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【連続テレビ小説】あぐり (20)「親の心」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

妊娠したあぐり田中美里)を気づかい、光代(星由里子)があれこれ口を出し、学校もやめろと言う。あぐりは、あと半年で卒業だから、と食い下がるが光代は聞かない。五喜(井原由希)から美佐(松原智恵子)に伝えてもらい、美佐が光代を説得して、あぐりを学校に行かせてもらうことに成功する。山神(山田邦子)はあぐりの登校に反対するが、民子(笹峰愛)があぐりの退学に反対するビラを作り、クラス全員で山神を説得する。

そういえば…女学校卒業したんだっけ…?と忘れたのか、欠かさず毎日見てたわけじゃないのか、すっぽり抜けてるな。

 

あぐりが踏み台に乗り、行李を運ぼうとしているところを光代に見られた。踏み台からジャンプして降りるあぐりに光代は腰を抜かす。

 

光代はあぐりを座らせ、「お産を甘く見てはいけません。これからあなたの身の回りの事は全部うちの者にやらせなさい。あなたは何もしなくてよろしい」と言った。

 

うーん、極端だけど、臨月でも畑仕事させられたおしんやおみつよりはずーっといいと思うよ。しかし、お産のことについて毎日一つ一つ教えられるのは大変かも…。「木登りは許しませんからね」それは本当にそうだけど。

 

エイスケの消息は依然として不明でしたが、姑の光代はあぐりの妊娠を気遣う事で必死に不安を忘れようとしてるのでした。

 

今日も今日とて苳子が佐伯の家から生きのいいチヌを持って来た。

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そのまま魚を持ってこれるくらいだからよほど近いんだろうね。

 

しかし、しおは光代の指示でイワシを買いに行くところだった。「全く奥様尋常じゃねえわ」とあぐりの食事を取りしきったり、あぐりにぴったりくっついて指示したり、奥の人たちにも口うるさくなり、苳子から光代に言ってくれないか?とほとほと参っている様子。

 

「まあ初めてのお孫さんじゃけえ。そのお気持ちは分かるんじゃけどな…。苳子様になかなかできんで気をもんどられたけえ…」と余計な一言で苳子の顔色が変わる。苳子だって、エイスケとそこまで歳は離れてないと思うから、せいぜい二十代前半くらいだと思うけど、やっぱり焦るよね。かをるさんだって焦ってましたもんね。

 

夕食時、あぐりに魚は骨まで食べるように、ホウレンソウは血が増えるから赤ちゃんが産まれてからお乳の出がよくなる、ワカメや岩ノリも…と光代に細かく指示されている。それを聞いていた健太郎が意見するが、「女の体は女にしか分からないんですよ。男は黙っていてほしいわね」とピシャリ。

 

あぐりは体調がよくなったので学校に行きたいというが、光代はあぐりがひどい冗談を言っていると笑い飛ばした。妊婦の女学生がどこにいますか?と健太郎に問いかけるがモゴモゴ。あぐりはあと半年で卒業だというが、聞く耳を持たない。

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かをるさんも満16歳、数え18歳で卒業してました(昭和2年3月)。女学校は尋常小学校卒業後(満12歳)から4~5年通うそうですが、明治時代の「はね駒」のりんは、尋常小学校4年+高等小学校4年で14歳で女学校を受験してました。この頃の高等女学校は尋常小学校卒業(満10歳)から受験できるそうなので、そういう描写はなかったけど、クラスメイトと歳の差があったのか?と今更の疑問が浮かびました。

 

翌日、妹の五喜があぐりを見舞いにやって来たのでした。

 

あぐりはエイスケの心配だけじゃなく、学校を辞めなくてはいけない事を五喜に話した。

 

学校でも山神が望月あぐりの懐妊をクラスメイトに知らせた。「無事に赤ちゃんが産まれるように皆さん励ましのお便りでも書いてあげたらいいでしょう」と話を切り上げ、授業を始めようとした。クラスメイトが「あぐりは学校はどうなるのか」と聞くと、山神は「当然やめてもらいます」。クラスメイトは口々に反対した。

 

クラスメイト達は、エイスケが自転車で送った時には窓から「あぐりあぐり」と騒いだりするけど、民子やあぐりが騒ぎを起こせばコソコソ噂話をする人たちでもあるからちょっと信用性に欠けるところもあるんだよな。

 

望月家に川村家から米30俵が届けられた、嫁入り支度もろくにできず、女学校へ行く費用も望月家から出してもらってるのにその米はどこから…!? 地主…じゃないよなあ、引っ越しして小さい家になったんだし。川村家の財源が謎。美佐の実家かな?

 

星由里子さんと松原智恵子さんが並んでる画が豪華。美佐はあぐりをこのまま学校に通わせるよう言い、反対する光代に奥様にはご迷惑をかけられないとしてあぐりを引き取り、生まれてくる子供は私どもで立派に育てると言い出した。美佐さん、言うねえ~。

 

あぐりは登校し、山神に卒業するまで学校に通い続けると言った。山神は反対し、家に電話をかけると職員室の電話室(なるものがあったんだね~)から望月家に電話。しかし別の先生からビラが配られている事を知らされた。

 

教室に入ったあぐりはクラスメイトから歓迎されるが、山神が「私たちの力で 望月あぐりさんの 退学を阻止しませう」というビラを持って、ビラを作った犯人捜しをした。ビラを作ったのは民ちゃん。

 

「『妊娠したから』と言って学問の場が奪われるのはおかしいです。誰もがみんな平等に学問を受けられるようにするべきなんです。いつも先生は私たちに『人間はみんな平等である』と教えて下さっています。お願いします! あぐりさんに学校を続けさせて下さい」と頭を下げた。クラスメイト達も口々に言い、校長先生と相談すると言って山神は教室を出て行った。あぐりはクラスメイトと民子にお礼を言った。

 

あぐりがエイスケと結婚して以来、5ヶ月ぶりに見る事ができた民子の笑顔でした。

 

そっかー、まだ結婚して5ヶ月で、妊娠〇か月!? 部屋を仕切られた屏風は結構長いことあった気がしたけど、そうでもなかったね。「いい事しようか」の花札は暗喩だったのか!? 80年代朝ドラみたいな「身も心も夫婦になった」みたいなナレーションや、妊娠してウッみたいなのがなくて、いつの間に!?ってなってるくらいで私はいいけど。90年代は直接的な表現は避けたのかもね。

 

そういえば、遅刻して学校に行った日があって、ツイッターで指摘してる人がいて気付きました。エイスケが学校に乗り込んだ日「初めてエイスケを男性として愛するようになった」翌日だった…。分かりにくいけど、その頃ってことか。

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「はね駒」は新婚1週目を1日1話で描いていたな。

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新婚初日に寝坊して、やえさんに”昨日の疲れ”とか言われちゃうやつね。朝ドラ的に寝坊するヒロイン=昨晩は…みたいな感じ?