TBS 1970年4月30日
あらすじ
電話で光(水前寺清子)の答辞を聞いた勝(山岡久乃)は良二(岡本信人)や田中先生(長内美那子)に勧められて、光の配属される上野署へ挨拶に行った。勝と玉造(伊志井寛)と静香(乙羽信子)と、三人も付き添いのできた光はみんなの愛情に胸を熱くした。
2024.6.27 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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鶴田清子:奈良岡朋子
鶴田衛:有川博
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田中史代:長内美那子
正司良二:岡本信人
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洞外大介:中村俊一
妻・きく:初井言栄
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堀江比奈子(ほりえひなこ):長山藍子
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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杉本公一:児玉清
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洞外三千介:宇佐美豊
山田咲子(保姆):豊田洋子
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吉本選江
高橋ひろ子
渡辺展子
横田善子
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
電話口で光の答辞を聞いた勝は泣きだし、史代も良二も驚く。
警察学校
光と次代は上野署に配置になり、これからバスに乗って出かける。園長と静香もPTAとしてついていくと言う。
炊事場で泣いていた勝に史代と良二はこれから上野署に行けば間に合うとすぐ向かうように言い、良二は率先して出来上がっていた食事を運んだ。岡本信人さんは橋田ドラマだと結構悪いヤツが多くてハラハラしちゃうけど、このドラマは違うよね?
甘味処
清子と香子はおしることお雑煮を食べながら、スリについて話す。清子は、鶴さんまたは鶴長と呼ばれている。
上野署
勝が受付で光が到着したか聞いてるところで光と再会。勝は間に合ってよかったと目を潤ませる。
豆せん
比奈子が作ったチャーハンを喜んで食べる公一。大根の煮たのよりチャーハンやカレーのようなバタくさいご飯が好きだと言う。公一の妹は嫁に行き、公一は長男で父は60歳、母は55歳。昔で言うなら雑穀問屋の旦那。公ちゃんも早く結婚したらいいのよと言う比奈子に何か言おうとした公一だったが、衛が防犯指導にやってきて、公一は店を出たが、比奈子と衛の仲が気になる。
保育園
子供たちが帰る頃、園長や光たちも帰宅。静香は園長が還暦パーティーと嘘をついて出かけたことを怒る。光が仲裁に入ろうとしたが、夫婦間の信頼の問題だからとまだ怒っている。ケーキを食べようとテーブルの上に乗ったケーキは茶色くて、アップルパイっぽく見えた。クリームがないからね。
洞外家
きくは泣いていた。大介がきくに黙って卒業式に来たことでケンカになっていた。冷静な次代と三千介。次代は肉まんにビールでも飲もうと言って、三千介と一緒に部屋を出た。
きくと大介は次代からそれぞれに「お父さんだけは来て」「お母さんだけは来て」と言っていたことがバレ、今度は次代が叱られることになった。
豆せん
清子が香子を送ってきて、比奈子に挨拶した。香子は清子と池袋を巡回した。鶴田巡査部長(今は警部補)で鶴長と呼ばれていると話すと、先輩をあだ名で呼ぶなんて失礼だと比奈子が指摘。あだ名というより愛称だと香子は言う。バッグを見てたらスリ、胸やお尻を見てたら亀。出歯亀=痴漢。
香子は家の灰皿にピース5本、ハイライト3本の吸い殻を見つけてあれこれ推理する。
保育園
史代と良二は残業。光がお茶を運んできた。史代は妊娠中でいつ何があってもいいように仕事の整理をしていた。保母を続けたいが、結婚と仕事の両立は難しいと言う。
園長の部屋
勝が来月の献立表を持ってきた。野菜の値上がりがキツい。大根200円、キャベツ150円。この辺りは忙しい商売屋の子供たちが多く、お弁当が菓子パン1つということも多く、給食を出すことにしたので、今は給食費の値上げはせず、このまま頑張ろうと話す。
史代が仕事を続けたかったという話から、勝は、でもおめでたなら仕方ない。育てるのは大事業、仕事の片手間にできないと話す。今でも子育ては大事業と思うよ。史代のアパートから史代がまだ帰らないと連絡があった。
ちょうど訪れた進矢は、僕と同じで下宿先を追い出されたのかな?と推理。
香子が光を訪ねて、豆せんを訪れた男を吸い殻から比奈子の恋人かどうか話し合う。比奈子は適齢期の20代後半。家によく来る豆問屋の若旦那は30歳。
進矢の下宿先の長男が結婚することになり、部屋を開けて欲しいと言われている。園長はうちに戻ってこいと言う。下宿先の家賃は5000円だった。
光が香子が帰ったと部屋に入ってきて、進矢の吸っているタバコの銘柄を聞く。進矢が吸っているのはセブンスター。光がタバコが吸いたいと思ったのかとタバコの害について語る勝と静香。この時代からタバコの害については言われてたんだな。園長は肺がんになるほど吸ってないと弁解。
勝たちの部屋
広小路まで靴を見に行こうと光が誘うが、勝は怒っていた。寅年生まれは執念深いと光は言う。勝は1926年生まれか。大正15年あるいは年末なら昭和元年生まれ。
勝は上野署に挨拶に行った自分に対してきちんとしたお礼をしない光に怒っていた。めんどくさいなぁとか思っちゃダメね。光は真面目にお礼を言う。光がもらった辞令書を見ている勝。(つづく)
これが「あしたからの恋」と同時期なんだよなと思うと不思議な感じ。あっちのほうが若い奥さんという感じがしていた。今度また再放送が始まるから見比べてみよう。