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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (33)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

はるは約束通り、植辰たちを京都見物へと連れて行った。早速、話を聞きつけたウメ(鈴木光枝)は三姉妹を心配して、世話を焼きに磯野家へ向かう。その頃、三姉妹は各々の予定を楽しんでいた。マリ子(熊谷真実)は茜(島本須美)とともに銀座へ繰り出し、マチ子(田中裕子)は田河(愛川欽也)の家でご馳走になり、ヨウ子(平塚磨紀)は三郷(山口崇)の家に泊まることに。何も知らないマリ子たちが家に帰るとウメがいて…。

信彦が磯野家を訪れた翌日。はるは大造の反対を押し切り、植辰たちを連れて京都へ行ってしまいました。

 

マリ子は家中の掃除をし、信彦の言葉を思い出していた。

信彦「マリ子さん、僕はあなたのその澄んだ目が羨ましいんだ。僕はあなたを…」

マリ子「駄目〜!」

 

大造と棟梁は酒田燃料店の店先で将棋。棟梁が用事があると言ってたのは大造の説得に負けたのかな? 

大造「ちぇっ。全く毎年春だとか夏だとか勝手にやって来てくれやがってよ。こちとら炭屋はどうしてくれるんだよ」

棟梁「よしなよ、やっかみに聞こえるぜ。ええ?」

大造「冗談じゃないよ、誰が言ったよ」

 

そこに来たのはウメで、植辰親子と大工がめかしこんで出かけたことを言いに来た。棟梁は帰っていき、大造ははるに言うだけは言ったが歯が立たなかったと言った。ウメは磯野家に女の子供たちだけが残ったことを心配し、大造から鍵を預かって磯野家に向かった。

 

茜のアパート。「そう。それじゃあ今日はゆっくりしていらっしゃれるのね」と茜は喜ぶ。茜は銀座にマリ子を連れて行きたいが、妹たちを気にするマリ子がじれったい。田河先生の家に電話してマチ子と東京駅で待ち合わせして銀座に行こうと誘う。ヨウ子は泊まり。

 

マチ子が学校帰りで制服姿ならせいぜいお食事ぐらいしかできないと残念がる茜と銀座に食事に行けることを喜んでいるマリ子。食事以外何をしようとしてるの!?

 

茜はマリ子が食べ物の話の時が一番生き生きしてらっしゃる、それと絵を描いている時の目が魅力だと言う。

 

磯野家の台所でおでんを作っているウメ。柱時計の時報が鳴り、そろそろヨウ子が帰ってくるとウキウキ。

ウメ「ああ〜、ヨウ子ちゃんそろそろ帰ってくる頃だよ。おやつは芋坂のだんごでよしと。晩のおかずはおでんのタネを仕入れてきたからあれでよしと。お茶も沸いてるし。ヘヘヘッ。ね〜、あんなちっちゃな子があんた誰もいない所へ帰ってくるなんざかわいそうすぎますよ。ええ、ええ、かわいそうすぎるとも。ええ」

はるはウメには言うべきだったよねえ〜。

 

ヨウ子は三郷写真館へ。トセが世話を焼き、智正も帰って来た。抱きついたヨウ子に智正は「わあ〜降参、降参、降参…」と手を上げる。ここでぎゅっと抱き返したりしないからOK。

智正「あっ、どうかお願いです。勘弁してください。そっちのポケットには大事なものが入っていますから、どうか手を入れないでください。お願いします」

トセ「そうはいかないぞ! それヨウ子ちゃんポケット、ポケット!」

と巧みに誘導。ヨウ子は智正のポケットからキャンディーを発見して大喜び。そして、買ってきたアンデルセンの童話を開いた。

 

そして、そのころマチ子の方は…

 

マリ子からの電話に水泡がみんなで食事しますと言っといたと伝えられたマチ子。順子と均ちゃんがごちそうを作ってくれることになった。

水泡「どうしてどうして言っちゃあ悪いけどね、均ちゃんはね漫画よりもそっちの方に才能があるらしいよ」

順子「言っちゃあ悪いですよ、あなた。こんなことは」

マチ子「でも人には見かけによらぬ才能があるもんなんですね」

水泡「駄目押しというんですよね、こういうのを」

水泡は細谷からの電話に均の声音を真似て出て、外出中だと嘘をついた。

 

かくてウメばあさんは…

 

午後7時過ぎ、誰も帰ってこず心配。「ああ〜、くわばらくわばら…」

 

とはいえ知らぬは仏ばかりなり。ウメの不安のうちに1時間は瞬く間に過ぎました。

 

マリ子が帰ってくるとマチ子も直前に帰っていた。マリ子はヨウ子が写真館に泊めてもらうことになっていたから、絵の勉強をしていたと言い訳し、マチ子共々謝った。勝手に待っていて、こんなに遅くまで修行してるなんて気が回らなかった、ひと言も相談されてないのが寂しくなったというウメ。

ウメ「もう事情が分かったんだもの。ねっ? それで2人とも無事だった。何でもなかった。ハハハハッ! ねっ? 嫌だね、全く…。こりゃ『年寄りの冷や水』ってんだよ」

 

ウメは遅くまで修行していたらお腹が減っただろうとおでんを温め直しに行った。マチ子もごちそうを食べ、マリ子もビフテキを食べてきて、お腹はパンパンだったが、年寄りを泣かせた罰として死ぬ覚悟でおいしそうに食べると言い合った。こういう気の使い方好きだよ。

 

そこに智正が訪れ、ヨウ子を連れてきた。

ウメ「いや、どんなに楽しくてもね暗くなってくると妙に寂しくなってくるものなんです」

智正「ああ〜! ああ、そうなんですか。いや僕はまた何か気に入らないことでも言ったんじゃないかと思って」

ヨウ子は福岡のおじいちゃまから頂いたメリーちゃんを忘れてしまったせいもあり、今日はこのまま帰宅。明日学校の帰りに必ずお寄りなさいと言って智正は帰って行った。

 

それぞれに過ごす場所ができたんだね。しかし、勝手に押しかけたとはいえ、ウメの気持ちも分かるよ。一言言っといたら喜んで何でもやってくれる人だけど、そこははるの遠慮かな。