2019年 イギリス
あらすじ
大切な人の無事を願いながら、英軍基地で暮らす軍人の妻たち。彼女たちは共に苦難を乗り越えるため、合唱を始めることに。ケイトとリサが中心となり、バラバラだったメンバーの心と歌声は次第に一つになっていく。そんな合唱団に大規模な戦没者追悼イベントへの招待状が届くが・・・。
2024.3.13 ムービープラス録画。
フリットクロフト駐屯地へ入って行く車。ケイト・バークリーは大佐の妻。
駐屯地で暮らす妻は夫を戦地へ送り出し、ケイトとリサは駐屯地で暮らす人々とどうやって親睦を図るか話し合う。リサはコーヒー会を提案した。
コーヒーを飲むだけの会だったのを、ケイトが中心になり案を集める。月に一度のフォーマルディナー、読書会、サッカー、お菓子作り、歌、編み物…リサと数人が集まり編み物を始めたが、みんな上手くできずに、結局飲み会になった。
ケイトの夫の行き先は電波状態が悪く、連絡が取れない。それぞれの妻も電話が鳴るたびに緊張している。
英陸軍 福祉センター
ケイトは女性たちを集め、楽譜を配り合唱を始めるが、うまくいかない。リサが仕事があると出て行くと、ケイトは自身が煙たがられているから、リサがリーダーとなって欲しいと頼んだ。
フリットクロフト合唱団
練習は週1回、2時間、階級は不問
ケイトとリサの合唱団に対する考えが違う。ケイトは真面目にリサは楽しく。リーダーはリサだと言っときながら、口を挟み続けるケイト。
夜、リサの娘がケイトの家の前で倒れていた。酔っ払っていて、寝てしまったので、リサに連絡して、そのまま泊めた。翌朝、ケイトはリサの娘と話をした。亡くなったジェイミーというのはケイトの息子?
ケイトはリサの娘に合唱団に来ている女性たちの子守りを頼んだ。合唱団の練習はなかなかうまくいかない。
翌日は遠足に行き、雨宿り中にも歌い、偶然居合わせた人に拍手をもらい、リサは必要なのは聴いてもらうことだとケイトに言う。ジェスは歌は上手いが人前で歌うのは苦手。
練習を続け、戦没者追悼イベントに招かれた。白シャツ、ジーンズで衣装を揃え、街でリハーサル代わりに歌ったが、騒音や緊張などでうまくいかなかった。下手演出がちょっとわざとらしすぎる感じがする。
みんなで反省会。曲を絞ってひたすら練習しようと言うことになる。
その後は飲み会。日本でいうカラオケパブみたいなところ? ふいにジェイミーが18歳の誕生日に歌った曲を歌い出した人がいたため、ケイトはたまらず外に出た。話を聞くリサ。やっぱりジェイミーは息子か。夫も息子も軍人。
合唱団のメンバーの一人、若いサラの夫が亡くなり、基地を出なくちゃと言うサラにケイトは焦らなくていいと寄り添った。
合唱団の他のメンバーも歌う気になれない。
ケイトの夫・リチャードも負傷し、見舞いに行った。冷静なケイトに君は自制心の塊と言うリチャード。ケイトは練習を休むつもりでいたが、リサから追悼会に出るのを辞めたいと言われ、それどころではなくなる。
サラの夫・リアムは両親も亡く、火葬にするか土葬にするかなどの希望も聞けないままだった。
リアムのお葬式
ジェムが中心になり「アヴェ・マリア」を歌う。しかし、追悼会には出ないと知ったサラが私のような遺族のために歌って欲しいと頼んだ。
リサたちはみんなが夫からもらった手紙からオリジナル曲を作ろうと言うが、ケイトは楽譜も読めないリサに曲作りは無理だと反対する。しかし、メンバーはオリジナル曲にこだわる。
10月、11月…オリジナル曲作りはなかなかうまくいかない。
出発の朝、ケイトはリサにだけ話した息子の言葉を歌詞にされて激怒し、リサの娘の悪口を言い始める。リサも言い返したため、ケイトは荷物を持って家に戻った。車の中で泣いていたケイトに気付いたリチャードは助手席に乗り込んで話を聞いた。
リチャードはドライブをしようとケイトを誘う。
この映画、バラバラ、ギスギスが長い気がする。
ジェイミーの乗っていた、今は動かないボロ車を走らせたケイトたちもはロンドンへ向かう。リサたちの乗ったバスもロンドン市内に入り、ロンドンの街並みにテンションが上がるメンバーたち。
車の中で黒いドレスに着替えたケイトが会場に駆け付け、リサと仲直り。
歴史に残るのは下手でもしぶとい合唱団だとリサが言う。
戦没者追悼イベントは結構大々的なイベントで全国各地、または戦地でラジオでも聴かれた。赤いひなげしの花を胸につけ歌ったケイトたち。
合唱団は喝采を浴びる。イベント後のパーティーではジェムはサインを求められた。
本作のモデルとなった妻たちが始めた合唱団は、BBCのシリーズでも特集され、その歌は全英1位を獲得。今では英国および海外領土の75の合唱団で2300人以上が歌う。彼女たちのモットーは“共に より強く”(終)
所々、女性同士の本音?でどぎつい下ネタが出るのに引いてしまう。堅物?扱いのケイトも言うんだもんね。