TBS 1980年7月10日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.4.20 BS11(イレブン)録画。
雨。鶴次郎(小倉一郎)が室内プールに恵一(田原俊彦)やター坊を誘った。最初は受験勉強を理由に断った恵一だが、糸が思いっきり体を動かしてこいと言うので、恵一たちは準備する。
一村家ダイニング
鶴次郎から佐和が見合いすることを聞かされて糸は上機嫌になり、哲子(杉田かおる)もプールに誘う。哲子は部屋でぬいぐるみを作っていた。住み込みだったのね。今まで家の中のシーンで一切気配がなかった。哲子は田舎の川で泳いでいたから泳げると喜ぶ。岩手だって流石にこの時代プールくらいあるって。
糸は鶴次郎にこれでお昼でもと1万円札を握らせる。度々、糸がお金を渡すシーンがあるのは何か意図があるのかな。
遊園地?
自販機のある休憩所
アイドルコンサートは早々に中止になり、客は帰ってしまった。平は折り詰めを全て廃棄処分するように言うが、宮寺(前田吟)はパチンコ屋、喫茶店、映画館…人のいるところに行けば売れると豪快に笑い去って行き、土砂降りの中、傘を差し、ヒレカツ弁当を500円で売る。
一村家茶の間
子供たちの相手もせず、フラッと出かけて帰って来た平に糸は文句タラタラ。それにしても早口。
室内プール
お〜、トシちゃんと杉田かおるさんの水着姿。杉田かおるさんは背中が大きく開いた水着で当時16歳で恥ずかしくなかったかな。恵一は一村家の人たちは好きだが、友だけは許せないと本音を話し、中学を出て働くつもりだが、中学3年生は一度しかないと金八っぽいことを言い、勉強だけはすると言う。
やっと恵一の本音が聞けた。友は2年暮らして子供たちが懐いてくれたと言っていたが、やっぱりそりゃあねえ。
沢木家
お見合いを嫌がる佐和(大空眞弓)。一生独身でいいという佐和に喜和(赤木春恵)は女一人で生きていくことの厳しさを語る。
お見合い相手は江藤潤さん。「本日も晴天なり」の家具職人の山田さんじゃありません。
このドラマと放送時期が変わらない。木曜8時の「心」出演、日曜劇場に出て、売り出し中だったんだろうね。そしてこちらも偶然、弁当屋さんの話。
こっそり覗き見た三和(沢田雅美)は垢抜けない男だと言い、佐和も一緒になって覗いていたのがバレ、着替えもせず、普段着のまま見合い相手の工藤にビールを勧める。
高級レストラン
三條(山村聰)に寛を引き合わせた伸子(東てる美)。寛は別の会社に就職を決めたが、三條の会社では不動産部門もあり、伸子は部屋を紹介してもらおうとしていた。利用できるものはした方がいいという伸子に寛は少し不機嫌になる。
長谷川家
帰って来た伸子は志津(山田五十鈴)に寛と三條に会ったことを話す。
沢木家
お見合いをぶち壊されたと嘆く喜和だったが、仲人のカワセの旦那から工藤が佐和に心底惚れたという電話を受け、大喜び。
一村家
みんなでダイニングに集まり、夏休みは海へ行こうと言い合う。沈んだ表情の恵一。
滝村医院
実家から帰って来たハナ(岩本多代)は病院が閉まっていたので鍵を開けて中に入ると圭造(桜井センリ)が茶の間で大の字になって寝ていた。加奈(上村香子)が「一村」で料理を習っていると聞き、挨拶しなきゃとすぐに出かけた。
「一村」厨房
手土産を持って訪れたハナを呼び出した糸は、こっそり加奈に決まった人はいないかと聞いて来た。独断だと前置きした上で加奈を平のお嫁さんにしたいという話にハナは戸惑う。
そこに保健所の職員たちが「一村」の折り詰めで食中毒が出たと来た。
東西工業
三條に会いに行った志津。三條に再会して「老けたわねえ」だって。
1947年 山田五十鈴さんが松井須磨子さんを演じた「女優」。山村聰さんは同年「女優須磨子の恋」という映画で不倫相手の島村抱月を演じていた。
ブームだったのかねえ。不倫、自殺…昔の日本人って割と悲恋的なものが好きよね。
「一村」厨房
糸は「一村」の折り詰めから食中毒が出たなんて信じられないが、すぐに平は頭を下げた。
平は公衆電話から宮寺に電話。宮寺は悪びれもせず、廃棄処分するはずの弁当を翌日、全部売ったと話し、平はうなだれる。(つづく)
宮寺が仕事を失敗してきた理由が分かるような…。気になる展開なのに今日に限って予告がない。当初、私が予想したカップルじゃなさそうなのがどんどん生まれるのかな?