徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】チャップリンの黄金狂時代

1925年 アメリ

 

あらすじ

成功を求めてゴールドラッシュに沸くアラスカにやって来た、1人の紳士。しかし、道中で吹雪に見舞われ、1軒の山小屋へたどりつく。そこで彼は、すでに金鉱を見つけたビッグ・ジムや、彼が見つけた金鉱を狙うことになる犯罪者ラーセンと出会う。ラーセンが食料を探して小屋を出た後、ビッグ・ジムは空腹から幻想を見たり、熊が現われたりといったトラブルが続出。吹雪がやんだ後、紳士は酒場で女性ダンサーに惚れてしまうが……。

音楽&ナレーション音声はあるけど、役者はしゃべらないから無声映画なんだよね。ずっと画面に釘付けで鑑賞。wikiによれば”1942年にチャップリン自身がナレーションをつけて再公開したサウンド版が製作されている。”とあるけど、これがそうなのかな?

 

探検家がアラスカに着いた。山高帽に杖のいつものチャップリンスタイルで山を歩いていると山小屋が見つかった。山小屋にはお尋ね者のブラック・ラーセンがいて、追い出されそうになるが、そこに金鉱を見つけて山小屋に来たビッグ・ジムと一緒になって山小屋に居座った。

 

ラーセンが食料を探しにでかけるが、そこから吹雪が続き、食料が底をつき、ビッグ・ジムは空腹から探検家が鶏に見えて襲われそうになったので、探検家のブカブカの大きな靴を片方だけ鍋で煮て食べた。

 

吹雪が止んだ後、二人は行動を別にした。ビッグ・ジムはラーセンが金鉱を奪おうとしているのを目にしてもみ合い、ビッグ・ジムが倒された。しかし、ラーセンはその後、崖崩れに遭い、死亡。

 

探検家は麓の酒場に入り、ジョージアという気の強い踊り子に一目惚れした。ジョージアは女たらしのジョージにしつこくされていたが拒絶していた。探検家はその店でジョージアの写真を拾う。

 

酒場を出て、近くの山小屋に入れてもらうため、わざと山小屋の前で倒れた。山小屋の主はハンクという鉱山技師で長期に家を開けるため、探検家に留守を任せて家を出て行った。

 

ひとり山小屋で暮らし始めた探検家の近くで、ジョージアと仲間のダンサーたちが雪投げをして遊んでいて、探検家が山小屋に招待した。ジョージアはベッドに座らされ、探検家は薪を取りに外に出た後、ジョージアが何気なく枕を手にすると枕の下にジョージアの写真があるのに気付き、ダンサーたちはクスクス笑った。

 

帰り際、探検家は大晦日ジョージアだけでなくみんなで遊びに来るように誘う。クスクス笑いながら帰っていくダンサーたち。

 

晦日。探検家は部屋を飾り付け、一人ひとりにプレゼントも用意して待っていた。場面が変わり、ダンサーたちと盛り上がっている…けど、これは探検家が見ていた夢で新年を迎えても誰も来なかった。

 

酒場はどんちゃん騒ぎ。新年になり、ようやく約束に気付いたジョージアたちは、なぜかジョージも連れて山小屋へ行く。探検家は酒場の窓の外から様子を見ていてすれ違っていた。ジョージアは綺麗に飾り付けられた室内やプレゼントを見て申し訳なく思った。

 

後日、探検家が酒場に行くと、ジョージアからお目にかかって謝りたいと言う手紙をもらい、店内を探す。そこにビッグ・ジムが探検家を探して店に入ってきた(生きてた!)。

 

ビッグ・ジムはラーセンに頭を殴られて一部記憶をなくしていたが、探検家のことは覚えていて、山小屋の近くに金鉱があるのも覚えていた。しかし、山小屋の場所を忘れていたので探検家を探していたのだった。金鉱を見つけたら山分けすると言われ、ジョージアに愛してると告白して、ビッグ・ジムと出かける。

 

山小屋を見つけたが、体があったまると渡されたアルコール?を飲みすぎたため、探検家は寝てしまい、仕方なくビッグ・ジムも眠った。夜になってまた猛吹雪になり、山小屋ごと動いて崖に半分飛び出した状態で朝を迎えた。

 

なんとか山小屋から出て、金鉱も見つけ、二人は大金持ちになった。アラスカから出て故郷に帰る船の上でジョージアと再会し、一緒に故郷に帰ることになった。(終)

 

ハッピーエンド。最初の山小屋の中に犬がいたけど、ビッグ・ジムが出た後、犬もついて行った。食料がないときで、ビッグ・ジムが舌なめずりして小屋に戻ってきて、探検家がまさか…と慌てて犬を呼んだら戻ってきてホッ。

 

昔の動物の扱いは雑だからハラハラする。その後、食料調達にラーセンが犬と出て行ってあとは出てこなかったけど、作中で死んだとか殺したという設定でなければいいや。チャップリンって犬の抱き方が優しくて犬好きなのかな?

 

そのあと酒場でジョージアとダンスを踊り始めたときにズボンが下がるので、その辺の紐を引っ張って縛ったら、紐の先に大型犬がいて引っ張られるという面白シーンだけど、チャップリンが踊りながら犬のお尻あたりを蹴っていたのにドキ! 猫を見つけて大型犬に引きずられるという面白シーンだけど、動物が出てくるシーンはドキドキ。

 

でも最小限のセリフでも話の流れは分かるし、面白かった。

 


The Gold Rush (1925) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers