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【ネタバレ】岸壁の母 第四章「風にそよぐ母子草」その四

TBS 1977年11月10日

 

あらすじ

夫と死別した端野いせ(市原悦子)は息子・新二(中野健)を連れ上京した。しかし仕事に就くことが出来ず死を覚悟したが、新二の担任教師・三浦(山本耕一)に救われ、ある工場の寮の下働きとして働き始める。

岸壁の母

岸壁の母

2024.6.27 BS松竹東急録画。

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冒頭はお決まりのシーン。青白画像。船が港に帰ってくる。

いせ「石頭(いしとう)教育、13981(いちさんきゅうはちいち)部隊、荒木連隊、第1大隊、第6中隊の端野新二(はしのしんじ)を知りませんか? 端野新二知りませんか? 端野新二を知りませんか? 端野…新二~!」

 

端野いせ:市原悦子…字幕黄色。

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端野新二:中野健…字幕緑。

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川田:文野朋子

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三浦とよ子:生田くみ子

小島(こじま):後藤哲夫

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武藤:粟津號

工員A:篠原靖夫

工員B:沖秀一

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三浦:山本耕一

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音楽:木下忠司

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脚本:高岡尚平

   秋田佐知子

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監督:高橋繁男

 

廣明工業大森工場

 若 葉 寮

 

小島は早く起きてきて、テーブルの下の掃除をするいせの後ろ姿を見て、テーブルの下を覗き込んで挨拶する。「おはようございます」

いせ「おはよう。今日は早いのね」

小島「目が覚めちゃったから」

いせ「そう。寒いでしょう? 今、ストーブ焚くから」

小島「おばさん、ストーブつけないでやってんの? いつも」

いせ「うん」

 

石炭を入れるストーブ。だるまストーブってやつか。

小島「俺たちのために節約してんだね。この寒いのに。おばさん、風邪ひくよ」

いせ「さあ、当たってちょうだい。私は北海道育ちだから寒いのには慣れてるわ」

 

新聞を読んでいる小島に「何か事件でも?」と話しかけるいせ。

小島「大陸のほうで、また衝突が起こってる。今度は上海」

いせ「また戦争?」

 

東京日日新聞のアップ。日付は昭和七年一月二十九日

 

我が陸戰隊いよ…

 敵軍と戰端…

  閘北方面に…

 

上海市北部の地区で閘北…”こうほく”と読む。

 

たまに朝ドラとかだと紙面のアップでタイトルだけはそれっぽいのに本文は全然関係ない文章が載ってることもあるけど、ちゃんと作り込んでる。

 

小島「はい」

いせ「やあね。でもこっちに飛び火することはないんでしょうけど」

小島「大丈夫さ」

 

工員が続々起きてくる。

 

<昭和7年1月28日に起きた上海事変でした。でも、国内は一応平穏でした>

 

いせをじっと見つめる小島。

 

いせたちの部屋

新二はまだ寝ている。新二の寝てる演技、うまいな~。布団を引っぺがして新二を起こすいせ。「お母ちゃん、そんなだらしのない子、嫌いよ。おにいちゃんたちもみんなご飯食べてるのよ」

新二「うん」

いせ「早くさっさとしなさい。ゆうべお布団、自分で上げられるって言ったわね。できる?」

新二「できるよ」

いせ「それじゃ1人でやんなさい。早くよ」

 

いせは部屋から出て窓からそっとのぞき見。押し入れの上の段に布団を入れるには新二の体は小さく、昔の布団は重く、新二はひっくり返って布団の下敷きになりジタバタ。

 

<ホントはまだ無理だったのかもしれません。でも、私は思いました。父親のいない新二を甘やかしてはいけない。強い子に育てなければ>

 

玄関先にいせが立ち、お弁当を渡して送り出す。

工員「僕のは…これか」

いせ「違う。一番下、こっちの」

工員「これか、ごめんごめん」

小島「いってきます」

いせ「いってらっしゃい」

武藤「俺のは?」黙って受け取って小脇に抱えて出ていく。

いせ「いってらっしゃい」

 

それぞれのお弁当箱があるのかな?

