徒然好きなもの

ドラマの感想など

陽気に前に進もう

忘れないうちにメモ。

 

世界まる見え!テレビ特捜部」は毎週見ているけど正直当たりはずれがある。考えさせられるような話をしてもバラエティ番組という性質上、茶化した感じになるのも嫌なときもあったし、単純に好みじゃなく面白くない回もあった。

けど、昨日は全体的に面白かった。中年男性だけのシンクロ(今はアーティスティックスイミングというらしい)とか。

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3,762〜7,513円

↑映画にもなってるらしいです。もとはスウェーデンの話ですが、これはイギリス版。

うわ! 予告見たら「ダウントン・アビー」のカーソンさんがいる! いつか見よう。

 

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 [DVD]
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↑こっちはフランスで作られた映画。

結末は同じだろうけどそれぞれ背景が違ってて面白そう。

 

 

今回は特に最後の当時は大失敗したミュージカルの話がよかった。

 

NYのブロードウェイで今も語り継がれる伝説のミュージカル「陽気に前に進もう(Merrily We Roll Along)」。

Merrily We Roll Along
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1981年、大ヒット間違いなしと言われたミュージカル「陽気に前に進もう」はミュージカル界の鬼才2人、作詞家・作曲家のスティーヴン・ソンドハイム、プロデューサー・演出家のハロルド・プリンスによって作られた。

 

ストーリーは主人公の人生をさかのぼりながら人生は思い通りにはいかないことを表現している。

 

主人公は中年男女3人、失敗や挫折を経験し人生に疲れ切った3人の40代からストーリーは始まり、話は過去にさかのぼっていく。ラストは若返った3人が希望に満ちあふれた夢を語る。挫折した中年男女の話ではなく、夢を実現することの難しさを若者たちに向けて表現した物語。

 

オーディションで選ばれたのは、16歳から25歳までの若者ばかり。

 

厳しい練習を重ねて迎えたプレビュー公演だったが、舞台の最中に客がぞろぞろ帰って行った。ストーリーが分かりづらいせいだった。52回もプレビュー公演を重ね、本公演を迎えたが酷評の嵐。分かりづらいストーリーに人生に疲れた中年を演じるのが若者たちで観客たちは受け入れてくれなかった。本公演は16回で打ち切り。

 

スターを目指した若者たちはそれぞれの道を歩き出す。結婚して母になった女性は「夢が叶わなくても幸せは他にもあることを知って欲しい」と話す。多くの仲間は演劇の世界を離れた。

 

「人生をやり直すことはできない。でも修正することはできるかもしれない」あのミュージカルから21年、ミュージカルの主役の一人の提案で当時のメンバーを集めてミュージカルの幕は上がった。

 

悪い意味で伝説のミュージカルだったせいもあり、チケットは完売。ミュージカルも好評のうちに幕を閉じた。

 

調べたら日本でも宮本亜門さん演出で「メリリー・ウィ・ロール・アロング ~それでも僕らは前へ進む~」というタイトルで2013年に公演してたんですね。

 

まー確かに朝ドラでピッチピチの若い女優さんが40代くらいを演じてもやっぱり不自然に感じてしまう。必要以上にヨタヨタしてたり、どうしても肌の質感とかねぇ。あまり茶化さずに感想も言い合ってたし、面白かった。出演者がリモートの方がいいのかもしれない。