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ドラマの感想など

【ネタバレ】 おんなは一生懸命 第25回(終)

TBS 1988年3月28日

 

あらすじ

女優を諦めきれず久満との結婚を破談にした桃。しかし引退する予定で断ってきたため仕事はなく、桃は酒に溺れ落ちぶれていく。見かねた古葉は社運をかけて桃主演の舞台を制作。相手役は大スターとなった良介が桃の為に出演を決意する。復帰がかかる初舞台に必死に稽古を重ねる桃。迎えた初日、楽屋にはなみどん太から暖簾と花が贈られ、幸代はじめ家族や世話になった人々も集い、満員の客席を前に幕が開いた。

↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。

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2023.11.22 BS11(イレブン)録画。今日は30分延長。

 

ナレーション:奈良岡朋子

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神野桃:泉ピン子

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神野杏:紺野美沙子

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神野高子:林美智子

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神野はつ:赤木春恵

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矢代浩:橋爪淳

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神野平吉:藤岡琢也

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川村貞夫:渡辺寛二

清:坂本真

太田事務員:山崎智

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立野君子:草笛光子

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立野春子:東てる美

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青山幸代:浅田美代子

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曽我:岡本信人

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大川勇:矢崎滋

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伊能良介:三田村邦彦

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伊能佐和:岡本茉利

たつ子:矢吹寿子

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外山:水森コウ太

理加:中江友香

新人タレント:石川裕司

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久満好枝:乙羽信子

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久満義信:大和田獏

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信乃:松原智恵子

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きん:茅島成美

やくざ:別府康男 

    平林尚三

    中島孝二郎

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殺陣師:國井正廣

その他:劇団新人会

    芸プロ

    輝企画

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ファンの男:西田敏行(友情出演)

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古葉公三:丹波哲郎

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小沢志乃:杉村春子(特別出演)

 

神野桃が突然、結婚を決意した。昭和57年、桃30歳。

 

神野家

久満の母が来るのではつも高子も和服。桃はワンピース。はつは主役が取れない役者はやらないという桃に贅沢にも程があると言う。ほんとにね。

 

久満が訪れ、初対面のはつに対し、ほんとに80歳ですか!?と気を遣うが、はつは浩の初対面とは違って、ヘラヘラしちゃってという評価なのね。

 

テレビ局

勇は新しい男の子を担当。青山は桃はどうしたのか聞く。偶然、部屋にいた伊能に「桃、結婚するんだって〜」と軽く伝えちゃう青山。

 

料亭

君子が仲人? 久満の母・好枝は乙羽信子さん。はつは好枝に女優をしてきたから家事が苦手で重労働はできないとネガティブなことを言うが、好枝はそれは昔の女将で今は何にもしなくていい、女優を続けてもいいとやけに理解力がある。

 

女優の神野桃でなくては価値がないのか? ただの神野桃ではいけないのか?と戸惑う桃。

 

神野家

しばらくはつが滞在することになった。高子が一人になったら、この家は人に貸してアパートを借りる予定。

 

桃は女優の神野桃が欲しかっただけなんだと結婚を辞めると言い出す。はあ〜!? 最後までなんだ!? 高子はそんな甘いものだと思ってたの?と怒り、はつは桃を慰める。

 

昭和57年晩秋、桃の結婚は破談になった。仕事はなく、勇のアパートを訪ねると、勇は質素なアパート暮らしで女性がいた。

 

茶店

勇は結婚していた。桃は結婚を辞めたから、またマネージメントをして欲しいと言うが、勇は自信がないと言う。桃は何でもやるからと頼み込んだ。

 

古葉プロ

桃の結婚が壊れたと笑う曽我。ほんとに下衆な野郎だよ! 桃にはちょこちょこ仕事が入っているが、勇は格の下がる役はやらせたくない。曽我から直接依頼を受けた桃は、お子様番組の鬼ババみたいな役や残忍な犯人を引き受けようとするが、勇は断る。なーんでよー! 残忍な犯人なんてやりがいありそう。

 

小料理屋「辰巳」

酔っ払った桃は偶然来店した古葉社長に「お前ら人間のクズだ」などと嫌な絡み方をする。荒れすぎだよ。古葉は自業自得でこれじゃドラマの仕事は入らないだろうと言う。

 

古葉プロ

古葉は明治座で桃の芝居をさせようとし、曽我は大反対。古葉プロの自社公演で興行が外れれば、古葉プロが損をする。古葉は格上の伊能良介を相手役にし、すでに了解も取っている。伊能はあれからもっと売れたんだ!?

 

社長室には伊能が来ていて、桃に顔色が悪いねと話しかけた。

 

昭和58年

神野桃主演舞台「お美津」の稽古が始まる。石井ふく子さん登場〜! 伊能は妻からの差し入れだと赤飯を持ってきた。橋田ドラマの定番だね。

 

お美津の姉、信乃は松原智恵子、本人役。また信乃!

