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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (108)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

純子(山口智子)に促され、皆の前で恭子(松本友里)が意を決して、西川(北京一)と結婚したいと言うと、あき(伊藤榮子)は認めて皆は祝福する。あきは最高の誕生日プレゼントだと喜び、雄太(唐沢寿明)と秀平(髙嶋政宏)は、このからくりを教えてもらえなかったことに恨み言を言う。昭(西川弘志)はレギュラーの練習に参加できることになり、張り切って明石の海岸での練習に参加して三日目、思いがけない一通の電報が…。

気まずい雰囲気の旅館の一室。

純子「お母ちゃん。恭子が最初に3か月待ってほしいて言うてから、そろそろ3か月や。結論を出す時が来たんや」

昭「お母ちゃん。恭子姉ちゃんと西川さんに何か言うたって」

あき「…」

 

恭子「お母ちゃん。私な、この3か月ずっと新橋のジャズ喫茶で歌てたんや。西川さんも月に10日ほどパントマイムの発表会を開いてはる。その間、ずっと考えてたんやけど…。やっぱり…私は西川さんと結婚します」

あき「…」

西川「私、お叱りを覚悟で申し上げます。最初、恭子さんの言わはることをとても無理や、そんなことしたらあかんと自分の胸に言い聞かせてました。そやけど、この3か月の間、この人がいてくれたら道をたがえずにまっすぐ歩けるんやないやろかと、だんだん自分の気持ちがそう傾いてきました。それで10日ほど前です。こんな男やけど僕と一緒になってくれへんかと恭子さんにプロポーズしました」

 

恭子「私…お受けしました。今日、それをお母ちゃんに報告しよう思て。怒られるかもしれんけど2人が一生懸命のところだけは見てもらいたい思て。それで、お姉ちゃんに相談して今日、来させてもろたんや」

純子「そういうわけやねん」

あき「分かった」自然と涙が流れてる感じがすごい。

純子「お母ちゃん…」

 

あき「西川さん、こんな子ですけど、よろしゅうお頼み申します」と手をついて頭を下げた。

西川「おおきに」

 

純子「おめでとう」

昭「おめでとう」

恭子「お母ちゃん。わがまま言うてごめん」

あき「おおきに。お母ちゃんの誕生日の何よりのプレゼントやった」

西川さん、誠実の塊のような人だ…あれ? 誠実の塊ってどこかで聞いた。

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そうだ、この映画でも万年平社員で定年を迎えた人が誠実の塊のような人と一方で言う人がいて、無能のクズだという人が一方でいたな。

 

純子、秀平、昭、雄太で外を散歩

雄太「お姉ちゃんもお姉ちゃんや。何で昭にだけ相談するんや」

秀平「僕にも黙ってんだからなあ。夫婦だぞ、僕たちは」

純子「ごめんて言うてるやんか」

秀平「分かった分かった。もう君のこと信用しないよ。なあ? 雄太」

雄太「そうや。僕らは口が軽いと思てんのや。あ~、分かった分かった」

 

昭「口は軽いし、ひがみっぽいし」

雄太「何やこら。あ~?」

追いかけっこする二人を笑いながら見ている純子と秀平。

 

昭「雄太、キャッチボールせえへんか?」

雄太「キャッチボール?」

昭は木に登っていた少年たちからボールとグローブを貸してくれへんかな?と話しかけた。かなりの高さで怖かっただろうな。キャッチボールというか、昭が座って雄太が投げて…雄太は久々のピッチングに嬉しそう。

 

秀平「思い出すねえ。2人がまだ6年生でさ布のグローブで手製のボールで三角ベースやってた」

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純子「あれからもう7年もたってんのやねえ」

秀平「僕たちは結婚して恭子ちゃんも結婚するか…」

純子「そやねえ…」

 

雄太のピッチングを受ける昭。緑がまぶしい。

 

旅館の一室

恭子「ほんまはお母ちゃんが悲しむんやないかと、それだけが気がかりやってん。私かてお母ちゃんに喜んでもらえるような結婚したいと思てたんや」

あき「喜んでるよ。今はほんまに喜んでる。恭子がな、3か月考え抜いたて聞いて、お母ちゃんほんまにうれしかった」

恭子「お母ちゃん、堪忍な」

あき「あとは昭と雄太やな。あの2人がはよう一人前になってくれたら…。ほんならお母ちゃん何もすることなくなってしまうな。アハハハハ」

恭子も泣き笑い。

 

清原と西川が温泉から帰ってきた。

清原「ああ、いい風呂でした。いや、西川君に背中を流してもらってね」

西川「いや~、子供の頃、よう親父の背中を洗いましたわ。何や今日は30年ぶりに親父の背中流してるような気になりましたわ」

清原「いや、僕は大学の野球部でね、みんなで背中を流し合って以来だから五十何年ぶりだねえ」

あき「まあ」

清原「いや~、実にいい気分でした。ハハハ」

秀平はやってくれないのか!?

