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【ネタバレ】グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

 2014年 フランス/アメリカ/ベルギー/イタリア/スイス

 

あらすじ

1956年、人気絶頂の中で女優を引退し、モナコ公国の公妃となったグレース。“世紀の結婚”から6年、彼女はいまだに宮中のしきたりになじめず、孤独感を募らせる日々を過ごしていた。そんなある日、彼女のもとにヒッチコック監督から新作出演のオファーが届く。監督直々のオファーに心が揺れ動くグレースだが、そんな中、モナコが国家存亡の危機に直面。グレースは悩んだ末に、夫と国を支える決意をするのだが……。

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毎年恒例年末年始に地元ローカル放送局では夜中に映画を放送してくれます。まず1本目はこれ。宇宙スペクタクルとかアクション、それと近年の邦画はパスしました。今は古い映画が見たい気分なんです。

 

グレース・ケリーと言えばこの作品しか知りません。

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映画がクランクアップし、拍手と花束をもらってスタジオを出たグレース。

 

1956年 ロサンゼルス。カンヌ映画祭で知り合ったモナコ大公・レーニエと結婚したグレースはそれまでのキャリアを捨てモナコ公妃となった。

 

1961年12月 モナコヒッチコックが新作映画「マーニー」の脚本を携えて会いに来た。

 

政治のことでも堂々と口をはさむグレースに夫は「黙ってろ」。しかし、ヒッチコックの作品に出ることは了承してくれた。

 

1962年5月。映画復帰のことは、あくまで内密にしていたのに、慈善事業をしているグレースを取材していた記者から「マーニー」出演のことを尋ねられた。誰かが情報を漏らした!

 

1962年7月。夫は一方的に映画を断れと言ってきて、たくさんのいる人がいる前でケンカになってしまう。

 

1962年8月。グレースはモナコの歴史について本格的に学び始める。

 

1962年9月22日。ヨーロッパサミット。夫・レーニエの姉であるアントワネットが自分の息子を大公にするため、レーニエを追い落とそうとしていることが分かった。グレースはヒッチコックの仕事を断った。

 

1962年10月9日。要人たちを招いた舞踏会を開き、グレースは要人たちの前で涙ながらに演説を行った。(終)

 

結構政治色が強い内容で、グレースはお姫様になれてめでたしめでたしという話では決してなく自分の居場所探しをする話でした。

 

最後バッサリ終わったように感じるのは、エンディングを切ってるからかな。エンドロール内で「その後、○○は××だった」みたいなのが出るときもあるけど、この映画がそうなのかは分からない。やっぱり地上波だとどうしてもね~。CMでブチブチ途切れるのもあるし、でも思ったよりその時代の背景を知らないと難しかったな。

 

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グレースの子供たちは、グレースが美化されすぎて、父のレーニエの描写に納得がいかなかったらしい。うーん、それも分かる。ニコール・キッドマンは美しかったです。

 

グレースの夫、レーニエ3世の父がポリニャック伯爵で、姉がアントワネットって「ベルサイユのばら」の世界みたいだな。父はマリー・アントワネットの寵臣・ポリニャック公爵夫人の三男の孫…ホントにつながってる!

 


映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』予告編