 

テレビ局

伊能に仕事を断られた青山は同僚に愚痴る。同僚の外山役の水森コウ太さんは何度も芸名を変えてるけど、「おやじ太鼓」の魚一の息子だよね。

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「おやじ太鼓」では水野皓作、「兄弟」ではみづの浩作。

 

青山は神野桃は消えた役者、何で伊能が相手役?と言うけど、2人の仲は最後まで知らないのか。

 

桃ではなく、伊能に会いに「お美津」の稽古にきた青山は真剣に見つめる。サラッと茅島成美さんも出ている。稽古後、青山は桃と伊能を前に伊能の役にピッタリだと仕事を断られたことに納得する。

 

舞台稽古は長くて半月、短いと5日。しかし、桃は1ヶ月の時間をとって、いよいよ舞台稽古。高子が桃の付き人状態で世話をし、春子も顔を出した。帰りに伊能と顔を合わせた春子は桃をよろしくお願いしますと頭を下げた。

 

舞台稽古

石井ふく子さん結構ガッチリ出るのね。演技指導している。青山も見にきた。

 

神野家

はつが留守番している家に桃と高子が帰ってくると舞台の初日が見たくて浩と杏が帰ってきていた。

 

高子とはつが枕を並べて寝る。はつの人柄か仲のいい嫁姑だね。しかし、物音に気付いた高子が起きると、桃は酒を飲もうとしていた。もうやめたい、劇場が燃えちゃえばいいと荒れる桃を高子が慰め、高子とはつで3人で寝ようと提案する。

 

明治座東京大空襲の被害にも遭ってるのに、よくそんなこと言えるな。

 

四月特別公演「お美津」

おお! 明治座ロケ!

 

楽屋

なみどん太から花も届き、伊能の妻も挨拶に来た。佐和は一度お詫びさせて欲しかったと頭を下げた。次に来たのは小沢志乃と旅館の女将。桃が切符を送っていて見に来た。そうか、高子は志乃のことは話に聞いて知ってはいるんだ。

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平吉は遺影で出演。

 

客席には君子、春子、料理人たち、杏、浩などなど。

 

舞台直前

怖いと弱音を吐く桃を伊能が励ます中、幕が開けた。客席で見ていた高子は平吉の遺影を膝に乗せて見せた。

 

舞台後、舞台のあらすじを杉村春子先生にに言わすな!

 

最終回だからか割と舞台の芝居も見せるね。

 

幕が降りる前に勇も古葉もいても立ってもいられず廊下?へ。青山も涙を流しながら桃主演ドラマを作ると勇に約束する。

 

カーテンコール

舞台公演が全てが終わったんじゃなく初日か。桃は涙ながらに挨拶する。「いいぞ! 神野桃!」の掛け声は平吉。拍手を送ってる〜。

 

客席にいた久満や西田敏行さんも賛辞を送る。1つの舞台の成功でひとつの山を乗り越えた桃であった。(終)

 

壽賀子マジックで桃にムカつきながら見てしまった。スペシャルも録画してるけど別の話らしいのでいつ見るか、いや見るかどうか。

 

「お美津」という舞台はドラマ終了後の1988年7月に明治座でやっている。

www.meijiza.co.jp

7月特別公演ストーンウェル

赤木春恵浅田美代子東てる美泉ピン子長山藍子林与一松原智恵子山口崇・大鹿次代 他

 

キャストは見覚えのある人が多いけど、ドラマでやってたのとは別物っぽい気がする。この話自体、泉ピン子さんの生い立ちをヒントにしたくらいの感じなのかな。「おしん」のエピソードとか全然出てこなかったしね。

 

泉ピン子さんの生い立ちを語る記事を見つけました。

www.sankei.com

↑ドラマでは優しかった義母が…。まあ、現実はそうだよね。実母が美容師は本当。

www.sankei.com

↑忙しさでウィークエンダーを自ら降板し、日テレ出禁になる。

www.sankei.com

西田敏行さんとは本当に仲良かったみたい。

www.sankei.com

↑3度出た熱愛記事について。石川県の老舗旅館の御曹司は友達だそう。

www.sankei.com

↑まだ見てないし、見るかも分からないけど「おんなは一生懸命・結婚」は当て書きだと言っています。スペシャルのヒロインは女優じゃないけど、義実家に結婚を反対されているというシチュエーションが近いみたい。

 

細切れに長い記事なので全部は読めなかったけど、そこまで大きく乖離した話でもなさそう?? 

 

明日から「心」の再放送です~。

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偶然にもBS松竹東急で再放送中の「あしたからの恋」に出演している山岡久乃さん、大出俊さんの10年後が見られます。