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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第30話「娘たちの秘密」

TBS 1979年5月31日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.8.1 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。今は国夫が好き?

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝が好き。

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

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田代静子(東海林典子)…朋子の友人。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。元高校教師。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。歌手を目指している。

長谷部定子(大森暁美)…克利の母。

長谷部壮司(滝田裕介)…克利の父。

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羽根田(前田昌明)…吾郎の父の店の常連客。

 

わんこそば「伊和田」

夏子が克利を両親のところへ連れて行こうとしていた。長子は家に帰っても歌手を辞めないでと熱心に訴える。

 

客間

高子、克利の両親、わかの話し合い。歌手を諦めさせようとしている両親と反対する高子。克利が顔を見せ、両親との約束だからと家に帰ろうとする。高子はたまらず部屋を出て行った。

 

いずれ改めて挨拶に伺うと言う壮司にわかは高子に二度と顔を合わせたくないから来ないで欲しいと断った。

 

茶の間

歌手という派手な世界に染まらないでよかったと克利の決断を褒めるわか。周子は、わかの考える幸せと高子の考える幸せは違うと言うが、わかは分かってない?

 

高子は食事もとらないで部屋に閉じこもってしまい、周子も吾郎も心配する。周子と同じように「高子姉さん」と言ってる吾郎。自殺しちゃうんじゃないかしらと周子は部屋の前で呼びかけるが、わかはこんなことで死ぬなら死んだほうがいいとつれない。

 

高子に事務所から電話があっても、わかが克利君は歌手を辞めました、高子も静養させると勝手に話してしまう。

 

厨房

定時制高校に通う従業員の秀吉(ひできち)が手が足りないなら学校を休むと言い張り、わかが両親と定時制高校に通わせるという条件で雇っていると言って学校に行かせた。ひできちと読むのか。

 

橋田壽賀子さんのドラマを連続で見ていて、ちょっと変わった名字や名前を付けるのが好きな方だと気づく。このドラマは字幕はないけど、オープニングで役名と役者名が出るからまだ分かるけど、役者名だけだと永遠に分からないままかも。

 

茶店

市郎だけが岡山に帰り、菊乃が大したことがないことを朋子に知らせた。市郎は今はただの友人だからついてこないのは当然とし、学校も卒業した方がいいと紳士の振る舞い。しかし、市郎が卒業後、結婚しろとせっつかれてるのも事実でちゃんとした仲人を立てて結婚を申し込むと言う。

 

福太郎のマンション

朋子は市郎からの岡山土産を持って戻ってきた。亜紀はいつまでもいていいと言うが、福太郎から克利が歌手を辞めて家に帰ったと知り、高子を心配して伊和田に帰ることにした。

 

高子が階段を降りてくると、朋子がちょうど玄関に入ってきた。高子は朋子にしがみついて泣き出し、朋子が食事を作った。高子は吾郎のことが気に入らず、お義姉さんと言われてゾッとしていた。他人の入っている家、財産目当てと吾郎の悪口を並べ立てる。なんで吾郎さんそんなに嫌われてんのかな〜?

 

ダイニングに入ってきたわかと周子。吾郎が結婚前から家にいることに悪態をつく高子。わかはさすがに高子の発言に怒り、周子は落ち込む。

 

茶の間

わかと福太郎と高子の話し合い。克利のステージやら違約金を払うことになるかも…と落ち込む高子。会社を辞めたとしても高校しか出してもらえなかったからと高子は言うけど、以前は短大出と言ってたよ。

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わかはやっぱり女は結婚。他人の子より自分の子を育てたらいいと言い出す。別の部署に移るという選択肢はないのだろうか。

 

福太郎のマンション

亜紀は子供達しか話し相手がおらず、つまらなく感じていて「伊和田」の手伝いか昼間はパートに出たいと言い、おいおい、俺だけの給料じゃやっていけないのかと福太郎にキレられる。ん〜、亜紀もナンダカナ〜。

 

わかは郁に電話して高子の結婚相手の相談をしていた。

 

高子は部屋で大ボリュームで音楽を聴いていた。厨房にも聞こえるほどで、わかが止めさせた。

 

周子がお使いに出ると店の外に羽根田がいた。周子を喫茶店に誘い出し、吾郎のハワイ出店の話をする。熱心に聞いていた周子はもう少し時間を下さいとお願いする。現地には7月に行ってもらえばいい。今は5月の終わり。

 

帰ってきた周子にわかは亜紀と違って吾郎はさすがね〜と褒める。

 

実習室から出てきた朋子は静子から情熱が足りないと言われたので、学校を辞めるかもしれないと打ち明ける。しかし、動物大っ嫌いなのに獣医はマジでやめてくれ! なんでそんな設定考えたんだ。ほんとに不快。

 

ダイニング

周子の賄い料理をみんなが褒める。

 

わんこそば「伊和田」

市郎の父からわかに挨拶にくると電話があり、わかは東京に来るたびに挨拶にこられてもね〜と少々迷惑そう!?

 

朋子は外の公衆電話から福太郎に今度の日曜日家に来て欲しいとお願いした。(つづく)

 

なんかムカつくな〜と思いながら見続けてしまう。あと9話だしね〜。吾郎が財産目当てと言われるのは吾郎自身も吾郎の両親も心外だろうなあ。そんな大した家かよ。