事情を聴かれた夏子の素性がバレて…という感じか。夏子は実家に帰るのかな、時枝は太平とどうにかなるのか? 来週残り3回で様々なことが解決していくのでしょう。