徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第29話「干渉しないでッ」

TBS 1979年5月24日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.31 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。今は国夫が好き?

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝が好き。

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。元高校教師。

大坊恭助(松下達夫)…吾郎の父。

大坊豊子(三崎千恵子)…吾郎の母。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。歌手を目指している。

長谷部定子(大森暁美)…克利の母。

長谷部壮司(滝田裕介)…克利の父。

 

ダイニング

突然訪れた克利の母・定子のためにお茶の準備をしているわかとお茶なんて出すことないとグチグチ言う周子は半年もほったらかしにして〜と親のせいにしているし、克利を家に置いたことを後悔している。もうすっかり教師の情熱がなくなってしまったみたい。

 

客間

高子と定子の話し合い。定子は大学を出て就職させるつもりだと言い、高子は克利にはもう多くの人の手がかかっていると話し合いは平行線。定子は克利を食い物にしようとしてると言い出し、それを聞いたわかは克利を連れて帰って下さいと怒る。

 

玄関

壮司はレコードジャケット片手に来訪。昨日のテレビはなんなんだ!と言いつつ、レコード買ったのね。壮司は克利を引き取るつもりでいると言う。定子はここには克利はいないと言って出て行き、仕方なく壮司も出て行った。

 

高子は克利は私の作品だと仕事に出かけて行き、わかは今の仕事につくことに反対すればよかったと周子に語る。誰かいい人いないのかねえって、なんでそうなる? わかは高子が定子に酷いことを言われていて涙を流す。

 

茶店

定子は克利のために家に帰って欲しいと壮司に頭を下げる。

 

歌番組で白い衣装で歌う克利。テレビ東洋のモニターを見ている高子。売り出し中だからか歌唱シーンが結構長い。何となく私が思い出すのは中島美嘉さんが「傷だらけのラブソング」というドラマで新人歌手として売り出された感じと同じように思う。

STARS

STARS

  • 中島 美嘉
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

このドラマが2001年…もう20年以上前…。

 

わんこそば「伊和田」

人を預かるなんてコリゴリだと愚痴るわか。周子は先生を辞表を提出すると出かけて行った。仕事を捨ててまで好きな男性に出会えたなんてうらやましいと話す夏子。

 

吾郎に会いに来た羽根田(前田昌明)という男と顔を合わせた吾郎は店の中では話しづらそうにして2人して出て行った。

 

茶店

ハワイから帰ってきたという羽根田は、支店を出す準備をしていて、その店を吾郎に任せるつもりでいた。吾郎の父がやってた店は潰れたけど、いい客がいっぱいついてたんだね。婿に入って人の財産当てにして〜と酷い言い方だね。吾郎の腕を気に入っていて自分の店を持たせたい、女も連れて行けばいい、女一人説得できなくてどうする?と勝手なことばかり言う。

 

学校

周子が辞めることを知った生咲(真夏竜)が話しかけてきた。最初、見合い相手が教師と言ってた時は、この先生かと思ってた。どうも周子に気があるように見える。

 

わんこそば「伊和田」

店の前でキャッチボールしていた吾郎に周子が駆け寄り、男子高の女教師なんてお荷物だったのね、辞めてよかったと笑顔で語る。それもそれでどうなの?

 

茶の間

郁がおもちゃ屋だけではやっていけず、半分はコーヒースタンドにするため借金に来た。高子は28歳と言ってたけど、同じ歳だと言ってた長子が29歳になってたから学年違うのか? わかは郁に高子の結婚相手について相談する。

 

そこに朋子が来て、しばらく岡山に行くと言う。市郎の母・菊乃が倒れてしまい、市郎は学校で行けないため、朋子が看病しに行くと言うと、当然わかは激怒する。まあ、市郎が行けないのに朋子が行く道理はないわな、とわかっぽい思考になった。

 

朋子は福太郎に話を聞いてもらうとマンションに来ていた。わかまで付いてきて、パジャマ姿の福太郎と話し合い。福太郎は学生なんだから行くことはないと言うが、朋子は学校を辞めてもいいと言う。え〜。

 

でもなあ、高子も周子も好きな職についたのに、わかも文句言うし、辞めさせるし、何のために高学歴にさせてるのか分からない。

 

朋子の言い分を亜紀がかばうと、わかは大事にしてもらいましたもんねと嫌味を言い、好きにしなさいと出て行った。亜紀に言われるのが何より嫌なんだよね〜。

 

わかを出迎えた周子、吾郎、高子。ご立腹のわかはそのまま自室へ。高子が説得にあたる。高子は吾郎が家に入ったら独立するつもりだと言う。子供なんてつまらないとこぼすわかに大坊さんのご両親の気持ちを考えてあげなさいよと諭す。高子はマイペースなところもあるけどかなりまともなところもあると思うけどなあ。

 

吾郎が遅くに帰ると両親が起きて待っていた。伊和田で苦労するよりハワイで一国一城の主人になった方がいいと言う。しかし、羽根田がオーナーとしているなら一国一城の主とはまた違うような。

 

翌朝、克利の両親が揃って克利を迎えにきた。高子は今が一番大事な時期だと連れ帰ることに反対する。起きてきたわかは克利を呼ぶように夏子に命じた。(つづく)

 

わかの言うことはいろいろ矛盾している。家にいて欲しいなら子供たち全員学校にあげずに子供の頃から家の手伝いさせればいいのに洗脳が足りない。