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連続テレビ小説 おしん(215)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和20年が明けた。南方へ送られたという雄(ゆう)からは何の便りもなく、ひとりで予科練を志願して、三重海軍航空隊に入隊した仁も訓練に追われてゆっくり手紙を書く暇もないらしく、面会さえ許されなかった。東京をはじめ、主要都市への空襲は日を追って激しくなり、おしん(田中裕子)は、疎開させた禎(てい)の様子を見に行く心のゆとりもなく、あわただしく毎日が過ぎてゆき、その年も春を迎えようとしていた。

 

 

↑このあらすじは今日のオープニングあたりの内容。

 

おしんの家も戦争時代の描写でおなじみの窓にバッテンのテープが貼られて、防空壕も作られている。

 

突然、禎が一人で帰ってくる。疎開先であまりにも酷い扱いを受けていたので、知らないおばさんについて電車に乗ってきた。シラミだらけの頭と洗濯されてない服…おしんはもう疎開先には帰したくないと泣くが、竜三は明日帰りなさいという。

 

これ、どっちが正しいとかないと思う。今までだっておしんの言う事が必ずしも正しくて、竜三の言ってることが間違ってるなんて思わない。

 

おしんは情の深い人で初ちゃんの時も自分の手元に置いておきたいと思い、確かに初ちゃんもここにいたいとは言ってたけど、たまには里帰りくらいさせればいいのにと思うこともあったし(おしんは加賀屋という職場としては最高のところにいたのにそれでも度々地獄のような実家に帰ってたし)、娘なのか奉公人なのか未だにはっきりしない。竜三みたいにちゃんと線引いて奉公人と扱ってくれた方が却ってよかったんじゃないかと思うくらい。

 

竜三は冷たいんじゃなく、禎だけでも生きていてほしいと思ってるだけだと思うけどなぁ。おしんのそんな扱い受けるくらいなら家にいればという気持ちだってもちろん分かります。

 

そして、今日の展開は、明日のあらすじとして読んでいた展開だった。

 

おしん(田中裕子)は、空襲で燃えた家の火を、命がけで必死に消そうとした。それは、おしんの執念であった。この家を手に入れるための竜三(並木史朗)の苦労が、おしんの脳裏によみがえっていた。もしこの家を灰にしてしまったら、雄(ゆう)や仁や禎(てい)が帰って来たときに、あたたかく迎えてやることができなくなる。家を守るのは、母親のつとめだと信じていたのである。昭和20年7月の夜のことであった。”

 

おしんは頭から水をかぶって屋根の消火をする。竜三はいつでも命優先というか震災の時だって、ビシバシと指図してかっこよかったなぁ、とふと思い出しました。