 

あき「先生」

清原「ん? 何かね?」

あき「おおきに」

清原「いや、僕は別に何もしてません。ただ一日も早くはっきりさせたらいいと言っただけですよ」

あき「いいえ」

 

清原「恭子さん、人が幸せになるということはね少しずつ親の幸せを削っているということだからね。不幸せになってはいけないのだよ」

恭子「はい」

西川「おおきに」

 

夜、みんなで夕食

西川「おかあさん、よろしくお願いします」

あき「こちらこそ」

西川「それにおにいさん。これからいろいろお世話になることやし」

秀平「おにいさんは困るよ」

純子「私かて西川さんにおねえさんやなんてかなんわ」

 

恭子より15歳年上の西川さんなので、純子より12歳、秀平より10歳上かな。

 

西川「そんなこと言うけど、あのおにいさんおねえさんで違いはおまへんやろ。ねえ、おじいちゃん」

恭子「西川さん。先生のこと、おじいちゃんなんて失礼やんか」

清原「いやいや、今のおじいちゃんという言葉は大変気に入った。おじいちゃん、結構」

西川「えらいすんまへん。うっかりおじいちゃんなんか言うてしもた」

笑い合う恭子と純子

西川「えらいおおきに、おじいちゃん」

また言ってる。何気に清原先生を一番家族扱いしてるの西川さんなんだね。

 

雄太、昭、秀平、純子が写った写真

久助「家族旅行か。ええもんやなあ。しかしよかったなあ、西川君と恭子ちゃん」

純子「はい、おかげさんで」

久助「それで、恭子ちゃんらは?」

純子「そのまままっすぐ東京へ帰りましてん」

久助「そうか」

 

久助の隣で写真を見ている節子「先生。我がわらべ出版もどうです? 温泉の一泊旅行。今年はボーナスも出えへんかったし、もうヤケクソでそのぐらいのことしてもええんと違います?」

久助「よう、君、そんなこと言いますねえ。うちはひとつ間違うたら夜逃げですよ。ハハハハハ。まあまあしかし、夜逃げもええか。社長の高木君と僕と節ちゃんの3人で」

純子の肩を抱いて笑う秀平。ベタベタするな。

節子「頬かむりして風呂敷せたろうてリヤカー引いて」

久助「いよいよ息が合ってきましたね。アハハハハハ」

 

わらべ出版に駆け込んできた昭「お姉ちゃん!」

純子「どないしたん?」

昭「明日からレギュラーの練習に参加や!」

秀平「えっ?」

純子「レギュラーになれるの?」

昭「うちに帰ったらお姉ちゃんこっちやったっていうから待ちきれんで飛んできたんや」

 

久助「ど…どういうことや。ちょっと分かるように言いんかいな」

昭「正捕手の若杉さんがけがしはって監督が明日からレギュラーの練習に参加せいて言うてくれはったんや。僕にもチャンスが巡ってきたんや」

純子「ほんま」

久助「よかったなあ!」

秀平「おめでとう!」

 

節子が渡した麦茶を飲みながらもしゃべり続ける。

昭「僕な、ブルペンで高岡さんのボール受けてたから高岡さんが僕の名前出してくれはったんと思うんや」

節子「高岡さん言うたら、あの剛速球の?」

昭「そうです。ごっつい速い球放る人でほかの者は嫌がってよう受けんのです」

純子「ほな、しっかり頑張らなあかんね」

 

昭「もちろんや。僕、校長先生が喜んでくれるやろ思て」

久助「喜んでるで。このとおりや。小野も喜んどるやろ。秋のリーグ戦は正捕手やな…。ハハハハハハ」涙声になりながら泣き笑い

秀平「頑張れよ。その時は見に行くから」

昭「うん、大丈夫や」

純子、笑顔でうなずく。

 

小野家

純子「練習はどこでやるんや?」

昭「明石の海岸や」

純子「行ってらっしゃい」

昭「お姉ちゃん、行ってくるな」

純子「うん。しっかりな!」

昭「うん!」

 

あき「忘れもん、ないな?」

純子「昭、うれしそうやったな」

あき「そらうれしいやろ」

 

昭が走って戻ってきた。

純子「どないしたんや?」

雄太が袋を差し出す「何やこれは」

昭「ありがとう」

 

走っていく昭「行ってきます!」

あき・純子「行ってらっしゃい!」

雄太「あのアホが。スパイク忘れていきよったわ」

純子「大丈夫なんやろか。いつも用心深い子が」

 

夕方、速水家の玄関に明かりがともる。

秀平「ひどい風だねえ」

純子「台風が近づいてるいうさかい」

 

昭が野球部のレギュラーの練習に参加して3日目の夜のことであります。思いがけぬ一通の電報が小野家に舞い込みました。

 

純子たちのいる部屋に駆け込んできた雄太。「お姉ちゃん。昭が死んだ」

純子「何やて?」

雄太「昭が死んだ。監督さんから電報が来たんや」

 

雄太の持ってきた電報を読む純子「アキラクン キュウシス スグコラレタシ」

秀平「何があったんだ…」

雄太「分からへん」

 

最初の頃はツイッターで死ぬほど退屈などという感想も見かけたものだけど、でもやっぱり「純ちゃん~」も「おしん」や「澪つくし」と同じ80年代ドラマだなと思った。身内が亡くなるという意味では「はね駒」もそうだったしね。とにかく80年代は劇的な展開が多い。でも、なんで??