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ドラマの感想など

【ネタバレ】グリーン・カード

1990年 アメリカ/フランス/オーストラリア

 

あらすじ

舞台はニューヨーク。園芸家のブロンテは、温室付きアパートの居住者になるために、アメリカ永住権を手に入れたいフランス人、ジョージと書類上だけの夫婦になる。ところが、移民局の調査のため、2人はしばらくの間同居することに…。偽装結婚した男女が、本当の愛に目覚めていく姿を、フランスの名優ジェラール・ドパルデューとアンディ・マクドウェルが好演、ピーター・ウィアー監督がコミカルに描くロマンチック・コメディー。

2021.7.20 NHK BSシネマ録画。

 

ニューヨークで初めて出会った男女が仲介人を介して知り合い、結婚証明書を得て、もう二度と会わないと別れた。

 

結婚証明書を年配の男女に見せていた。女性はブロンテという名の園芸家で夫はフランス人で出会いはアフリカ、今もアフリカで作曲活動をしていて一緒に来れなかったと説明した。温室のあるアパートで暮らすための面談だった。

 

ある時、ブロンテが仲間と入った多国籍料理店で偶然、書類上、夫となったジョージと再会した。お互い他人のふりをする。ブロンテを送ってくれた男性といい感じになるが、部屋には上げなかった。

 

移民局が夫婦に話を聞きたいと訪ねて来た。ブロンテはジョージを探しに行くが、レストランはすでに辞めていた。弁護士を通じてジョージに連絡を取り、ジョージがブロンテのアパートを訪れた。

 

ジョージは移民局が再び訪ねてくると、ソファに寝転がってくつろいで見せた。ゴルスキーとシーハンという男女が聞き取り調査を始めた。

 

ジョージは5か月前にフランスからやってきて、結婚によりアメリカの永住権を得た。永住権目当ての偽装結婚が多いということで出会いのきっかけなどを根掘り葉掘り聞かれた。ゴルスキーはトイレを借りたいとジョージに案内を頼んだ。ブロンテは電話中で手を離せず、なんとか案内した。

 

ブロンテは弁護士に話し、法律違反だから離婚に向けて話をしようと言われた。

 

ブロンテはジョージとしばらく同居することにした。ジョージは食事を作るというので一緒に買い出しに行くと、ブロンテの友人のローレンに出会った。ジョージはローレンをアパートに招待した。ローレンの両親は近くニューヨークを離れる。庭木はどうするの?というブロンテに父は寄付してもいいと言うかもというローレンの言葉にブロンテは目を輝かせる。

 

ローレンにはジョージを古い友人と紹介したため、今度誘ってもいいかと聞かれ、後から電話でパーティーに誘われた。

 

ブロンテが庭木を欲しがるのは貧困地域に木を植えるボランティア活動をしているせいだった。恋人はベジタリアンのフィル。前に部屋に入ろうとしてたのはフィルか。ジョージは木で腹はふくれないとブロンテの活動に否定的。

 

パーティーにはブロンテが一人で向かったが、ローレンがジョージを誘った。環境問題などを論じ合う意識高い系の集まり?

 

ブロンテはローレンの母に庭木の寄付を頼むが、次に買う人のために残してあげたいと断られた。せっかくのお屋敷の庭木を取ることないと思うなー。

 

作曲家だと紹介していたので、一曲弾いてと頼まれたジョージは髪を振り乱しピアノをめちゃくちゃに弾いた。今度はしっとりとした曲調に乗せてフランス語で話し始めた。ローレンの母に訳すように言った詩は、貧しい子に木を、とブロンテの活動を後押しするような内容で、ローレンの母もその場にいた人たちも感動した。

 

ブロンテとジョージはお互いのことを話し合った。「君の生理はいつ?」とか夫婦なら当たり前の会話なの? 今日は寝るとそれそろれの部屋に入ったが、何となくお互いの存在が気になる。ブロンテの部屋をノックしたジョージはベッドのどちら側で寝るのか聞いてきた。

 

翌朝、温室で植物の世話をしていたブロンテに「今日も勉強しよう」と話しかけたジョージ。アフリカで離れて暮らしていたという設定でお互いに向けて手紙を書いたり、スキーに行った写真や水着でバカンスなど、着替えて写真を撮りまくった。

 

ある日、ブロンテの両親が訪ねて来た。ジョージは日曜大工風の写真を撮っていたので、ブロンテは便利屋だと紹介した。しかし、二人で撮った写真を見られ、父にはバレた!?

 

公園でブロンテとジョージは馴れ初めのすり合わせをした。帰りにフィルを見かけたブロンテは先に寝ててと部屋の鍵を渡して、フィルに駆け寄り抱きついた。なんとなく面白くないジョージ。部屋に戻ると撮った写真でアルバムを作っていた。

 

フィルは部屋の前まで送るとブロンテの部屋まで来た。イチャイチャする声に耐えられず、僕の妻だ!と二人の前に出たジョージ。ブロンテは頭に来てジョージの荷物と一緒に外に出した。

 

翌朝、部屋の前で寝ていたジョージを部屋に入れた。移民局の面談に二人で向かう。それぞれ別の部屋に通されて、ジョージはゴルスキーとブロンテはシーハンと面談。お互いの生い立ちや親のことを聞かれ、スラスラ答えたのに、ジョージは、ちょっとした言葉を突っ込まれ「彼女は見逃してあげて」と偽装結婚を認めた。

 

すぐに離婚の手続きをしようとジョージは言い、指輪を渡してブロンテは去った。家に帰って温室にブロンテが植えたミニトマトがなっていた。その後、ジョージから楽譜を送ってきた。ブロンテがいつも鼻歌で歌っていた曲で、アフリカに行く前に会いたいと言うものだった。

 

カフェ・アフリカでジョージを待つブロンテ。再会して熱い抱擁を交わした。しかし、ジョージの背後にはゴルスキーがいた。ジョージは帰国することになったが、お互いに結婚指輪をはめて別れた。(終)

 

偽装結婚とか題材的にはとても好きなんだけど、ブロンテには恋人がいたから、そんなに入り込めなかった。あと意識高い系の人だというのも。ジョージはフランスから戻ってきただろうか?