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【連続テレビ小説】あぐり (82)「母からの贈りもの」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昆布を売ったお金で建築費を払って、パーマネント機も戻った。お金を返した後もあぐり田中美里)の家で家事を続けていた岩見(斎藤晴彦)だが、美佐(松原智恵子)はもう気持ちは十分伝わったから、と感謝の気持ちを述べ出て行ってもらう。淳之介(鎌田佳祐)の来年入学の小学校の制服を早々と買ってきたり、夜の東京の案内をエイスケ(野村萬斎)に頼んだり、と挙動不審な美佐をいぶかしく思ったあぐりは五喜(井原由紀)に…。

台風が東京を直撃し、北海道まで北上。養殖の昆布がみんな流れて、倉庫いっぱいの昆布を売って高値が付いた。全部で7000円。岩見が「これで建築費払ってパーマネント機取り返せますよね?」。そして岩見も儲けが出て美佐に借金を返した。人に売りつけるだけじゃなく自分も昆布を買ってたという事はそれなりに儲けがあると踏んでいたのかな? でも台風で被害が出たんだろうなと思うと素直に喜べない案件。

 

翌日、建築費を支払いあぐり美容院に再びパーマネント機が戻ってきたのでした。

 

みんなで頑張ろうと言い合う中、エイスケが帰ってきた。エイスケは昨日一睡もしてないと布団を敷いて寝ようとしていた。あぐりは建築費を払った残りを「どう使うかはエイスケさんが決めて下さい」。えぇ~!

 

あぐり「私はお義父様がお金を出して下さった事、とっても感謝してる。そのおかげで私は自分の美容院を持てたんだもの。だから私はお義父様の気持ちに泥を塗るようなことはできません。あなたがお義父様に反発をしてそのお金を返すならそれでもいいわ。好きなようにしなさい」

エイスケ「僕に任せたらこのお金全部遊んじゃうかもしれないよ」

あぐり「どうぞご勝手に」

 

あぐりのひと言が効いたのか、結局エイスケはその金を父に返すことはしませんでした。一方、岩見はその後もあぐりの家に住み込み、以前と同じように家事一切を引き受けていたのでした。

 

五喜はどうしてずっといるのか岩見に聞いた。

岩見「五喜さん…。こういう事、私、言える立場じゃありませんけれども、あなたも早くよい方と結婚なさってください。人間は生きていれば苦しんだり傷ついたりするけれども、でも最後に救うのは愛だと思いますよ。ですからね、怖がらずに人を愛してください」

それを聞いていた美佐は、「あなたの気持ちは十分分かりました。誰もあなたのことを恨んだり憎んだりしとらんわ。お互いを苦しめるのはもうこれぐらいでいいでしょう」と言葉をかけた。

 

あぐりとエイスケ、美佐、五喜、弟子たちで岩見を見送る。岩見は喜久江というフランス帰りの後家と知り合い、フランスで流行っていたくるぶしまでの長いスカートを「作って売ってくれ」と言われていて、これからをそれを作ると出ていった。

 

東京を中心に岩見の言ったロングスカートが大流行したのはその翌年のことでした。

blog.livedoor.jp

 

美佐は淳之介が小学校に来て行く服を買ってきた。昭和4(1929)年の夏、淳之介は大正13(1924)年生まれなので、5歳になったばかり。「早いにこしたことはないわ。今から準備しておけば安心じゃろ」と言い、エイスケには夜の東京を案内してほしいとお願いした。

 

いつものカフェ・セ・ラ・ヴィ。

美佐「エイスケさん…。どうかこれからもあぐりのことよろしゅうお願いします。ずっとあぐりのこと見守ってやってくださいな。お願いします」

エイスケ「心配いらないですよ。あぐりは強い女ですからね。僕なんかいなくたって平気なんですから」

美佐「じゃから心配なんです。あの子は強い子じゃから…じゃから心配なんよ。エイスケさん、あなたならそんなあぐりと一緒に生きていけると思うの。どうかあぐりとずーっと一緒にいてやってくださいな。お願いします」

エイスケ「お義母さん?」

最初はニコニコ聞いてたエイスケも美佐の様子にちょっと真剣な顔。そして、締めに「アニーローリー」を高山のハーモニカの伴奏付きで歌った。 

peachredrum.hateblo.jp

♪愛に輝く 君がまなざし

誠こめたる 君がささやき

とこしえまで

 

エイスケと腕を組んで酔っ払って帰って来た美佐は楽しそう。

 

翌日、あぐりが事務所で書類を書いていると美佐が入ってきた。 「あまり楽しかったんではめをはずしてしもうた」と美佐は言い、世津子の店も気に入ったと言った。そして、岩見に返してもらったお金をあぐりに預かって欲しいとお願いした。五喜の嫁入りに使うためで「そんな大金私が持ってたらろくな事が起きんわ」と言うが…。

 

美佐は出かけていき、五喜に話を聞くと最初はしらばっくれていたが、「お母様な…もう長くないんよ。そんなに長くは生きられんのよ!」。驚くあぐり

 

そうか、やっぱりか。昆布相場でお金が戻り、みんな幸せ。なんだかファンタジー色が強いけど、いいじゃないか。