 

いせ「新ちゃん、まだ、ご飯食べてるの? おにいちゃんたちみんな出かけたじゃない。ほら、お弁当持って急ぎなさい」

 

新二はお弁当箱を持って食事室から出て、食器を運んでいたいせとぶつかってしまう。

 

いせ「ああ~、気をつけなきゃダメ」

新二「いってまいります!」

いせ「気をつけて行ってらっしゃい」

 

流しで食器を洗う。

 

<井戸水しか使ったことのない私には、この水道の水の冷たさは、こたえました。ひねれば出る便利さはいいとして、冬、あったかで夏、冷たい井戸の水。自然はホントにありがたいと思いました>

 

勉強している新二。

 

<新二の将来を思うと少しでも蓄えをしておかなければと思いましてね。夜なべ仕事に縫い物の内職を続けました>

 

仕立物をしているいせ。

新二「お母ちゃん」

いせ「なあに?」

新二「ラジオ買ってくんないかな?」

 

ラジオと聞いて驚くいせ。「ダメ。高いもん、ラジオ」

新二「やっぱりダメか」机に突っ伏す。

 

いせ「そんなに欲しいの? 我慢しなさい。先で買ってあげるから」

顔をあげ、うなずき、勉強に戻る新二。

 

三浦家

とよ子「ねえ、あなた。端野さん、元気でやってらっしゃるかしら」

三浦「ああ」本を読んでいて、上の空の返事。

とよ子「新ちゃんはどう?」

三浦「うん」

とよ子「あなた聞いてるの?」

三浦「うん」

 

とよ子「新ちゃんとは毎日学校で会ってんでしょ? 少しは明るくなった?」

三浦「ああ、明るくなったよ。以前よりは授業中でも集中力があるようになった」

 

本を読むのをやめ、タバコを吸う。本を読んでるときに邪魔されるのイヤだな。

 

とよ子「よかった。それじゃなきゃ、お仕事お世話したかいがないもの」

三浦「端野さんのほうも生き生きとしてるよ」

とよ子「あなた。お母さんのほうとも会ってらっしゃるの?」

三浦「ああ、様子を見がてら時々寄って、新二君の学校でのことなんかを教えてあげたりしてるんだ」

とよ子「随分親切なのね、あの方には」

三浦「おい、またか。いいかげんにしろよ」

とよ子「だって、あなた他の生徒のこと話すときとは違うわよ。端野さん親子のことになると」

三浦「私はどの子も特別扱いはしない。それが私の主義だ」

とよ子「そう。ならいいのよ」高速の毛糸巻き!

 

三浦先生も母を早くに亡くして~の話をすりゃいいのにねえ。

 

新二の寝ている脇で夜なべ仕事をしているいせ。

 

出来た着物を持って河島屋呉服店へ。

 

毎度毎度、よくこんな昭和初期っぽい風景を捜したなと感心する。昼ドラにしてはロケも多いし。そして、バックに流れたハミングのBGMが木下忠司さんだな~と思う。

 

いせ「ごめんくださいまし」

 

今回の店内は着物を広げた手元と店主が「じゃあ、これ」と封筒の上に賃金を置いて、渡したところだけ。「ありがとうございます」と封筒にお金を入れて、店の外へ。

 

もと来た道を引き返さず、新二の通う小学校へ。

 

大森西

尋常高等小學校

 

校門前に立ち、新二を待つ。校庭には二宮金次郎像。

 

終業のベルが鳴り、子供たちが外へ飛び出してきた。児童たち「わあ~」

 

その中に新二もいた。

いせ「新ちゃん」

新二「あっ、お母ちゃん」

いせ「呉服屋さんに着物を届けた帰りなの。もう新ちゃんが帰ってくるころだと思って」

新二「なんだ、そうか。帰ろう」

いせ「うん、ちょっと三浦先生にも用事があるんだけど」

新二「先生たち、職員会議」

いせ「あっ、そう。じゃ、またにするわ」

 

歩き出したいせと新二。

いせ「早いもんだね。もう新ちゃんも2年生だね」

新二「受け持ちの先生も三浦先生。よかったね」

いせ「そうね」

新二「初めてだね。お母ちゃんが迎えに来たの」

いせ「そうだったっけ?」

新二「そうだよ」

いせ「うれしい?」

新二「フフッ」

いせ「どっちなの? うれしいの、うれしくないの」

新二「言~わない」走り出す。

いせ「こら!」

 

結構な速さで走っている新二。

いせ「待って、新ちゃん。ハハハ…」

 

部屋に戻ってから、新二は唐突に「うれしかったよ」と言う。「学校にお母ちゃんが迎えに来たこと」

いせ「フフフフ…ダ~メ、今頃言ったって」

新二「ハハッ」

いせ「今のうちに勉強しちゃいなさい」

新二「は~い」

 

<親バカっていうんでございましょうか。こんなことが変にうれしくて。もうこの子のためなら死んでもいい、な~んて気になってしまいまして>

 

川田が歩いていて、自転車で走り去る三浦先生を目撃。

 

若葉寮

三浦「ごめんください」

いせ「はい」工員たちといた新二を呼ぶ。

 

食事室

武藤「またあの先公だぜ」

工員B「フフッ、おばさん目の色変わっちゃうもんな」

小島「よせよ」

武藤「小島、お前、おばさんに気があんじゃねえのか?」

小島「バカ」

工員A「小島は年増好みだからよ」

小島「よせって言ってるだろ」

武藤「そうムキになるところが…」

 

三浦「お邪魔しますよ、皆さん」

新二「先生、早く」

いせ「先生がみんなで食べてって。さあ、どうぞ」

工員A「あっ、どうもどうも」

 

乱暴に包み紙を破って開ける武藤。

武藤「あの先公、気ぃ遣いやがって」

工員A「へへヘヘッ」

武藤「おばさんの顔、見たかよ? ニコニコしがってな、ハハハ…」

工員A「でっけえリンゴだ」

武藤「おい、お前の番だよ」将棋?

