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【連続テレビ小説】あぐり (93)「別れの曲」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

五喜(井原由希)は望月家を訪れ、美佐(松原智恵子)に花嫁姿を見せることが出来た礼を言う。帰り際エイスケ(野村萬斎)に、美佐があぐり田中美里)との結婚を後悔しているのでは、と心配していると話すと、エイスケは病院で美佐に、「あぐりと結婚できてよかった」と言う。立ち聞きしていたあぐりは美佐と2人になった時、美佐との思い出話をし、「結婚を勧めてくれて感謝している」と気持ちを伝える。それを聞いて美佐は…。

美佐の容体は五喜の花嫁姿を見たせいか落ち着いていた。あぐりは五喜に美佐のノートを見た事で五喜の結婚式を見たがっていたことを知り、五喜の花嫁衣裳を見せた。

 

五喜はあぐりの着替えを取りに望月家を訪れた。健太郎は川村の奥様に満足な恩返しもしないうちにこんなことになってしまって…と言うが、五喜は美佐が常々「望月の家には感謝している」と言っていたと話した。もしもの時には盛大にやってあげたいと思ってると言う健太郎。五喜は「その節はどうかよろしくお願いします」と頭を下げた。

 

その足で望月組の事務所にいたエイスケに声をかけた。エイスケは蓄音機にレコードをかけるところで、美佐が持ち直したと聞くと「そう。そりゃよかった」と返した。今日は常識人のお坊ちゃんのエイスケさん。エイスケさんは破天荒でも下品じゃないのがいいんだよ。

 

五喜は美佐があぐりとエイスケの事が気がかりだったと言っていた事、本当はあぐりをどう思っているのかストレートに聞いた。

 

あぐりが病室に行くと、エイスケがいた。この時、エイスケが蓄音機を運び込んでいたのね。エイスケは「お義母さんが心配するとおり、僕はあぐりにとっていい夫ではありません。僕にとって結婚とは僕の親を納得させるためのものだったから…。だから正直言って相手は誰でもよかったんです」と話しているのを聞き、立ち去ろうとしたあぐりだったが「だけど今は違います」と続いたエイスケの言葉を聞いていた。

 

あぐりと一緒になって、僕はあぐりさんからいろんな刺激を受けました。新鮮な驚きをたくさんくれたんです。あぐりがいたから僕は今日まで小説を書き続けてこられたんですよ。あぐりはどう思っているか分からないけど、僕はあぐりと結婚出来てよかったです。これからも大事にします。心配しないで下さい」。エイスケさんはホントうまいこと立ち回れる人だよ。

 

健太郎は事務所の蓄音機がなくなっていることを磯辺に聞いた。さあ、ととぼけた磯辺はこの事務所には似合わないと言った。

 

五喜は一度うちに帰り、あぐりが一人美佐に付き添った。昼間、エイスケの話を立ち聞きしたことを話し、エイスケの気持ちが嬉しいと、そしてあぐり自身もエイスケと結婚できてよかったと話した。

 

「そりゃあの人、捕らえどころがなくてよく分からない人だけど、でもね…本当はすごく優しい人なんよ。いつもはどこにいるのか分からないんだけど、私がそばにいてほしい時はす~っと現れて話しかけてくれるんよ。何だか高いところから私を見てるみたいなの。不思議な人なんよ」というあぐりのエイスケ評。優しいのは優しいよね。

 

あぐりは美佐にエイスケと結婚できてよかったと感謝した。美佐は声は出ないが口を開け「安心した」と言い、レコードをかけるよう口を動かした。小さな音でレコードをかけるあぐり。子供の頃にあぐりがしでかしたこと、怒られたことなど懐かしい話をした。

 

子供の頃、カラスの赤ちゃんを見に一晩中木の上にいて帰ってきたこと。

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1話の回想がちょこっと。あぐりが気付かず話しているうちに美佐は眠るように亡くなっていた。これを見て、今後の事なんだけど、この脚本家なのか演出家なのかこういうシチュエーションが好きなのかなー?と、ふと思い出したのです。

 

美佐の訃報は健太郎に届き、五喜は病室で泣き崩れた。ずっと世話してきたのは五喜なのにねーとは思うけど、まあ仕方ない。

 

喪服で木に登ったあぐりは美佐を思い出していた。

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♪「愛に輝く 君がまなざし」

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あぐり…。東京に行ってきなさい。まずは夫婦が一緒に暮らすこと」

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あぐりらしく生きなさい。あなたは前に向かって突き進む方が似合うとるわ」

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「誰だって転ぶわ。大切なのは転んだ時どうするかじゃわ。誰かのせいにしたり、慌てたり、泣いたりしないこと」

 

昭和9年12月。大好きな母と永遠の別れとなったのでした。

 

今日の回を見て確信した。今週ここまでリアルタイムでは見てない。全く記憶にないシーンばかりだった。忘れたにしてもここまで覚えてないってある!? 再放送も見たはずなのにね。

 

あぐり」は底抜けに明るい物語のようでいて、亡くなる人が案外多いんだよね。あぐりは30歳を前に両親も姉二人も亡くしている。だからこそ望月の両親がホントの親みたいな感じなんだよね。

 

今はナレーションにかぶせたりして、亡くなるシーンを描くことは少なくなったように思うけど、昔はがっつり描いてた。喫煙シーン、亡くなるシーン…いつからなくなった? 

 

あぐり」と関係ないけど、「六番目の小夜子」再放送を知る。リアルタイムでは見てないけど、何年か前に再放送を見て、原作を読みました。原作と結構違っててびっくりしたけど、両方それぞれ面白かったから、改めて見てみる!