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【連続テレビ小説】澪つくし(34)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

三日経っても四日経っても、かをる(沢口靖子)への惣吉からの返事はない。千代(岩本多代)は久兵衛津川雅彦)に、自分が死んでもるい(加賀まりこ)とは一緒にならないでくれ、と頼む。千代がるいに付き添いを頼んだのは、正妻としての意地であった。一方、入兆では弥太郎(明石家さんま)の賭け将棋が問題になっていた。腕に覚えのある久兵衛は、自分が勝ったら職人たちに金を返してやれ、と命じて弥太郎と勝負する。

 

今日は主な登場人物が久兵衛、千代、弥太郎って感じだったな。かをるの出番はほとんどなし。

 

かをるの元に惣吉からの返事はない。

 

”面會謝絶”の紙が貼られた千代の病室には久兵衛が付き添っていた。懐の大きな奥様という描写だったけど、ここに来て初めて千代の本音が語られた。千代は自分が死んだら「入兆」を取り仕切るしっかり者の奥方が必要だと考えており、るいを後妻にするつもりか問いただした。

 

千代によると、ハマは仕事はできるけど愛嬌がないからだめらしい…こうやっていちいちいじられてるのがかわいそうになって来るんだよな。いくら嫌味を言ってても女中だから軽く見られてるし、忠誠を尽くしてる奥様にもこう思われてるし。

 

千代は後妻は知らない人にしてほしい、るいとだけは一緒にならないでほしいと久兵衛に言い、これを遺言と思って欲しい。嘘を言ったら化けて出るとまで言った。

 

るいのことはよくできた人と認めているが、るいだけは嫌。長い間、紀州と銚子で張り合ってきて先に死んだ方が負け。るいに付き添いを頼んだのは、「ホンマの夫婦がどんなもんかるいさんに見せたかったんです。あんたがどんなにうちを大事にしてくれてるか、うちがどんなにあんたを慕てるか。悪い女やよ」

 

自分で”悪い女”という人は悪い女じゃないよ。千代さんは久兵衛にとって都合のいい存在として描かれてきたんだなと思ってたけど、千代さんには千代さんの思いがあるってことをきちんと描いているので、ジェームス脚本は嫌いになれないのかも。下品なところはとことん下品だけどね!

 

るいが病室に入って来てもつないでる手を放さず、見せつけるようにする千代。るいは「洗濯物を取りに行ってくる」とそそくさと部屋を出ていった。

 

かをるは今日は独りでいることが多かったな。律子からもらった千代紙で惣吉に会いそこなった日から一日一羽ずつ折り鶴を折っていたが、その鶴も七羽目。

 

ここから弥太郎メインになったのでげんなり。神山が小畑を呼んで、自分も含め、広敷のやつらに前借をさせて欲しいと頼んだ。弥太郎の賭け将棋に負けた面々が持ち金をすべてなくしたせいだった。神山と小畑の2ショットは、いいよねぇ! こういう渋い俳優さんってホントいなくなった。

 

広敷のメンバーに追いかけられる弥太郎を帰って来た久兵衛が捕まえて、久兵衛と弥太郎の将棋対決になった。小畑や事務所の面々がどっちが勝つか盛り上がっていたら、梅木が「店者のばくちはご法度ですよ」といさめた。そうなのー?

 

勝負に負けた久兵衛は金はやるから負けたことにしろと弥太郎に言う。やんちゃ坊主みたいな父親をほほえましく見ているかをるだった。弥太郎のシーンは正直もういいです。さんまさんは昔は好きだったけど、いつからか受け付けなくなりました。

 

今日は、「科捜研の女」に村田雄浩さんが出るそうなので見ようかな。

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