 

部屋から出ていく小島。

武藤「おい、なんだよ!」

 

顔がちゃんと映らないけど、武藤の隣にくっついて座っていた工員Bが沖秀一さんで小島の隣に座っていた工員Aが篠原靖夫さんかなあ?

 

いせたちの部屋

新二の書いた作文を読んでいるいせ。新二が手を伸ばして取ろうとする。

いせ「ダメダメ! ダメ、破れるじゃないの」

三浦「端野、いいじゃないか。お母さんに見せてあげなさい」

 

楽しそうに文字を追ういせ。

三浦「なかなかお母さん、よく観察してますね。そこの…『お母ちゃんの手は、いつも動いています。寮のおにいさんたちのお洗濯やお掃除、それにご飯を作ったりするからです。夜は着物を縫っています。僕は早く大きくなりたいです。大きくなったら、お母さんの手を休ませてあげたいと思います』」

いせ「フフフフッ」嬉しそうな表情からちょっとグッときた表情になったりするのがいい!

 

新二はハーモニカの聞こえる部屋へ。「入ってもいい? おにいちゃん」

小島「いいよ。先生は」

新二「まだいるよ。僕、お母ちゃんのこと作文に書いたの。それ、先生がお母ちゃんに見せに来たんだよ」

小島「そうか。新ちゃんはいいな。いいお母さんがいて」

新二「おにいちゃんはお母ちゃんいないの?」

小島「小さいとき死んだ。新ちゃんぐらいのとき」

新二「ふ~ん」

 

小島「なんの歌がいい?」

新二「なんでもいい」

小島「よ~し」ハーモニカで「酒か涙か溜息か」を吹く。

酒は涙か溜息か

酒は涙か溜息か

  • provided courtesy of iTunes

藤山一郎「酒か涙か溜息か」1931/昭和6年9月発売

 

窓辺でハーモニカを吹く小島を写したカメラがどんどん引いて下がっていく。

 

いせたちの部屋

テーブルの上に茶封筒が置かれている。

三浦「なんですか?」

いせ「足りないかもしれませんけど川田さんところの家賃、立て替えていただいたままでしたから」

三浦「いいんですよ、あれは」

いせ「早くと思いながら、なかなか…でも、ようやく少々ゆとりができましたから」

三浦「心配しないでくださいって申し上げたはずですよ」

いせ「ホントに先生」手をついて頭を下げる。「あのときは大事なご本を売っていただいたりして。あの本、なんとか買い戻せませんか?」

 

三浦「端野さん」

いせ「はい」

三浦「あのときも言ったでしょう。あの本は、もういらなくなった物だって。私はね、あなたや新二君が、こうして明るくたくましく生きているのを見るのが楽しいんですよ」

いせ「ありがとうございます。でも、これだけは」

 

三浦先生が帰るので新二を呼ぶいせ。新二は手すりを滑り降りてきた。

いせ「また…いつもこうなんだから。お掃除しなくてもピカピカ」と笑う。

 

先生を見送る外に出たいせと新二。ふと上を見ると小島が見ていたが、すっと窓から部屋に戻った。

三浦「どうも遅くまで失礼しました」

いせ「いいえ。わざわざありがとうございました」

三浦「いえ、じゃ」

いせ「気をつけて」

 

小島は畳に寝っ転がってハーモニカを吹く。また小島の部屋に行こうとした新二を止めて、抱っこして部屋に連れていく。

 

朝、食器を並べていると、また小島が一番乗りで「おはようございます」と食事室に入ってきた。

いせ「日曜だからもっとゆっくり休めばいいのに」

小島「ゆうべ早く寝たから」

いせ「ああ、そう。小島さん、新二から聞いたけど、あんた、小さいときにお母さん亡くしたんですってね。兄弟は?」

小島「弟が…といっても、おふくろ違いの。親父が再婚して俺はおばあちゃんに育ててもらったんですよ」

いせ「そうだったの。ちっとも知らなくて」

小島「おばさん似てるんだ。俺の死んだおふくろに」

いせ「私が?」

小島「働き者(もん)で明るくて」

 

他の工員たちも入ってきた。いつも元気に挨拶してるのが工員Aの篠原靖夫さんかな。武藤はいつもなんにも言わねえ(怒)。

 

