公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
りん（斉藤由貴）は下宿屋を始めることにした。しかし応募した男たちはみんな逃げ出してしまう。面接する弘次郎（小林稔侍）と徳右衛門（山内明）の顔がおっかないからだと、やえ（樹木希林）は嘆く。元士族の誇りがじゃまで笑顔になれない２人は必死で歯を見せて愛想よくふるまおうとするが…。一方、源造（渡辺謙）の帰りが遅く、りんは夕食を済ませていたのに、もう一度食べると言いだす。あまりの食欲に驚く源造だったが…。
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うわー今日の展開はワクワクしたな。
徳右衛門と弘次郎の顔に恐れをなして、なかなか下宿人が決まらない。二人に笑顔を見せてもらいたいと、やえやりんがいろいろ言うけど、うまくいかない。ことの「下宿人が決まらなければ源造さんに責任が果たせない」という言い方がうまい。
やえに言われて歯を見せるようになったが、 それでも恐れられてしまう。
外国人の下宿人希望者もきたが、英語を話せるのがりんしかいないので断った。なんかもったいない気もするけど。
りんはこれからも英語は勉強し続けると源造に話した。ただ何か英語を生かした職業につきたいという思いより、せっかく勉強した英語を忘れないように、それが源造の仕事に生かせたらという感じ。
源造の夕食を待たずに食べていたのに、源造とまた一緒に食べるりん。酢の物を食べたがり、梅干しも食べ、これはもしかして？！
新しい下宿人は、反薩長の筑前出身の花田(光石研さん！)、郡山出身の後藤(斉藤暁さん！)、上野の美大生(矢島健一さん！)と個性豊かだし、名バイプレイヤーばかりでワクワクする。斉藤暁さんは福島出身なのは知ってから地元枠でいつか出るのではと思ってたけど、ここで来たか！ 「おしん」に続いての光石研さんも嬉しいなあ。
相馬は宮城に近い県北沿岸だから、内陸の二本松と郡山は近いのね。
徳右衛門「男子 志を立てて郷関を出ず」
花田「学 若し成らずんば 死すとも 帰らず」
男児たるもの、志を立てて、故郷を出たからには、 学問が、成就すること無ければ、二度とは帰らず。
こういうセリフがスラスラ出てくる脚本がすごい。
矢島さんは、一昨日の冒頭で金魚売りをスケッチしてた人でセリフも何もなかったのにここで出てきたとは！
りんの英語に対する思いも聞けたし、名バイプレイヤーの若い頃も見られて面白かった。
