公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
3人の下宿人で朝は慌ただしくなった。顔を洗う井戸端も便所も、早い者勝ちの奪い合いになった。そんななか、こと(丹阿弥谷津子)は、りん(斉藤由貴)に産まれてくる赤ちゃんの産着を、一人悠然と縫っていた。「針を持てるうちに縫っておきたい」と語ること。りんに今までで一番うれしかったのは何かと尋ねられ、「ひ孫の産着を縫っている今がいちばんうれしい時」とほほ笑むことだったが…。
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う…穏やかな日常を描いてるのかと思いきや、ことさん…涙。
下宿人が揃った朝は慌ただしく、井戸端で顔を洗うのもトイレの順番も早い者勝ち、強い者勝ち。
そんな中、ことは、りんのやや子のために産着を縫ってくれていた。「この私の手を通して私の命が針目を通して伝わっていくような気がしてなぃ。私の命を受け継ぐ者がこの産着を着て元気に育ってくれる。こんな幸せなことはござりやせんぞぃ」といつもの穏やかな優しい笑顔を見せた。
徳右衛門と弘次郎は部屋に棚を作りながら、ことの思い出話を語る。若い頃は美しく、弘次郎にとっては結構厳しい母でもあったらしい。
やえがスイカを切り、徳右衛門と弘次郎を呼ぶ。りんはことに声をかける。ことは返事をしなかった。座ってそのまま…。
それぞれ悲しみに暮れる。弘次郎は、よく尽くしてくれたとやえに頭を下げ、徳右衛門は「この部屋も広くなってまことに快適だ。独りもまた楽し」といないことに向かって憎まれ口を叩いた。
徳右衛門の独り言を二人で聞いていた源造とりんは、あんな夫婦になれるかなと話し合う。
軒下の黄色い花が咲いていた。この黄色い花は、源造の回復を祈ったり、「故郷の空」を歌いながら水をかけたり、ことが何度も気にかけてる描写があった。それを最後に映すなんてやっぱりこのドラマ好きだー!