徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】栄光のランナー/1936ベルリン

2016年  アメリカ/ドイツ/カナダ

 

あらすじ

ナチス政権下のベルリン・オリンピック陸上競技で4個の金メダルを獲得したアメリカの黒人選手ジェシー・オーエンス。人種差別、政治的思想と戦った伝説のランナーの実話を映画化した感動作。1913年、貧しい家庭に生まれたジェシーは、幼いころからその才能を発揮、大学で名コーチのラリーと出会いオリンピックを目指す。しかし、当時のアメリカではナチスへの反発からオリンピック参加ボイコットの動きが高まっていた…。

2023.8.3 BSプレミアム録画。ガンガン見るぞ〜。

 

1933年 秋

オハイオ州クリーブランド

peachredrum.hateblo.jp

お! 今朝「メジャーリーグ」見たばっかり! クリーブランド・インディアンス

 

うーん、やっぱり2016年が描く1933年は新しく?見えちゃうな。

 

オハイオ州立大学に入学したジェシーとデイヴは白人の同級生たちからも差別されている。

 

会話の中で24年パリ五輪という話が出てきて、1924年もパリ五輪だったんだな〜、と本筋に関係のない感心をしました。

 

ラリー・スナイダーにコーチをお願いしたジェシー

 

1936年のベルリンオリンピックについてアメリカではボイコット運動が起きていたが、政治とスポーツは切り離すべき、アメリカにはヒーローが必要だという意見もあった。

 

大学へ行きながら、妻子のために給油所で働くジェシーは練習に出ず、スナイダーに叱責される。

 

ドイツに行ったアメリカのオリンピック委員のブランデージはドイツの殺伐とした雰囲気を感じる。ベルリンオリンピックの記録映画を撮影するレニ・リーフェンシュタール監督などと会食中、ユダヤ人を排除しないように言う。こういうのをハッキリ言えるアメリカ。

 

スナイダーの事務所に行ったジェシーはスナイダーから州議会の職員証を渡され週休60ドルと言われ、仕事内容を尋ねると練習をすることだった。

 

1935年5月25日 

ミシガン州アナーバー

 

ビッグデン選手権 陸上決勝大会

 

3日前に練習中にケガをしたジェシーはスナイダーから棄権するよう言われるが、出場することに決めた。100ヤード走はスナイダーの計測は世界記録の9秒3。しかし、審判は9秒4だと言い張る。

 

走り幅跳びでは8メートル13、200ヤード走では20秒3、225ヤード・ハードルでは22秒6と45分間で3つの世界新記録を達成した。

 

1935年6月25日

ロサンゼルス記念コロシアムを訪れたジェシーは取材陣や地元の黒人たちに囲まれるが、一方ではにらみつける白人男性の一団もいた。

 

バー? 女性からダンスに誘われたジェシーは恋人がいると断ったものの、オハイオにいるなら大丈夫と手を引かれ、結局は踊った。JCという名前を小学校の先生が間違えてジェシーと呼び、そのままになったというジェシー

 

12月には選手を決める、不参加を表明するんじゃないの?と揉めてるアメリカ。

 

ネブラスカ州リンカーン

1935年 独立記念パーティー

ジェシーは結婚不履行で訴えられた。誰が誰に?

 

ネブラスカ記念スタジアム

動揺のせいか?負けてしまったジェシー。スナイダーは妻とは別居中で娘は18歳だと話す。

 

バーで踊ったクインセラも怒らせ、妻のルースが働く美容院に行き、謝るジェシー。ルースに結婚を申し込むが断られた。その後も店の前に立ち、ルースを待ち続け、結婚の承諾をもらい、結婚式を挙げた。よく分からん女性関係。クインセラが訴えたけど、ジェシーの本命は最初からルースだったってこと?

 

1935年12月23日 アメリカ人をベルリンオリンピックに参加させるかを決める投票日。58対56で参加決定。 

 

ジェシーとルースが家に帰ると全米黒人地位向上協会(NAACP)の人が来ていて、5週間後の選考会があるが、ドイツの人種差別に抗議するために行かないでくれとお願いされた。ジェシーの父はオリンピックに行けば山ほどメダルをもらえるのだから好きにしなさいと言い、ジェシーも競技場では自由だと言う。

 

コーチに相談しようとルースと出かけたジェシー。ボクシング戦に熱中していたスナイダーたちはユダヤ人に負けたと悔しそうにしていたため、ジェシーはオリンピックに行かないかもしれないと言い出し、スナイダーに胸ぐらをつかまれた。

 

翌日、スナイダーはジェシーに自分のために走れ、選考会には出て出場機会を得ろと言う。

 

オリンピック選考会

1936年7月

ジェシーや数人のユダヤ人が選ばれた。記者会見でドイツの差別を許すの?と聞かれるジェシー

 

ネブラスカで対戦したピーコックは、その後、ケガで選手生命を絶たれ、選考に漏れていた。ヒトラーの鼻をあかせと励まされる。

 

帰ってきたジェシーはルースに意見を求めるが、口出ししないと何も言ってくれない。自分の心の声に耳を傾けてと言われたジェシーは出場を決意した。

 

ベルリンまで船! 同行しないと言っていたスナイダーは自腹で三等客席を買っていた。

 

アメリカ選手団は熱烈歓迎を受けた。黒人用宿舎はなく、ユダヤ人選手と同部屋になるジェシーとデイヴ。

 

開会式。「いだてん」だと日本は軍帽みたいなのかぶってたな〜。

 

正式にコーチとして同行したディーンと合わないジェシーアメリカのオリンピック委員?からスナイダーに特別なパスを出させると約束させた。

 

金メダル以外は求めていないと声をかけられるジェシー。競技場に入った映像がなんか変だな〜と思ったら、当時の映像と合わせてるのかな? 目がチカチカする。

 

100メートル走 ジェシーは10秒3で金メダルを獲得する。ブランデージはヒトラーに合わせようと連れて行くが、渋滞を避けて早めに帰ったと言う。金メダリストを平等に祝福してほしいというブランデージだが、ドイツ側は、総統があれと写真に収まるわけないだろうと言う。

 

走り幅跳び予選。いつものルーティンでファールを取られ、2回目もラインを踏んでファール。ライバルのドイツ人選手ロングがラインの目印を置いてくれ、3回目に予選突破。決勝はロングとの一騎打ちになるが、ジェシーが勝利した。8メートル06のオリンピック新記録で2個目の金メダル獲得。3位は日本の田島直人さん。役者さん、ちょっと似てたな。

 

ロングと親しくなったジェシー。ロングは女性を妊娠させるよう言われているという。君はアメリカでいいなとうらやましがられる。

 

200メートル走。大臣から撮影するなと言われていたが、監督は撮影を続ける。ジェシーは3個目の金メダルを獲得。ヒトラーはさっさと帰った。

 

リレー。ユダヤ人選手に代わり、出るように言われたジェシーは拒否。しかし、ユダヤ人選手たちから頼まれ、第一走者として出場。39秒8の世界新記録アメリカが金メダルを獲得した。

 

荷造りをし、金メダルをスナイダーに見せていると、監督に追加の撮影を求められた。

 

その後、ロングはナチズムに抵抗し前線に送られ、死去。

 

ジェシーの祝賀会では白人と同じ入り口から入れてもらえず、裏口から入った。しかし、エレベーターボーイの白人少年からサインを求められ快く応じた。(終)

 

最初はちょっと現代感覚で描いてる気がしたけど、だんだん気にならなくなったし、面白かった。黒人はよくて、ユダヤ人はダメはよく分からないし、人種差別は本当に訳が分からない。

 


www.youtube.com