1936年 アメリカ
あらすじ
大きな工場で働いているチャーリーは毎日、同じ機械を使って単調な仕事を続けていたせいか、気が変になってしまい、乱暴を働くようになり病院へ入れられた。工場をクビになったものの、何とか全治したチャーリーは退院するが、今度は街で暴動の群集に巻き込まれ、首謀者と勘違いされて投獄されてしまう。やがて彼は無罪であることがわかって釈放され、造船所で働き始めるがすぐに解雇され、自ら監獄に戻る手立てはないか画策する。
今年の4月あたりに毎週のようにBSプレミアムで放映していたチャップリンの映画をようやく見てみます。
「雨に唄えば」は1927年あたりから徐々にトーキー映画になっていった世界が描かれていたけど、これは1936年で音楽や効果音も流れるけど、サイレント映画らしくほとんど動きで物語は進行している。
大きな工場で働くチャーリーは毎日の流れ作業で精神に異常をきたして病院に入院した。退院しても仕事はなく、旗を振って歩いていたら、たまたま暴動の先頭を歩いていて、警察に捕まって刑務所へ。
刑務所の食堂にて白い粉を隠し持った男がチャーリーの隣に座っていて、塩の入った入れ物に移し替えた。男は警官たちに捕まったが、白い粉はそのまま食卓へ。チャーリーは知らずに白い粉をかけてテンションアップ。食後、一斉に各部屋に入るはずがチャーリーだけ入れなかった。
そこへ脱獄犯がやってきて警官を脅した。チャーリーは脱獄犯をやっつけて警官に鍵も返した。それもあって刑務所から出られることになったが、チャーリーは刑務所を出たいと思っていなかった。しかし造船所を紹介され働くことに。
しかし、早々にミスをして、また刑務所へ入りたくなった。父親が失業者で貧しい暮らしをしていた少女と知り合う。少女と話すうち、妄想を始めるチャーリー。新婚家庭みたいな妄想だったから、げ!と引きました。
デパートで働くことになったチャーリーは少女を閉店後のデパートに入れ、好き勝手する。また捕まったチャーリーだが、10日後に釈放され、少女が家を見つけたとボロボロの小屋に案内した。二人で食卓を囲む。
工場の機械技師の助手になったチャーリーだが、やはり失敗ばかり。せっかく仕事を再開しようとしたが工場はストライキでみんな外に出されてしまった。
少女は音楽に合わせて路上で踊っていたら、スカウトされキャバレーの踊り子になった。少女はチャーリーをキャバレーに連れて行き、ウェイターとして推薦した。
その頃、少女は少年収容所を脱走したとして指名手配されていた。
ウェイターとして働き始めたチャーリー。催しとして?歌を披露することになった。この音楽聞いたことある! 今までしゃべらなかったチャーリーが歌った!! アドリブの歌は大ウケ。めでたく採用となった。
しかし、少女を警官が探し出して捕まえようとしたので、チャーリーと逃げた。
「努力しても無駄よ」と嘆く少女に諦めるなと声をかけ、二人で歩き出した。(終)
サイレントだからもっと退屈なのかと思っていたら、そうでもなかった。
でもロリコン警察としては、なんかチャーリーと少女の組み合わせがもやぁ〜っとする。少女の顔が大人っぽい美人のせいかな。もう少し大人の女性かあるいはもっと小さな女の子ならいいけど、見た目30代くらいのおじさんと14、5歳??と思ったら実年齢47歳と26歳だった! 普通に大人の女性だったのか。
昔のハリウッド映画ってベテランの40代と20代中盤くらいの美女の組み合わせが多いね。しっとりした雰囲気にはなるけど、同世代がいいよお〜。