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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】芋たこなんきん(137)「出会い」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

集中治療室で眠る健次郎(國村隼)のそばに付き添う町子(藤山直美)のところへ、東京からやっと晴子(田畑智子)が駆けつける。一方、眠っている健次郎は、前妻の澄子が亡くなったころの夢を見ていた。作家であり幼い子どもたちを残して亡くなった澄子の告別式にたくさんの作家仲間が集まる。そして澄子がいなくなったあとの徳永家では幼い隆(土井洋輝)が澄子を恋しがったり、健次郎は子どもたちの相手でてんやわんやに…。

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昨日の振り返り

集中治療室

町子「この手を離さへん…。何があっても絶対にこの手を離さへんからね」

振り返りここまで

 

待合室

清志たちはお弁当を食べている。

亜紀「あっ、晴子叔母ちゃん」

晴子「ごめんね、遅なって。手術、成功したて?」

清志「うん。まだ、目、覚めてへんけど」

晴子「そう。けど、大丈夫やて。お兄ちゃんやもん」

 

集中治療室

帽子とガウンを着用して晴子も様子を見に来た。健次郎の手を握っていた町子が気付き、振り向いて晴子に会釈。眠ったままの健次郎。

 

仕事部屋

電話している純子。「先生はですね、病室の方に…。はい、分かりました。お伝えいたします。本当にありがとうございました。失礼いたします」受話器を置き、泣き出す。

 

再び電話がかかってくる。

純子「あ、もしもし? 花岡でございます。あっ、そうなんです。はい。あの、手術は成功いたしましたので…。あ…でも、あの、意識がまだ戻ってないんです。はい」

 

茶の間

晴子と和代にお茶を持ってくる純子。「晴子さん、病院にいらっしゃらなくてもよかったんですか?」

晴子「大丈夫やから。お兄ちゃん、町子さんがいてたら心強いもん。きっとすぐ目、覚まします」

純子「そうですね…。あの大先生が大事な町子先生を置いていくなんてことありませんもんね」

 

晴子「お母さん、町子さんの結婚の時、やっぱり心配なさいました?」

和代「そう…まあ、少しはね。けど、健次郎さんのお人柄を信じてました。町子は幸せもんです」

晴子「お兄ちゃんかて幸せもんです。それに、私、町子さんがいてくれたから今の夫との結婚決められたんです」

和代「え?」

晴子「2人、子供がいてる夫との結婚、やっぱり迷ってたんです。そしたら町子さんが『無理に母親にならなくていい。彼の周りにいる人に好意を持って、かわいいって思える気持ちに素直になったらええんや』て。そやから…」

和代、笑ってうなずく。

 

集中治療室

心電図モニターの音

健次郎を見守る町子。

 

待合室

子供たちのいるところに昭一が戻ってくる。

 

集中治療室

町子「ここにいてるからね。ず~っとここにいてるからね」

 

健次郎の顔アップから顔に布のかかった人。え!?と思ったら、ベッドサイドに立っているのは健次郎。

 

昭和38年12月

 

ベッドの頭のところには「徳永澄子」という札がかかっていた。

 

前妻のお葬式。おじゅっさんが読経し、近所の人たちもお焼香している。懐かしい子役たちと喜八郎、イシが並んで座っている。由利子や清志は泣いていて、イシはまだ幼い亜紀を抱っこしている。

 

小川「徳永先生…」

健次郎「どうもありがとうございます」

 

小川君が久しぶりに訪れたのは今週月曜日回だっけ?

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このための久々登場だったのかなあ?

 

小川「気ぃ落とさんようにしてください…」

健次郎「ありがとう」

 

仏間

澄子の写真と祭壇

法名 釋尼妙文

 

茶の間

香典袋を見ている健次郎

御香奠 前川一紀

御香奠 花岡町子

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健次郎が初めて町子の家を訪れた際には、花をもらって…という話をしている。

 

健次郎にお茶を出すイシ。近くには亜紀をあやす由利子。

健次郎「ありがとう。僕の知らん名前もようさんあるな。お花もたくさんもろてるし」

イシ「作家仲間の方やろか?」

健次郎「うん。受付やってくれた小川君に聞いたら分かると思うけどな」

イシ「せっかく並木賞の候補にまでなってたのに…」

 

晴子「ねえ、この大皿て、たこ芳で借りたん?」

イシ「あ、そうそう。ちゃんとお返しせんとね」

健次郎「後で僕が返しとくわ」

 

隆「ごはん、まだ?」

イシ「やあ、おなかすいたんか? もうちょっと待ってな。おかず炊いてるよって」

隆「お母ちゃんが『明日はカレーや』言うてた」

顔を見合わせる大人たち。

隆「お母ちゃん、どこ? お母ちゃん! お母ちゃ~ん!」

 

