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【ネタバレ】日曜劇場#65 あぁ、転勤家族(脚本/池端俊策)

1983年3月20日 TBS

 

あらすじ

定年間近の坂浦春平(下元勉)は、日本各地の海事局を転々としている。ある日、小樽で定年を迎える心づもりの春平に再び転勤話が持ち上がり家族が大反対する。そこへ、月野木花江(樫山文枝)と名乗るひとりの女が訪ねてきた。彼女は20年前、春平たちが住む官舎に住んでいたというのだった…

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あ、下元勉さん。

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もっと若い頃を見たばかり。

 

定年間近で10回目の転勤が決まった春平。加藤治子さんが妻。子供達は大きく、娘(中井貴惠さん)はデパート勤め、息子は高校生。実家暮らしで結婚資金を貯めていた娘はこっちでアパートを借りるのもお金がかかると怒っていた。

 

20年前、官舎に住んでいたという花江という女性が訪ねてきた。酒田、舞鶴、呉など坂浦家と同じように転勤してきた人だった。父は退官後、広島で暮らし、母は亡くなった。

 

亡くなった母が転勤先で木を植えていて、その木がどれくらい育ったのか見ることもできなかったので、娘の花江が各地を回り始めたと話す。東京から車で来たと言う花江に修理代を渡そうとする妻。春平の妻は退官後にそのまま小樽に住み小樽に家に買うつもりでいた。

 

春平には父は退官後に亡くなったと話し、春平から修理代を受け取った。娘にもわざわざ職場に行き同じ話をして修理代を受け取る。んん? 怪しい人??

 

春平は単身赴任すると言い張り、春平が心配な妻や娘は単身赴任反対。言い争いをしている家族を見て、ケンカできるなんてうらやましいと泣き出した花江。花江は一度結婚したが失敗し、弟とも長い間会っていないと語った。

 

よく出来た人だと春平と妻は話し合うが、春平には父が亡くなった、妻には母が亡くなったという話のかみ合わなさもあった。

 

翌日、それぞれお金を花江に渡していたことを知った坂浦家の面々。だまされたが、花江が来たことで本音で話し合えてよかったという結論で落ち着いた。娘が家の柱を探すと、花江が話していた花江と弟の背比べをした柱の傷があった。花江の話は全部嘘というわけではなかった。

 

花江は離れて暮らす中学生になる娘に「思わぬことでお金が入った」とお金を送っていた。電車に乗って出発する花江。車で来たは嘘だったか。春平の妻は、近所のパチンコ屋から譲り受け、花江と一緒に運んだぶら下がり健康器(中古価格で12,000円)にぶら下がっていた。(終)

 

えぇ、なんか後味悪い。“花江が来たことで本音で話し合えた”がこの話のキモかもしれないけど、別にお金取らなくてもさあ…ブツブツ