公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
惣吉（川野太郎）たちの処分は決まらず、弥太郎（明石家さんま）たち残された漁師はよその船の水揚げを手伝って魚を分けてもらったりしていた。久兵衛（津川雅彦）は義弟の名取村長（内藤武敏）が辞任したことについて、裏切られたと名取を問い詰める。事件から一か月、惣吉は処分が決まらないまま保釈となり、かをる（沢口靖子）は友達の由岐（高橋珠美子）の夫の親戚まで頼って、なんとかして他の乗組員の分まで保釈金を集めた。
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ツエが納屋に朝食を持って行き、善吉から弁当はいらないと言われ…善吉もまた漁がなくて暇なんだそうです。
そんな中、またツエの金切り声が響く。納屋の連中がいなくなっていた…と思ったら、よその船の水揚げを手伝って、イワシやサンマを分けてもらった。漁に出ないというのは誰も得しない方法だと思うんだけどなあ。
昭和5年10月2日 名取村長が辞表を提出したと聞いて久兵衛は高神村を訪れた。なぜ辞めたのか直球で聞く久兵衛に今は話したくないという庄左衛門。あんたの不名誉はわしの不名誉でもある、となんぞ後ろめたいことでもあるんかいな？と追及の手を緩めない。
私は「俯仰天地に恥じず」です、と庄左衛門。
あくまで公金横領をしたのは収入役の滝沢だと言い張る。行政を円滑に運ぶためには、県庁の役人を接待しなければならないし、また時には芸者を総揚げにして騒ぐ必要もある(そうなの？)。またある程度の鼻薬を効かす事もある。←これじゃないの？！
聞きなれない言葉がバンバン出てくるのがいいね。無知なだけか(^-^;
難しいのは、そういう経費を一般会計にのせる事ができない場合がある。久兵衛さんならお分かりでしょ？という問いに、「分からんな」と返す久兵衛。
「なんで2万4000円もの接待費使わなならんのや？」「多少傲慢なところがあるが、間違うた事はせん男だと思とった」となおも責める。かをるの後見人にもしたし、かをるを叱ったりもした。フェードアウトする説教…面白い。
騒擾事件が起きてから1か月が過ぎた。名取村長と収入役は背任横領の疑いで取り調べを受けていた。一方、惣吉も住居侵入などの容疑をかけられていた。
惣吉たちが保釈されることになったが、一人400円はかかる。7人で2800円。吉武家の財政は留守家族の面倒見と造船所の支払いで精いっぱいだった。
かをるは金策に歩いたが、不景気と騒擾事件の被疑者に金を貸すのを嫌がられてしまった。思い余って女学校時代の同級生・由岐に相談し、夫の親戚である金貸しの真鍋を紹介してもらった。
真鍋は久兵衛が車を売った人でもあった(69話)。使用目的が分からないと貸せないという真鍋に保釈金に使うという話をした。高神本村の奴らに恨みがあるという小畑出身の真鍋は、かをるが外川の漁師の嫁だと知ると800円貸してくれることになった。利息が怖いな～。
2800円集めたかをるは善吉やとねに感謝された。しかしその夜に見た夢は…深い笠をかぶって顔の見えない男を惣吉と思って抱きつくと、笠が取れ、名取庄左衛門！ これは怖いよ。後味の悪い夢であった。
翌朝、ツエから納屋連中が提灯行列で村中を練り歩き、その後宴会する計画があると聞かされ、警察ににらまれるから神妙にした方がいいと言った。お赤飯を用意すると言ったツエに取り消してきなさいと言い、微笑みを浮かべながら朝食の準備をした。
ロミオとジュリエットという割にあっさり結婚したね？と思ってたけど、こうやって困難が続くのね…。
