公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
りん(斉藤由貴)が下宿屋を始めたいと言いだし、家族会議が開かれた。源造(渡辺謙)が暑さと疲労で倒れたことがきっかけだった。弘次郎(小林稔侍)は、妻の仕事がおろそかにならないか心配し、決めるのは主人の源造だと主張する。しかし源造は、弘次郎の意見を聞きたいと話す。下宿屋には賛成で、弘次郎に管理責任者を頼みたいというのだ。その方が、りんもやえ(樹木希林)も安心して下宿人の世話ができるというのだが…。
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今日はこれまで以上に紳士な源造さんだった(ほっ)。
りんが言い出した下宿屋をやりたいという提案から家族で話し合いになった。源造が倒れたときに、備えや貯えが必要だから、それを女の手で担いたいと。
弘次郎の「男の働いた金の中から余分の蓄えを作るように心がけるのが女の務めではないか」という意見もごもっとも。
弘次郎も徳右衛門もとにかく何をするにも亭主が一番、賢しらなことを言ったりしたりすることはまがりならん。とのこと。
賢しら(さかしら)…利口そうにふるまうこと。
徳右衛門は「雌鶏勧めて雄鶏時を作ればすなわち家亡び 女賢うして牛売りそこなう」
・雌鶏勧めて雄鶏時を作る
・雌鶏歌えば家滅ぶ
どちらも女が出しゃばるな的なやつね。
・女賢(さか)しくて牛売り損なう
これもまた同じ意味で徳右衛門は、3つ同じ意味の言葉を言ってたのか。
源造は「私の妻にケチをつけないでください」だって。キャーッ久々にかっこいい源造さん。
源造は下宿屋をすることに反対ではなく、りんがやえとやることに対して、お母さんにそんなことをさせていいのかとやえに聞く。
やえ「私は別にかまわねぇげんと…」
源造「それをお父さんがお許しになるかどうか」
弘次郎「いや、私は別にその…」
うまいなぁ~。源造は、弘次郎に管理責任者を任せたいとまで言う。りんも、弘次郎の仕事が大変そうでやめて欲しいと思ってたこともあり、賛成。
源造とりんのふたりきりの会話になったときの、りんのとろけそうな笑顔がかわいい!
さっそく徳右衛門に下宿人募集の張り紙を書いてもらい、りんとやえで人の家の壁に勝手に貼る(笑)。
お向かいの猫を抱いた大学教授は字幕によると六七郎という名前でした。抱いてる三毛猫はタマちゃん。夏目漱石が書いた『三四郎』をもじった六七郎というお遊びのキャラなのかな。面白い。
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この前見たときは母親と思っていた年配の女性が「うちの先生は~」なんて言うから、乳母か何かなのかなと思ったら、弘次郎の話によれば「自分の息子を先生呼ばわりして」なんて言ってたからやっぱり親子みたい。
にこやかなかんじではあったけど、学生か独身の男子を下宿人としたいと言うと、学生はうるさいとか野蛮人とか、静かなところが好きだとか暗に文句を言っていた。
管理責任者として弘次郎と徳右衛門で厳しく面談をするが、りんの顔を見て入ってきた男性も二人の面談が怖すぎて出て行ってしまった。
明日も新しい下宿人候補が来るのかな。楽しみ。