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ドラマの感想など

阿修羅のごとく パート2 第3話 じゃらん

1980年2月2日 NHK

 

あらすじ

滝子(いしだあゆみ)と勝又(宇崎竜童)の結婚式当日、式場で倒れた咲子(風吹ジュン)の夫の陣内(深水三章)。巻子(八千草薫)と滝子が病院へ駆けつけると、すでに退院した後でした。家を訪ねた巻子に、咲子は大丈夫だからと言うばかり…。綱子(加藤治子)は、巻子夫婦にすすめられて見合いをしますが、愛人との関係を断ちきれず、途中で帰ってしまいます。そんな矢先、陣内が意識不明でふたたび入院しました。父(佐分利信)から知らせを受けた滝子は、あんなにいがみあっていた咲子のことを気遣う自分に気づきます。

 

前回の感想 

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前作の感想

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じゃらん…葬列に伴う楽の音。物悲しい音を発する。

 

咲子の誘いで巻子がバラの花束を持って、陣内の病室へ見舞うも、ベッドはもぬけの殻で先に着いていた滝子がいて、すでに退院したあとだという。

 

巻子が二人で咲子の家に行こうと提案するが、滝子は勝又と約束があると言い、滝子がお見舞いに持って来たオレンジを預かって咲子の家に向かうことにした。

 

咲子の家で相変わらず「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」とおばあちゃん達が唱えていて、陣内は、最初は「ありがたいよ」と笑顔で言うが、だんだんイライラして「黙れ! 帰れ!」と荒れまくって、おばあちゃん達にみかんを投げつける。そこに居合わせた巻子は咲子を心配する。

 

巻子が家に帰ると、家族が8ミリフィルムを見ていた。鷹男の秘書の赤木が娘の洋子を撮影していた。楽しそうな様子にイライラした巻子。うーん、結局赤木啓子はただの秘書なのか、鷹男のしらばっくれ方がうまいのか、巻子の考え過ぎの気がするんだけどなぁ。

 

咲子の話をしてるうち、綱子の話になる。鷹男は再婚相手を探すにも男の50はすぐ見つかるけど、女の50は難しいよ…(あら綱子姉さんは48よ!(巻子))という話になる。

 

滝子と勝又はそのまま実家で新婚生活を送っている。父が帰りが遅くていないとき、綱子と巻子が来て、滝子夫婦とすき焼きをする。勝又は、ある女性から夫の浮気調査をしてくれと5万円が入った封筒を渡され、その直後その夫から10万を手渡されてどうしたらいいかと姉妹に相談した。

 

最初は、妻の5万でちゃんと浮気調査をして、夫の10万を返すという結論に達したが、依頼主の名前を確認すると綱子の不倫相手の料亭「桝川」の女将だった。事情を知らない勝又と滝子の前で、巻子は笑ってしまう。つられて綱子も笑い、滝子にお銚子を取りに行かせて、勝又にそのことをばらす。この辺りの八千草さんと加藤さんの笑いが本当に姉妹っぽくて自然で面白かった。

 

滝子の職場に咲子がいつもの派手な格好のまま訪ねてきて快気祝いの箱をあげてすぐに帰って行った。父が咲子の家に訪ねたときは、家にあげなかったが、家の中で陣内が「母ちゃん! 母ちゃん! 咲子!」と叫んでいる声が聞こえていた。

 

父の元には未だに浮気相手の息子から電話がかかって来ていた。お見合い前に訪ねた綱子がその会話を聞いてしまう。綱子姉さんは父を責めるようなことは言いませんけどね。じじいに小学生男子がそんなに懐くかね?

 

綱子のお見合い当日、鷹男は仕事で遅くなり、神楽坂の旅館に詰めるという電話があった。巻子は赤木のことが気になり、旅館まで見に行く。そこに洋子が現れた。赤木に8ミリを返しに来たという。巻子は鷹男に着替えを持って来たと言うが、手にはそれらしい荷物は持っていない。何かを察した洋子は笑いながら去って行った。巻子は自分の母が父の浮気相手のアパートの前にいたことを思い出していた。

 

お見合いは綱子が途中で帰ってしまい、失敗。綱子は公衆電話で話していた学生に「桝川」に電話をしてもらい不倫相手を呼びだした。寂しいという話をし、プロポーズされるが、綱子はこのままがいいと断った。

 

陣内の意識がなくなり、父が病室を訪ねる。咲子は泣きじゃくっていた。父が病室を出ると服を脱ぎ、陣内のベッドで添い寝をし始めた。

 

今回は咲子はいなかったけど姉妹の会話が楽しそうだった。綱子姉さんはこのままでいいと言ってるのに、息子が東京で暮らすことになるから綱子を再婚させて追い出すんじゃなく、息子が別の部屋探せよと言いたい。

 


ジェッディン・デデン(Ceddin Deden)