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連続テレビ小説 おしん(183)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

ふじ(泉ピン子)は、おしん(田中裕子)が山形へ連れて帰ってくれるということに、死期が近づいている自分の生命を悟った。ふじは、二度と見ることのできない孫の雄(ゆう)と仁の顔を、まぶたに焼きつけておこうとするように、いつまでも雄と仁の顔をみつめていた。伊勢から山形まで、病人を連れての旅は、遠かった。おしんは、母の体を自分の背中に縛りつけて歩いた。しかし、その母の軽さが、おしんは悲しかった。

 

 

↑このあらすじはほぼ昨日の分で、今日は山形の駅に着いたところから。あ、でも別に昨日だっておふじの心情について語られてる部分はなかったけどね。

 

しかし、おしんの実家から駅までどれだけかかるのか。迎えに来るよう手紙を出していた庄治はついに迎えに来ず、おしんは結局家までおぶって帰った。軽い軽いと言ったって、やせて小柄な女性だと30キロくらい?それにしたって私は無理だ。トイレとかどうすんの?とかつい気になってしまう。

 

庄治は、そっちで面倒見ろ、帰って来るなと手紙を出したが、行き違いになったらしい。だけど、これに関しては庄治の言うことが正しいよ。まさかあんなに重病のおふじを連れ帰って来るとは思わないもんねぇ。

 

実家は、ゴミ屋敷になっており、おふじをおんぶしながら、庄治の家に乗り込み今すぐ片付けろとすごむ。庄治は、おしんがおふじを布団に寝かせるのを手伝ってくれたけど、おとらも子供たちもご飯食べたまま。さすがに庄治もおとらに「今すぐ片付けろ」って噛みながら怒ってたけど、孫も全然おふじを慕ってないのが悲しい。誰彼かまわず怒鳴る庄治がやっぱり嫌だ。

 

片づけた家におしんがおふじを運ぼうとすると、庄治がお姫様抱っこで運んでくれた。そして、大人の庄治になって初めてじゃないか?ってくらい小さい声で、なんであんなに軽いんだ? どんな病気なんだ?と聞くけど、おしんは答えない。なんでだろう? 竜三も病名を告げられて黙ってたけど、あれは産後すぐのおしんに負担をかけまいとしてだけど、おしんが庄治に言わないのは時代のせい? だって庄治だって知る権利あるでしょ?

 

暖かくなった部屋で看病してると、おふじがしゃべりだす。「おしん」の世界では珍しい回想シーン。あれは少女編になってすぐのシーンかな? まだはる姉ちゃんもみつ姉ちゃんも奉公に行ってなくて、ばんちゃんも床についてなくて、作造がガツガツご飯を食べていて…そして有名な筏のシーン。ここでも出てくるから印象的なシーンなんだねぇ。「おしん」見始めて、作造がクズ親父と知ってから、私にとっては一切感情の動かないシーンになってしまったけどね。

 

おりきさんがお見舞いに来て、外が見たいと窓を開け、そしておふじが力尽き…庄治も呼んでやってよ。他の兄弟どうしてるかなぁ? 「アナザーストーリーズ」で見たのはここか。しかしなぜかここが最高視聴率だと思ってた。

 

感動的なところだけど、やっぱりちょっとだけモヤモヤしてしまう。同じ東北人だから冬の寒さは身にしみてわかるし(しかもあの昔のあばら家だし)、なにもあんな寒いときじゃなくたって、優しい家族に囲まれた方がいいじゃんとついつい思ってしまう。歩いてるおしんの足も寒風にさらされるおふじの足もしもやけやあかぎれで大変なことになってそう。

 

雪深かったり、寒いところで育って、最後はやっぱり雪景色が懐かしくなるのかもしれない。だけど、私は別の場所に住んでいて地元に戻ってきたら、毎年冬は気分が落ちこむほど嫌いになってしまった。本当に泣きたくなるほど寒いんです。それでも帰りたくなるふるさとなのかなぁ…?