たこ芳

喪服のままカウンターに立つりん。

俊平「はいはい」

一真「いやいや、今日は、ご苦労さんやったな」

貞男「ごえんさんこそ」

りん「人がぎょうさん来てはったな」

 

一真「ああ…。澄子さんは仕事の仲間内でも好かれてはったんやな。もう、お通夜の時からぎょうさんの人が来てはった」

俊平「うん…。びっくりしたなあ」

一真「うん…」

貞男「ほんま急なこっちゃったなあ…」

 

りん「何であんなちっちゃい子を残して…」

俊平「健さん…今は忙ししてて気が紛れてるやろけど、これからがつらいなあ」

貞男「そやな…」

お皿を返しに来た健次郎が店の前で会話を聞いていた。

 

朝、台所

イシと晴子が食事の準備をしている。

晴子「隆と清志は?」

登「まだ寝てた」

晴子「登、起こしてきて」

登「え~、僕?」

 

由利子「私の体操服、知らん?」

健次郎「ちゃんと捜したんか?」

由利子「捜したけどあれへん」

イシ「やあ、洗濯もん取り込んだまま…あれ、どこ置いたんやろかしらねえ」

由利子「思い出して!」

イシ「え~っと…」

 

隆「おはよう」

イシ「あ~、おはようさん」

晴子「隆、靴下は?」

隆「あれへんね」

健次郎「お前、寒ないんか?」

隆「寒い。お母ちゃんに出してもらう」

健次郎たちの妙な間。

隆「お母ちゃんは?」

 

晴子「登、はよ、お兄ちゃん起こしてき」

登「え~、僕? お姉ちゃん、行ってきて」

由利子「何でやの? 私、体操服、捜してんね」

登「隆、行っといで」

隆「おばあちゃん、お母ちゃんは?」

由利子「おばあちゃん、体操服」

健次郎「やかましいわ!」

隆、泣き出す。

 

健次郎「自分のことは自分でやる。朝は自分で起きる。ええな?」

由利子、部屋を出ていく。

イシ「洗濯かごの中にあるかも分かれへんね。捜してきましょ。ほら、隆も一緒におばあちゃんと捜しに行くよ」隆と部屋を出ていく。

晴子「あ…急がんと。はい」

 

中庭

隆「うそや!」

清志「うそやあれへん! お母ちゃんは天国に行ったんや」

隆「帰ってくる!」

登「帰ってこられへんねん!」

隆「うそや! うそや…」泣き出す。

 

やりとりを廊下から見ていた健次郎。

 

祭壇の前に座る健次郎。澄子に手を合わせる。

 

台所

カレーを盛り付ける晴子。「はい」

由利子「ありがとう」

 

茶の間

晴子「はい、お待っとおさん」

イシ「やあ、ごめんね。保険の点数がややこしいて。あ~、亜紀ちゃん」喜八郎の膝の上にいた亜紀を抱っこする。

健次郎「おばあちゃん、ほら、今日は晴子の特製カレーや」

イシ「やあ、初めてやね」

喜八郎「まあ、匂いだけはカレーやな。うん、うん、うん」

ムッとする晴子。

 

健次郎「さあ、ほな、いただきましょか」

一同「いただきま~す!」

 

晴子「どない?」

健次郎「ちょっと…薄いかな?」

喜八郎「これ…こっち、しょうゆやな。うん」

清志「ソース取って」

登「僕も」

 

健次郎「あ…ちょっとコショウ利かせたらええかな、これ」台所に取りに行く。

由利子「最近、はやってんねん、マヨネーズ入れんの」

イシ「え~!」

晴子「ちょっと薄いけど、まあ、おいしいやないの」

 

由利子「お寺さん、水曜日やよね?」

イシ「そうや」

登「次の日曜日は?」

健次郎「日曜、何にもないよ。野球の練習、行ってええで」

 

由利子「登のお誕生日やよ、次の日曜日」

健次郎「うん…」

登「忘れてたん?」

健次郎「いやいや」

 

深夜、台所

コップに水を汲み、飲んでいる健次郎。冷蔵庫の上の赤い紙袋に気付く。中には戦車のプラモデルの箱に赤いリボンがかかっていた。「登の誕生日」と書かれたカードが添えられていた。これは澄子さんの字だよね?

 

集中治療室

意識のない健次郎

町子「健次郎さん…。健次郎さん…?」

 

ミニ予告

りんの笑顔と健次郎の笑顔

 

久々に初期の子役たちが出てきたけど、悲しいシーンだった。昨日の少女・町子の新撮部分はもう一度セットを組みなおしたとどこかで見たけど、今日のもそうなのかな? 

 

子供たちは町子と初めて会った時より幼い頃を演じてるけど、最初に見てた頃と全員変わりないから、いっぺんに撮ったのかと思っちゃう。だって、半年くらい間が空いても結構子供って成長すると思うし。不思議だ~。

 

健次郎さん、明日こそ!?