2020年 イギリス
あらすじ
美しく聡明で、裕福なエマは、イギリスの片田舎でお姫様のように君臨し、周囲の人々の恋の仲介を楽しんでいた。ある日、友人ハリエットの恋人探しに乗り出すが、うまくいかずさまざまなトラブルに見舞われる。たくさん失敗し、精神的にも成長しながら、ずっとそばにあった愛に気付き・・・。
2023.9.5 ムービープラス録画。
もうすぐ21歳になるが人生の苦しみや悲しみをほとんど知らずに生きてきた。
「ダウントン・アビー」や悪役令嬢漫画ばかり読んでいる私には当然好きな世界観。縦ロールが結構細かい。「ダウントン・アビー」よりもっと古い時代だね。
エマの家庭教師であるミス・テイラーが結婚することになった。朝方?温室の花を選んでプレゼントするエマ。縁を結んだのはエマ。結婚相手のミスター・ウェストンは再婚で、フランク・チャーチルという息子がいるが結婚式には欠席。
ナイトリーという青年がエマとエマの父であるミスター・ウッドハウスに結婚のお祝いを言いにきたが、フランクが来なかったことをあれこれ言う。
秋
男の人の服のほうがゴテゴテしてて、エマの服は割とシンプル。
友達のハリエット・スミスとミセス・ウェストンの家に遊びに行ったエマはミスター・エルトンに会い、フランクがヨークシャー有数の屋敷を相続すると聞いた。帰り道、エマはハリエットに結婚願望がないことを話す。
翌日、ハリエットと小物雑貨店に出かけたエマとハリエットはおしゃべりなミス・ベイツに出会う。結婚式にもいたような。ミス・ベイツは一方的にまくし立て、帰り道にエマは人に退屈な話をしていないか気にする。道端でたまたまロバート・マーティンという青年を見かけたハリエットは挨拶を交わした。
夜、ウッドハウス家にエマとハリエット、ナイトリーが来て話をしている。どういう集まり?
エマに比べるとハリエットは結婚願望が強いのかな? でも、モテるのはエマ、みたいな?
ナイトリーはエマの言うことを信じ切っているハリエットの心配をミセス・ウェストンに話す。ミセス・ウェストンは話し相手のいることの大切さを話し、ナイトリーはエマが恋でも経験すれば変わるのにと考える。
ロバート・マーティンはハリエットにプロポーズの手紙を送り、ハリエットは喜んでエマに報告したもののエマの顔色を伺い、断りの手紙を書くと言った。ナイトリーはウッドハウス家を訪れ、エマに怒る。エマはロバートより身分の高いエルトンに嫁がせようとしていた。
冬
ナイトリーと仲直りしたエマ。
クリスマスに病気になったハリエットを見舞ったエマはミスター・エルトンのいるクリスマスパーティーに出席する。フランクはまたしても欠席。今日は雪が降るというひと言に馬車を用意しなくては、と慌てる一同。
エマはエルトンと一緒の馬車になった。エルトンはエマに告白し、断られたら死にますと言い出す。ハリエットのことは頭の片隅にもないと言う。エマに断られるとエルトンは馬車を途中で止め、馬車を降りた。
ハリエットの寄宿舎に行くと、ハリエットは仲間たちと楽しそうにしていた。エルトンのことを話すエマに、私をひいき目に見ていたとサバサバしている?ハリエット。
クリスマスに家族で遊びに来ていたエマの姉・イザベラが帰ってしまい、寂しがる父はエマにどこにも行かないように言う。イザベラの夫がナイトリーの兄??
エマとハリエットが小物雑貨店にいると、ロバートと再会した。ロバートと話に行くハリエット。
ウッドハウス家の温室にウェストン夫妻とフランクが訪れた。エマとフランクは歩いて小物雑貨店へ行く。この映画、歩きのシーンが多いな。
商人のコール家のパーティーを訪れたエマはナイトリーやフランクと顔を合わせた。ピアノの上手なジェインが他の女性たちからナイトリーとお似合いだと噂しているのを聞いて、なんとなく複雑な表情をするエマ。
エルトンはオーガスタという女性と会って数週間で結婚していた。夫婦をウッドハウス家に招待すると、オーガスタは誰々の屋敷に似ていると話し、うちのE様とのろける。
ウェストン家の舞踏会に招待されたエマ。2人で踊るというより男女数人で組み合わせが入れ替わったり、なかなか難しそう。ミセス・ウェストンはフランクにハリエットと踊るようにいうが、年上すぎると断り、ナイトリーがハリエットを誘った。次はエマと踊るナイトリー。今度は2人のダンスなのね。
馬車で帰ったエマを走って追いかけたナイトリー。エマもナイトリーに気づいて外に出ると、フランクがハリエットを運んできた。よくない集団に襲われた? ハサミがどうのとかよく分からない。ハリエットはまた恋に落ちたみたいと目を輝かせる。
夏
ナイトリー家に招待されたエマとハリエット。ナイトリーは庭を案内するとハリエットを誘い、エマは1人部屋に残された。ジェインは先に帰って行き、エマはフランクと屋敷を見物した。
庭でみんなで話す中、ミス・ベイツに話がつまらないことを自覚させたエマをナイトリーは怒った。あとでミス・ベイツに直接謝りに行ったエマ。
ウェストン夫妻からフランクが昨年10月からジェインと婚約をしていると聞き、ショックを受けたエマ。ウェストン夫妻はエマがフランクを好きなのだと勘違いしていたが、エマはハリエットとフランクをくっつけようと考えてせいだった。
ハリエットが好きなのはナイトリーだと知ったエマ。
エマがナイトリーが好きなことを見抜いたハリエットは、信じていたのに…と涙を浮かべて部屋を出て行った。
ナイトリーもエマがフランクを好きだと思っていて慰めに来た。エマは人の恋心に疎いみたい、恥ずかしいことをしたと言うが、ナイトリーはエマに愛の告白をする。エマは…鼻血を出し、ハリエットはあなたが好きなの!と叫ぶ。面白い。
ナイトリーからロバートはまだハリエットのことが好きだと聞いたエマは自らロバートの家を訪れ、エマが描いたハリエットの肖像画を渡した。
ハリエットはウッドハウス家を訪れ、ロバートからのプロポーズを受けたこと、父がガロッシュを作る職人だと分かったと報告に来た。ガロッシュはゴム靴の一種。
ウッドハウス家を訪れたナイトリー。すきま風を感じると言うエマの父の言葉に乗って衝立を用意させ、エマとキス。ナイトリーはウッドハウス家で暮らしてもいいと言う。
エマの結婚式。早っ! ハリエットとロバート、エマの姉夫婦などが出席し、ミス・ベイツも涙を拭く。エルトンが牧師をつとめた。(終)
原作が読んでみたくなった。何度も映像化はされているけど、古くても1970年代か。原作の人物紹介を見たら、エマの姉のイザベラがナイトリーの弟のジョンと結婚してるとあった。ジョージが兄ならナイトリー家はどうするんだ!?
最近読む悪役令嬢ものは魔法がデフォになってたから、こういう話はホントに好き。ただ衣装は鮮やかで明るくフワフワでファンタジーな感じはちょっとした。