徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第20話「夫婦きどり」

TBS 1979年3月22日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.13 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。29歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。1979年1月末定年退職。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き?

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原笑子(里見奈保)…市郎の妹。

丸山敏之(赤塚真人)…市郎の友人。

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長谷部克利(豊田清)…周子の生徒。

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健(田嶋真吾)…亜紀の弟。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。

 

長子から水上の温泉旅館に泊まっているうち宿賃がなくなってしまったと電話があった。わかが迎えに行くと言うが、方向音痴でその体で転ばれたら…と従業員たちに心配される。橋田さん、京塚昌子さんの体型いじり好きよね〜。

 

亜紀は自分から迎えに行かせてくださいと志願する。時枝も高子、周子も長子の気持ちを知っているためあまりいい顔をしない。わかと周子で亜紀を見送る。

 

茶の間

周子は亜紀と長子のどっちを取るかわかに聞く。亜紀は伊和田の嫁だと言うが、長子も10年以上働いているので簡単に切れない。周子は亜紀より伊和田歴が長いのが厄介だと言い、長子を国夫か太平と結婚させればいいと言い出す。そんな、ねえ。

 

亜紀がいなくなったので、お昼まで洋の世話をする者がいない。お昼過ぎれば順たちが帰ってくるのに…とわかが言っていると、これから出かける周子は吾郎に予定がないから吾郎を呼ぼうと言い出す。

 

温泉旅館

顔を出したのが亜紀でムッとする長子。亜紀は長子とじっくり話したこともなかったから話し合おうと仲居に酒を頼む。乾杯しましょうと言う亜紀。

 

茶の間

順たち子供たちと遊んでいる吾郎。わかは順は小学校に上がるのに足し算もできないから見てやって欲しいとお願いするが、吾郎は学校に行けば教えてくれるんだから無理して教えなくていいと話し、それでも春休みは暇を持て余しているから子供達の遊び相手になると言った。

 

温泉旅館

亜紀はわかに電話をして、長子と身の上話を語り合う。亜紀の伊和田の嫁としての苦労は長子だって分かっていた。長子は旅館に長逗留していた小説家だという男に5万円を騙し取られていた。私、バカなんですよ〜と泣く長子をそんな長子ちゃんが好きだと亜紀が慰めた。

 

わんこそば「伊和田」

店の前をうろつく健。子供たちを連れて吾郎が店に入っていくのを見て驚き、通りかかった朋子に声をかけた。健は亜紀の味方になってほしい、必ず別居させてみせると朋子に言って帰って行った。

 

わかは朋子にすぐ店を手伝うように言うが、吾郎は台所に立たせてくれと志願する。吾郎の母は台所に入るのを嫌がるが、料理をやりたがっていた。なんで都合のいい人物! 子供たちにはスパゲティを作り、従業員たちの夜食も作っていると周子が帰ってきて手伝う。

 

福太郎が台所を覗くと、周子と吾郎が並んで立っていて、福太郎がニンマリ。そういえば「マー姉ちゃん」の均ちゃんも家事全般得意だった。

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茶の間

吾郎の料理を食べる伊和田家の面々。大人が食べてるのもスパゲティ。朋子は機嫌が悪く、従業員たちが食事をしているダイニングで吾郎は従業員たちに失礼だと繰り返し言い、洗い物をする。茶の間には克利が加わり、今日も歌う。昭和歌謡〜。

 

亜紀と長子が帰宅。長子はわかに泣きながら抱きつく。

 

福太郎たちの部屋

亜紀が長子の迎えに行ったことを長子の気持ちを知っていたからこれから気まずいと責める福太郎。モテる男は辛いですなあ(嫌味)。

 

わかの部屋

朋子が周子と吾郎の仲を聞く。朋子は吾郎が跡継ぎ候補と知らないから周子が結婚したら跡継ぎ候補が減ると焦ってるんだね。

 

玄関

朋子が出かけようとしていたが、日曜日にはきちんと休んで健に会いに行ったらいいと言う。朋子はわかに強引に亜紀はスナック葵に行くと宣言。わかは日曜日は郁の店のオープンがあって、その手伝いに行こうと思っていた。

 

市郎のマンションに行った朋子。試験が終わり、市郎は岡山に帰っていた。残っていた敏之は朋子を思いやりがなく身勝手だと責め、部屋から追い出した。敏之なりの市郎への友情?

 

公園

ブランコに座り込み落ち込む朋子。

 

茶の間

吾郎が小刀の使い方を子供たちに教えていて、遊びに来た郁は驚く。周子と吾郎の仲睦まじい様子に郁もニンマリ。

 

郁は店にいたわかにおもちゃ屋のオープンに夏子を借りたいと言った。わかも手伝うと言うが、夏子みたいに明るい人がいいと言う。私じゃ店が狭くなるもんねとわか。

 

店に出ようとすると長子は奥にいろと言うし、夜食を作ろうとすると吾郎と周子がやって来て、戸惑う亜紀。人が増えるとパワーバランスが崩れる。

 

わんこそば「伊和田」

店に笑子が一人で訪れていた。朋子に明日兄貴のマンションに来てと話しかけた。(つづく)

 

いやあ、1週間早いね。今週分は終わり。吾郎は便利すぎる。周子と吾郎はうまくいってほしいけど、家事の得意な数学教師でいいんじゃないかな。