工員A「お茶、おい、お茶取ってくれよ」

いせに見惚れていた小島。「うん、あっ…」

 

川田が階段で下駄の修繕をしてもらってる?ところにとよ子が通りかかった。「あっ、奥さん。ちょうどいいとこでお会いしたわ」

とよ子「何か?」

川田「あ…お宅のご主人、このごろどうかしてらっしゃるんじゃないかしら。端野さんのことですよ。うちの隆が言ってたけど、学校で三浦先生、新ちゃんのことひいきにしてるって有名なんですって。ああ、誤解しないでくださいね。私、端野さんとゴタゴタがあったから意地悪で言ってるんじゃないんですよ。この目で見たんですよ。先生がお土産を持って端野さんとこ行かれるの」

とよ子「そのことは私も知ってますわ。あの工場(こうば)の寮を端野さんに紹介したのは私たちですから、そのことで?」

川田「ああ、そうですか。まあ、とにかくご注意なすったほうがよろしいわ。子供を抱えた未亡人なんてなんとかしてあげたいって、そういう保護本能っていうのかしら、男の人にそういう気を起こさせるもんらしいから」

 

はぁ~、このドラマの前に「二人の世界」見といてよかった~。普通にいいお母さんだから、こっちを先に見ていたら実は何か裏が…とか考えちゃってたよ。

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すっかり暗くなったころ、買い物かごを提げたとよ子が帰ってきた。

三浦「早く飯にしてくれよ、腹が減った」

とよ子「はい」

三浦「あ…ああ~、日曜の夜ってのは退屈だな」と畳に寝転ぶ。

 

若葉寮

工員A「ダメだよ。銀は下へ下がれないの」

いせ「武藤さん、遅いわね」

工員A「あっ、あいつ会社が終わって友達に会うんだって言ってたよ」

いせ「あっ、そう」

工員B「飯、食ってくんじゃねえかな」

いせ「そう? じゃあ、下げとこう」

 

武藤「おい、みんな、えれえことになったぞ」

小島「うるさいな、静かにしろよ」

武藤「首相官邸や警視庁が軍のヤツに襲撃されたらしい。犬養首相がピストルで撃たれたってよ」

小島「ホントか?」

武藤「麹町方面は、えらい騒ぎらしいぜ」

小島「それで死んだのか? 犬養首相は」

武藤「そりゃどうかな? 何しろ政友会本部や銀行なんか襲われて、あっちこっち変電所もやられちまって停電してるってよ」

小島「大変なことになったな」

 

いせが片づけようとしたお膳を持ってきた。「武藤さん、ご飯は?」

黙って受け取り話を続ける武藤。「軍部のクーデターだってよ」

 

今回初登場の武藤は終始いせを無視しててムカつく。

 

ラジオ「ニュースをお伝えします。犬養総理大臣がピストルで撃たれて重体です」

 

新聞紙面のアップ

 

首相官邸

  壯漢 

 

犬養首相

 頭部に

 

日付は 昭和七年五月十五日

 

ラジオ「今日、午後5時半ごろ、総理官邸に陸海軍の軍服を着た数人の男が乱入し」

 

陸海軍制服の軍人

麹町區山下町政友會本部に數名の壯漢

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ラジオ「日本間にいた犬養総理大臣に向かってピストルを発射しました。このうち2発が総理に命中したもので帝国大学の青山博士らが治療に当たっていますが楽観を許さない状態です。また同じころ、内大臣邸にも暴漢が押しかけ手(て)榴弾2個を玄関前に投げましたが、警官1名が負傷しただけで牧野内大臣は無事でした。相前後して政友会本部、警視庁、日本銀行三菱銀行本店などにも暴漢が現れ、手榴弾などを投げましたが、大事には至りませんでした。一連の事件を重く見た警視庁では、警官1万人を動員して徹夜の警戒に当たることになりました。また、総理大臣官邸には6時過ぎから全閣僚が集まり、総理の容体を案じながら、今後の対策を協議しています」

 

深刻ないせの顔。(つづく)

 

武藤役の粟津號(あわづ・ごう)さんは刑事もの、時代劇などに出演されていて、赤いシリーズ5作目の「赤い激流」にも出演されてるそうで。時期的にほぼ同時期だね。

 

大家の川田さんがまた出るとは思わなかったな。また一波乱ありそうで怖い。昼ドラだし、若い工員に慕われるとか、先生に親切にされるとか主な視聴者層であろう主婦が見たくなるような要素を入れてんのかな?

 

朝ドラや昼ドラみたいな帯ドラマってロケが少なくてセットで話が進むことが多いイメージなのに、まだ1週目のせいかロケも豊富であらすじに時間を割くこともなく、いい意味で昼ドラっぽくないドラマだな。帯ドラマじゃないけど、石井ふく子プロデュースドラマはロケ少ないよね~。なぜだ?