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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (23)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

ヨウ子(平塚磨紀)たちの学校生活が始まって数日。今度はマチ子(田中裕子)の元気がない。聞けば、東京のハイソな級友たちの中で浮いているようだ。買い物に出かけたマリ子(熊谷真実)は、帰りがけに上野の西郷さんの像を見に行き、マチ子たちにも見せて元気づけてやろうと思い立つ。マリ子が家に帰ると、先に教会から戻っていたはる(藤田弓子)が、ヨウ子がまだ帰ってきていないと言う。慌てて皆で手分けして探すのだが…。

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朝、ヨウ子が学校に出かけて行き、はるが見送る。

 

ヨウ子たちの新しい学校生活が始まって3日、4日とたちました。

 

玄関に戻ったはるがマチ子の靴に気付き、マリ子に声をかけた。マリ子が部屋に行くとマチ子が机の前に座っていた。

 

マチ子「だって『しぇ』って言うんですもの」

マリ子「『しぇ』?」

マチ子「うち、なるべくこのごろ学校でしゃべらんようにしとるんだけど『あなたって『しぇ』っておっしゃるのね』って昨日」

マリ子「誰が?」

マチ子「同じ組の子。うちのは『先生(しぇんしぇい)』って聞こえるって本当?」

マリ子「ばってしぇんしぇいがしぇんしぇいでどこが悪かとね?」

マチ子「あ~マー姉ちゃんもそう言うとる」

マリ子「あらそう?」

マチ子「だってさ華族様のご親戚みたいなのがいっぱいいてとにかく上品なんだけん」

マリ子「華族くらいのことで驚くことはなかばい! 福岡は馬賊の本場じゃけん! アハハハハハハッ!」

 

マチ子は学校を辞めてしまいたくなったと嘆くが、マリ子がはるが女学校だけは卒業するようにって言うに決まっとるから諦めなさいと言う。「何ね! 福岡じゃバッタんごと跳ねとったくせに。頑張れ、頑張れ!」と励ました。はるが入ってくると、慌てて玄関を出るマチ子。お母様には言わんでよとマリ子に言った。

 

これから教会へ行くというはる。「すまないわね。あなたのために東京へ来たのにこのところお留守番ばっかりさせて」

マリ子「それもまた楽しからずや」

はる「ああ、それからマチ子のことですけれど。『天は自ら助くる者を助く』。あの子は一番鼻っ柱も強いけれども一番甘えっ子なのよ。今が一番大事な時なの。あんまり同情した顔を見せてはいけまっしぇんよ」

昼頃までには帰ると出て行ったはる。

 

生活の激変にマチ子とヨウ子が調子を崩している中でマリ子一人がはつらつとしていました。

 

縁側に出てウグイスの真似をするマリ子。買い物ついでに上野の探検もしようと思いついた。

 

西郷隆盛像前。

マリ子の心の声「なるほど。これが銅像の犬か。よ~し、今度の日曜日にヨウ子を連れてきてやろう。マチ子は同情してはいけないから…。とはいえまたブーブーうるさいからやっぱり連れてきてやることにするか。じゃそういうことにしますからね、西郷どん

 

買い物かごに大根を入れたまま歩くマリ子。

マリ子の心の声「これが博物館か。とうとう来たばい。トミ子さん。これが日本のおへその美術館たい」

 

教会に行ったはる。福岡の西村司祭から手紙をもらっているという田中司祭からオネスト神父を紹介された。ジョージ・オネスト神父はイギリスから神のしもべとして来日。

 

神父「表を飾らず、富を全てに分かち合い、あなたは生きる信仰そのものだと聞きました」

はる「とんでもございません。それはきっと引っ越しの時に邪魔なものを教会へ寄付させていただきましたことでございますわ」

神父「ああ~そうですか。それはいけません」

はる「はあ?」

神父「教会はゴミ捨て場ではありません」

オネスト神父がはるの”邪魔なもの”を額面通りに受け取ったから、ゴミ捨て場ではありません、なのかな。

 

日本にポネをうずめるという神父に骨だというはる。

神父「あ~、そうでしたか。日本語、大変難しいです」

はる「いいえ、聞く者の心次第でございます。真心を持って語れば恐るるに足ることはございまっしぇん」

神父「あ…はい」

 

はるが遠来の宣教師と心清らかに語り合っている頃、マリ子もまた美の殿堂における名画との出会いにおなかのすいたのも時のたつのも忘れていました。

 

3時の時報

マリ子「あっ、いけん! こんな時間になっとる!」

 

マリ子が急いで帰ると玄関が開いていて、はるが帰ってきていた。はるも先ほど帰ったばかり。ヨウ子がまだ帰ってないことに気付き捜す。

 

はるも外に出ようとするが、ヨウ子が帰ってきたらかわいそうだと家にとどまるように言って捜しに出たマリ子。

 

母親の勘は正しかったと言えましょう。

 

ヨウ子は道をウロウロ。

 

マリ子が公園まで捜しに行って戻ってくるとマチ子も帰ってきて、マリ子を責めた。はるは線路の方を見に行き、マチ子にとどまるように言うが、結局マチ子も家を飛び出していた。

 

写真館の前。几帳面そうな店主?(山口崇さん)がヨウ子を見ていた。

 

はる、マチ子、そしてマリ子はげたの鼻緒が切れても捜し続けた。

 

ここは谷中の墓地。墓の通り一つ間違えただけでも迷子になりそうですが、実際、この辺りはお江戸の頃から寺の多い町でした。

 

酒田燃料店に駆け込んだマリ子はヨウ子のことを聞く。

太吉「ヨウ子さんがどうかなすったんですか?」←三宅裕司さんがやっとセリフをしゃべった! 見た目は全然変わらないなー。従業員の太吉、仁吉、三吉が手分けして捜し、足から血が出ていたマリ子をウメやさよに手当てするように言う。それでも出て行こうとするマリ子を止めるウメで明日に続く。

 

地方者としては方言のこと、軽い気持ちで言うのかもしれないけど言われるの嫌だな。